55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

堕落した日々を送ることでスランプから抜け出す

 

 現在お仕事期間中です。

 スランプを脱した自覚が少しあって、わりと順調です。

 そんなわけで、土日は仕事から離れてみました。

 月の半分が休日なのに、土日まで休んでどうする…と思っていました。

 しかし、(実際に休めたかどうかは別として)、「土日は休み」という長年の習慣は身体に沁みついています。土日休むとどうなるか、実験してみました。

 

 「休む=堕落生活」です。具体的には、「起床~散歩~朝風呂~朝寝~昼食~昼寝~読書~就寝」となります。

 変な話ですが、よく眠れました。午前・午後も爆睡でしたし、夜も読書からの寝落ちでした。夜の眠りが浅いのはなかなか改善されませんが、その分、朝は早起きになるので、散歩や朝風呂でのんびりできます。

 しかも、なぜか、体重も減っていきます。

 食後は増えていますが、目覚めて体重計に乗ると、毎回下がっています。土日で1キロ痩せました。

 「寝てる間に痩せる」という人類の夢の実現ですね。

 

 月曜日も、朝のうちに当日のノルマを達成できたので、そのまま堕落生活へ。

 食事も、冷蔵庫の中にあるもので済まし、あとは「読書×寝落ち」の繰り返し。

 土日休むというか、お仕事期間中こそ「お仕事から離れる時間」が大事ですね。その方が効率も質も高まります。これから、お仕事を受ける時、「お仕事の内容×量×締め切り日程」をよく検討し、「お休みを挟みながら進められること」を優先したいと思います。

 

 そんな日々を送っていると、自分の中から「欲」が消えていくことを感じます。

 それは、「最小限のお金で生活できる感覚」がわかってきたからかもしれません。私の場合は、月10万円未満生活です。

 「何かを買うという贅沢」をするよりも、「上手に節約して、できるだけお金を使わない暮らし」をすることの方が、楽しく、心満たされるようになってきました。そうなると「物欲・所有欲」がなくなります。また、これは元公務員の習性かもしれませんが、「世の中や人々の役に立たないと」という強迫観念めいた思いがあったのですが、そういうものからも解放されてきました。

 むしろ、「世の中のことに関わらない・口を出さない・首をつっこまない」ことが、最も貢献度が高いわけで、それがわかれば、罪悪感や取り残された感からも解放されます。そういう意味でも、東京でお仕事をもらって、松本の自宅でお仕事を進めるというリモートワーク生活が、とても快適に思えるようになってきました。

 

 いろいろあった人生ですが、今の暮らしが神様からのご褒美と思えば…ですね。

 そういうわけで、不安がまったくないわけではないですが、それよりも、今の暮らしの幸福を感じることを優先しようと思う今日この頃です。

 

 

 

私にとって松本が心地よいのは…

   この「おにぎり」のおいしさを思い出して、しみじみする今日この頃です。

 

 さて、やっとエアコン稼働無しで過ごせるようになりました。

 エアコンなしだと、一日の電気代は、85円前後です。このままいけば、今月は3,500円くらいですかね。

 そんな今日は、9月24日。北アルプスの初冠雪は、例年だと10月第2週の終わりころ。今年は、夏が長すぎですね。

 

 そういえば、「イトーヨーカドーの郡山店・福島店が撤退」というニュースを見ました。郡山・福島は移住先の候補でした。実際、福島駅前のマンションは購入一歩手前まで考えましたし、郡山のヨーカドーの目の前のマンションを見つけた時は「これで車無し生活も可能」と思いました。

 しかし、両店舗は来年にも撤退とのこと。

 松本も他人ごとではないです。来年には駅前の「パルコ」が撤退しますし、そもそも松本駅前に「イトーヨーカドー」があって、それは5年ほど前に撤退済みとのこと。現在のアルピコプラザ内、「デリシア」があったところのようですね。

 

 東京出身ですが、「転勤×いろいろな地域での暮らし」を経験した私にとって、「松本」は理想の土地です。「みんな、松本に来ればいいのに」とも思います。

 でも、それは、「老後に片足をつっこみ」「松本は暮らしているだけで」「お仕事や稼ぎはリモートワークで東京から得ている」人間にとっての理想に過ぎないようです。

 やはり、「これから自分のキャリアを構築し」「松本で暮らしつつ」「自分だけでなく家族と幸福に暮らせるだけの稼ぎを作る」ことになる若い世代にとっては、「物足りない・希望より不安が大きい・昔の価値観が悪影響になっている」という部分もあるのでしょう。 

 つまり、私にとっての天国は、他の人にとっての地獄かもしれないわけで、そこに「地方課題の解決」「人口減少と移住促進」の難しさがあります。

 

 現在の私は「リモートワーク×マンション暮らし」。地域へのかかわりは最小限で済み、人間関係のリスクは極めて低いです。一方で、図書館などの公共インフラが充実しているので、引きこもり生活の充実度は高いです。

 

 というわけで、どこで暮らすかの理想は、人生のステージによって異なるようです。

 40代の私が転勤で、「松本勤務×松本暮らし」になっていれば、渋滞や冬の寒さなどで「イヤになっていた可能性」が高いです。しかし、今の私には理想の土地。

 そういうことなんですね。

 

 

お世話になった方が「早期退職×地方移住」するというお話

 

 昨日、突然「打ち合わせをしたい」という連絡がAさんから入りました。

 Aさんは、私が現在いただいている「お仕事」に導いてくれた方。

 早期退職後の私にとって「恩人」です。

 

 

 内容は、今年いっぱいで会社を退職して、北の方に移住することにしたという話。

 転職…というか、現在の会社とは「個人として業務提携」することになるそうです。

 「そんなわけで、追って新しい担当者などを紹介・引継ぎもしますから…。」

 

 Aさんは、「文章を書ける人(エッセイを出版しています)」「学習理論に詳しい人(社会人になってから大学院に入り、論文も書いています)」「学習テキストの作成や、企業研修のプログラムの立案ができる人」です。そんなわけで、教育系出版社の社員としては、絶対に必要な人です。

 しかし、実績を上げ、年齢を経ると「マネジメント業務」の担当となります。

 ただ、役職に就いても、「Aさんじゃないと、テキストや研修プログラムは作れない」わけで、「部署のマネジメントをしながら、問題作成もする」という日々。

 

 というわけで、50歳になったところで、「学習理論の研究×テキスト・プログラム作成」に専念したいという思いもあり、退職することにしたそうです。

 しかし、会社としては、Aさんがいなくなれば「テキスト・プログラムを作成できる人」がいなくなるわけで、退職後も「業務提携・支援」という形で会社とはつながり続けるそうです。

 これは、まぁ詳しい内容は私の知るところではないですし、あくまで私の個人的感想ですが、「できる人から退職するパターン」の一つではという印象です。

 

 とはいえ、Aさんの会社に問題があったわけではなさそう。そういう人が、マネジメント業務もしたから、業績が上がったのは事実のようです。元々は「学校関係の教材作成・出版」の会社が、企業や大学までクライアントを広げたのは、Aさんの存在あってのこと。Aさんの持つ「学習理論に基づいたテキスト・作成能力」を、企業や大学も認めたんですね。

 そう考えると、Aさんは、「組織に所属しなくても食えるスキル」を持つ人ともいえます。そういう人は、「フリーランス×早めに第2の人生」に進んで、本当にやりたいことに専念できるんですね。

 コロナ以降、テレワークも広がってきました。私も松本で暮らしながらAさんと一緒にお仕事できています。そう考えると、Aさんだって、東京を離れても東京の会社とお仕事はできます。そんなわけで、もともとご縁のあった、とある人口減少が進む地域に移住し、ゆくゆくは、その街で教育支援や街づくりなどにも参加しながらということのようです。

 

 「うらやましいです」とお伝えしたら、「いや、だって(私)の方が、先にお仕事退職して、地方移住して、自由に暮らしているじゃないですか」と返されて、「そうか、現在の私の暮らしも、人から見れば、そういうものなのか」と思ったしだい。

 

 でも、そんな暮らしになったのは、Aさんが私を見つけてくれたから。

 そのもとをたどると、公務員時代、お仕事で知り合った高校の先生が、早期退職した私を「勤務している高校の学習支援」に誘ってくれたから。それがなければ、Aさんとの出会いはなかったわけで…。

 早期退職して人間関係も断捨離したのですが、それでも残った人との関係が、早期退職後の人生を支えてくれています。

 そんなことに感謝しつつ、Aさんの「早期退職×地方移住」の成功を願ってやみません。そんな今日この頃です。

 

松本城の魅力

 

 最近、松本城の写真が多いです。

 たとえば、姫路城・名古屋城などと比べると、規模や美しさなどの点で…という意見もあります。

 でも、毎日見ても飽きないんですね。

 なぜだろうと考えていたのですが、その答えが何となくわかってきました。

 

 「非対称の美」なんですね。

 城主が変わったり、増築があったりで、統一感のようなものは弱いんですね。

 でも、そこが魅力なんです。飽きない理由。

 

 背景が借景のようになることもありますが、季節・時間・角度によって、全然違うお城に見えます。言い換えれば、季節・時間・角度などを組み合わせることで、「松本城を無限に増やすこと」ができるんですね。

 もちろん、私の技量ではそれを写し取ることはできないのですが、毎日散歩がてらにお城を見上げつつ、「今日の松本城」を楽しんでいます。

 

 何事も「完璧」を求められる世の中ですが、「非対称の存在」に心惹かれるのは、私自身も「非対称な存在・凸凹の大きな人間」だからかもしれません。

 そんなことを思う、朝の散歩です。

100円単位の節約意識の大切さを思う今日この頃

 

 ガスの使用量・料金のお知らせがきました。

 最近は、「朝風呂×半身浴」が習慣になっています。ガス代もかかるかな…と思ったら、そうでもなかったです。

 ちなみに、こんな感じ。

 古い給湯器の時     月平均使用量4㎥

 新しい給湯器に交換後  月平均使用量2㎥

 今回のお知らせ        使用量3㎥

 

 給湯器の交換で、省エネが進みました。

 半身浴が習慣になってから、設定温度を2度下げ、40度にしました。これも「省エネ」になったようです。エアコンとかと同じですね。給湯も「設定温度」で燃費が変わるようです。

 

 早期退職後、しばらくしてから「PC一台あればどこでもできるお仕事」を得ました。ですから、PC周辺で必要なものの中には、そこそこ高価なものがあります。

 一方、それ以外のものは、「100円単位」で削ることを心がけています。

 中古とはいえ数万円するPCを買い換えておいて、「普段は100円単位の節約を心がけています」と言っても、説得力はないのですけどね…。

 

 ただ、「設定温度を下げる」「100均のもので代用できる」「中古で十分」ということで、結構な節約が実現しています。先日は、キッチンで使うスポンジを「5個×57円」で購入しました。

 イオンや西友では、時々、100均より安く買えるものがあります。こういうものを見つけると、なんだかうれしくなります。

 カフェや温泉も、気分転換で行くと頻度が高まります。

 大きなお仕事を終えたときのご褒美に限定すると、回数が減りました。

 スタバのコーヒー一杯より、自宅でそばをゆでる方が安いわけで、しかも後者の方が満腹感はあるわけで…。

 さらに言えば、スタバのコーヒー一杯で、コーヒー豆一袋買えるわけで…。

 

 早期退職初期の頃は、上記のように考えることが、「みじめ」という思いもありました。しかし、今は、こうすることで支出が目に見えて減ることがわかり、これが日常になりました。そして節約した分、投資に回しています。

 

 ここまで3年半かかりました。

 もちろん、経済的には「定年まで働いた方」が楽で、不安もなかったでしょう。

 しかし、「早期退職したこと」で、早めに「次の人生の構築」ができてよかったと、つくづく思います。

 

 「健康で文化的なビンボー生活」に、少し近づいてきたかも…と思う今日この頃です。

早期退職後の暮らしで役に立ったこと

 

 早期退職して3年半。

 一番不安だった「お金」の心配が少し減ってきました。

 その要因は、早期退職した年からゆる~く始めたファイナンシャルプランナーの勉強です。

 

 早期退職した年に、ふと思い立って、「ファイナンシャルプランナー3級」のテキストを「ブックオフで購入(100円)」しました。ゆる~く勉強を開始し、少し前、3級の試験に受かりました。

 現在は、2級のテキストを読んでいます。

ojisann5560.hatenadiary.com

 

 

 個人でお仕事をするようになると、お金の管理を自分でするようになります。税金から投資、請求書の発行から確定申告まで「個人」で行う日々と、テキストの内容がリンクして、「丸暗記」ではなく、「つながり」で理解することができました。

 ただ、FPの資格は、「自分の老後の暮らし」のみに活用します。これで稼ぐつもりも、稼げる可能性もないですから。

 

 お金はあっても、知識がないと「不安」が生じます。

 私の場合、お金はないのですが、「知識」を得たことで不安が減少しました。

 早期退職後の暮らしには、「お金そのもの」に加え、「お金の知識」も必要。ただ、早期退職したのでお金は増やせません。しかし、知識は増やせます。知識が増えれば、お金も増やせます。

 私の場合、元手は100円(正確には110円)。

 そして、今月は初めての株の配当があります。

 

 というわけで、お金が入ってくることもありがたいのですが、それ以上に、「今まで未知だったお金の世界」が見えてくることが楽しいです。学びは「不安を知的好奇心に変える」のですね。

 そういえば、公務員時代に心身のバランスを崩し、いわゆる「うつ状態」になったことがありました。その際、カウンセラーの方から「人間の心の仕組み、うつ状態になる原理」を学ぶことで、自分の心の状態を客観的にとらえることができるようになり、そこから回復に向かうことができました。

 そのことは、また別の機会に。

 

 というわけで、現役時代、金融知識・投資経験などが全くないまま早期退職した人間にとって、「ファイナンシャル・プランナー3級」のテキストから始まった「お金の勉強」がとても役に立っています。現在は、「FP2級」「年金アドバイザー」のテキストをダラダラと読んでいます。

 昨今、「何のために勉強するのか?」とよく言われますが、私は「勉強はお金になる」と答えます。

 今回の場合、初期投資は100円。

 やはり、勉強が最もリターンの大きい投資なんですね。

 

突然強い疲労感に襲われる

     本日の早朝、松本市街地にかかった虹

 

 さきほど、少し外出したのですが、車の外気温は「32℃」を示しました。

 今日は、9月19日。予想最高気温は33℃です。

 

 昨日は、朝の散歩を休みました。

 一昨日の散歩中、15分くらい歩いたところで、突然「強い疲労感」がやってきました。ちょうど、松本城内でしたので、ベンチでしばらく休むことができて助かりましたけど…。

 

 そんなわけで、昨日もいつも通り起きたのですが、ベッドから離れることなく、少しダラダラとした時間を過ごしました。それはそれで、なかなかよかったです。

 堕落の快感…ですね。

 

 今朝目覚めると、昨日の朝よりは元気で、そのまま散歩に出ました。最初は調子がよかったのですが、やはり途中で少ししんどくなって、松本城で休憩しました。ベンチに座って、ぼーっと松本城を眺めるのもよいものです。何より、「書きかけ×行き詰った原稿」をどうすればよいか、その解決が見えてきます。

 

 散歩中に突然やってくる疲労感の正体ですが、もちろんわかりません。

 今は、散歩のコースを少し短めにする、松本城など休憩できる場所を入れることしかできません。

 原稿が順調に進んでいるので、本当は、上高地か八方池にと思っていたのですが、それは危険そうですね。

 

 ひょっとすると、ちょっとお仕事や散歩を頑張りすぎているという身体からの警告なのかもしれません。

 どちらも、ゆるさを忘れずにと思います。

 私の場合、その方が、お仕事も生活も質がよくなるみたいです。