55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

教育・学習支援

新型コロナの社会で気になること

松本市では、学校が始まりました。 首都圏から西で暮らす方は「学校は9月1日から」という感覚だと思います。 しかし、東北・北海道・甲信越では、お盆明け早々に学校が始まります。その代わり、冬休みが少し長くなります。 また、全国的には、学校5日制×…

戦争について語ること

父に戦場経験はありません。農村の出身なので、戦争中でも白い米を食べていたらしいです。母は、神戸在住で空襲を経験しています。火垂るの墓に描かれた世界の実体験ですね。 ただ、あまり戦争について語ることはありませんでした。 就職して1年目の冬、東…

オリンピックと誤審

記憶にあるのは、柔道篠原選手の決勝ですね。 2000年シドニーオリンピックの出来事です。 ◆審判の決め方 今回の五輪、柔道の団体混合決勝は、日本vsフランスでした。 この決勝を裁く審判員は、日本・フランスからは選ばれません。まぁ、そうですよね。さらに…

学習支援と総合型選抜(推薦入試)

長野県松本市に引っ越しても、昔のつながりは少し残っています。 ZOOMが、こんなに一般的になる日が来るとは(笑) ◆昔のAO入試のことです 大学受験から「推薦入試」という言葉は消えました。 今は、総合型選抜(昔のAO入試)、学校推薦型選抜(昔の推薦入試…

敗者に掛ける言葉(大人に必要なこと)

アマチュアは、一戦必勝のトーナメント。 これは、インターハイも、高校野球も、オリンピックも同じ。 音楽のコンクール、受験や就職試験も同じです。 ◆敗者に掛ける言葉 大きな喪失感を抱えた人に、掛ける言葉は難しいです。 昔なら、大きな失敗をした部下…

早期退職後の再就職は下積み修行からの再出発

これは、なかなか難しい問題です。 「再就職、もしくは転職」のめどがあって早期退職するならよいのです。 しかし、自称「アーリーリタイア」、つまり「早期退職=無職」からの収入の道は、なかなかに険しいです。はい、私のことです。 ◆私の場合 知人(高校…

囚人のジレンマとコロナ禍と

今日で6月も折り返し。 松本での暮らしも3週間目。 早期退職し、世の中から離れた生活も1年以上になりました。 ◆囚人のジレンマを思い出す 【前提】 ・同一の事件で逮捕された2人の囚人が、互いに意思疎通できない牢獄にいる。 ・そこで2人に対し、釈放条…

大学入試の漢文によくあるパターン

特に退職してから、日本の古典文学、中国古典をのんびり読むのが楽しいです。 これらの書籍・全集が重いのが、引っ越しでは大変ですが… 昨年度の学習支援では、大学入試・共通テスト対策としての「漢文」も読みました。 ◆よくあるパターン 昔の中国は封建制…

コミュニケーションのズレ

会話がかみ合わない、伝わらない、通じないことはよくあること。 いわゆる「コミュニケーション不全」という状況です。 なぜ通じないのか、なぜズレるのか、そしてわかりあえないのか… そんなことを昔、考えたことがあります。 ◆よくある風景 二人、もしくは…

引っ越しが進むと原稿も進む

5月末締切の原稿が、なかなか進みません。 内容が少しやっかいで、新たなinputが多めに必要なのです。 そんなこんなで、なかなか進まなかったのですが、一昨日何かが降ってきて(笑)、2パート分の初稿が出来ました。 なぜ、突然進んだのか…を振り返ると、…

教師のバトン(学習支援の延長戦)

Twitterで「#教師のバトン」ってのが始まったそうです。 何と「文部科学省」の事業。 きっかけは「教員志望の若者の減少」 目的は「教員という仕事の魅力を現場の先生に発信してもらいたい」だそうです。 たぶん、個々の先生方が持つ実践、職人芸、知恵など…

課題発見とか問題解決とか

今は市民権を得た「課題発見」「問題解決」という言葉。 私が知ったのは平成12年頃。西暦で2000年です。 ちょうど、Y2K問題。コンピュータの2000年誤作動問題の頃です ◆きっかけは、医師・カウンセラーと一緒に仕事をさせていただいたこと 当時、教育系の部…

論理的には正しくても…

企画書、稟議書、起案書、○○伺、○○届など、社会人生活の半分近くは「書類作成」の時間でした。 特に、2000年以降、PC環境の整備が「書類作成・記録保管業務」を増やしたと感じます。本当は、PC導入で「業務軽減」になるはずだったのですけどね。 ◆決裁を通…

教育現場の現実(おかわり)

不登校やいじめが問題になって久しいです。 対応策として「カウンセラーの導入」があります。 現在は、全国すべての公立小・中・高校に、カウンセラーが配置されていると思います。カウンセラーの方々の努力で、救われた人も多いと思います。 一方で、社会的…

教育現場の現実

昨年の後半から、高校の学習支援に参加しました。 知り合いの先生のお手伝いです。 私が担当したのは、大学受験の「志望理由書」「小論文」のアドバイス。 「書く」前に「思考を深めるワーク」をすることですね。 システム思考やU理論を伝えながら、ロジック…

良い高校、良い大学、良い就職

という価値観があります。 間違ってはいないです。現在の世の中の仕組みは、この価値観で成立している部分も多いです。 ただし、「良い」の定義を明確にしておく方がよいでしょう。 良いが、偏差値なのか、自己との適性なのか、未来の選択肢を広げることなの…

封建的な価値観…

テーマ「早期退職して10カ月」 社会、組織から距離を置いて過ごすことで、いままでいかに「封建的な価値観」に縛られていたかがよくわかりました(笑)。 目次 古い価値観 新しい価値観 新型コロナウィルスによる社会変化 新しい価値観による人物評価は始ま…

高校生との対話「受験勉強のこと」

学習支援に参加しています。 小論文などのお手伝いをしているので、高校生と対話する機会が多くあります。 高校生から学ぶことは多いですね。 で、少し「受験勉強」についてまとめておこうと思います。 昭和~平成の大学受験は「知識重視」。 「学力」とは「…

大学受験のお手伝い

テーマ「学習支援」 お仕事のための原稿を書くことで精一杯の日常になってきました。 ただ、学ぶことがたくさんあって、とても面白いです。 一方で、高校生の大学受験のお手伝いも進んでいます。 小論文のテーマを深めるためのワークと、文章のアドバイスで…

コロナかオリンピックか(利益衡量の問い)

テーマ「利益衡量」 トロッコ問題をご存じですか? 線路の保守作業中、何かの手違いで電車がやってきた。 このままだと5名の保守作業員は亡くなってしまう。 救うためには、あなたの目の前にあるポイントレバーを操作して、待機線に電車を誘導すればよい。 …

医学部受験のお手伝い

テーマ「教育・学習支援」 共通テストが終わり、出願に進んでいます。 知り合いの先生のお手伝いで始めた学習支援が、医学部受験のお手伝いまで進むとは思いませんでした(笑)。 私だってよくわからない世界なのですが(笑)、医療従事者に求められる適性・…

他者の目線に立つということ

テーマ「新型コロナの日々に」 医学系小論文のアドバイスを求められています。 そんなわけで、医学部の過去問を見ていますが、とても面白いです。 試験問題から、医学・医療の未来に希望を感じます。 ◆目次 病院を舞台にした文学作品と言えば QOLをテーマと…

医療系小論文の相談依頼

テーマ「学習支援」 昨日から始まっている学校も多いです。 春の休校期間の調整ですね。お手伝いしている先生の高校も昨日から。 早速、新しい依頼が入りました。 医学部小論文の相談です。 ◆目次 学校の先生の多忙さは限界を超えている 医学部小論文への対…

精神的向上心のないものは馬鹿だ(「こころ」夏目漱石)

テーマ「立身出世という価値観」 小説「こころ」の「キーワード」ですね。 ストイックな生活を実践する「K」は、自他共に認める「向上心に満ちた人間」だったようです。 では「向上心がない人間」には価値がないのでしょうか。 何か目標を設定し、その実現を…

学習支援で知り合った子供からの連絡が

テーマ「教育・学習支援」 明るい話題が一つ入ってきました 沖縄時代、地域の子供たちための学習支援に参加しました。 そこに通っていた子供から「就職内定」の報告です。 ◆目次 沖縄の小さな村の聡明で努力する子ども 支援の内容 教育は先行投資! まとめ …

SDGsのこと「誰一人取り残さない(leave no one behind)」とは…

テーマ「教育・学習支援」 「SDGs」という言葉は、徐々に定着しつつあるようです。 東日本大震災の被災地では復興を考える視点として、人口減少に悩む離島中山間では地域の見直しの発想として活用しました。イマドキの大学入試では、SDGsが小論文の隠しテー…

小論文、レポート、企画書の評価と添削

テーマ「教育・学習支援」 高校生の志望理由書、小論文の相談が続いています。 本番が近づく中、光るものはあるのですが、全体としては評価されないタイプの小論文をどうすれば良いか。受験生の個性を評価してもらうためにはどんな修正が必要か。 そんなこと…

小論文について高校生と対話しました

テーマ「学習支援・教育」 大学入試が近づき、受験生の疲労・緊張・ストレスが高まっているようです。 人間、余裕を失うと「極論」に走ります。 そんなわけで、今日は「なんで小論文書かないといけないの」「小論文で何がわかるの」「あなたの考えを述べよっ…

本当はどうすればよいかみんなわかっている(高校生の学習支援から)

テーマ「高校生との対話・学習支援」 知り合いの高校の先生からお手伝いを頼まれて数カ月。 「学習支援」という名目をいただき、受験生の志望理由書・小論文の相談に乗っていました。総合型選抜で合格した高校生が結果報告と挨拶に来てくれます。 私は数度お…

高校生の質問から思い出したこと

前回書いた知り合いの先生からの伝言 高校3年生からの質問 「将来、地元で公務員を希望しています。そのために大学で何を学ぶと良いですか。 公務員になりやすい学部・学科を教えてください」 高校生の目の前にいる高校の先生も「公務員」なんですけどね…。…