55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

松本駅前の風景はどうなるのか

 

 松本市の駅前に店舗を構える「井上百貨店」が撤退とのこと。

 松本市の老舗百貨店である「井上」は、すでに郊外に広大な駐車場を持つ大型店舗を持ち、そちらがうまくいっているようですから倒産ではないです。駅前からの撤退はビルの老朽化、それでも創業の地を手放すのは大きな決断だったでしょう。

 駅前ではないですが大きなヨーカドーが撤退、駅前ではパルコ・井上百貨店が撤退。

 原因は6年前にできた巨大イオンモールと言われていますが、何でもイオンのせいにしても…ですね。

 妻が定年後の暮らしの場で松本を考え、駅前のマンション買おうかという話もありました。しかし、駅前の新築マンションよりイオンモール徒歩数分の中古マンション(現在の住まい)の方が利便性が高い…というわけで、新築の購入・引っ越し案は自然消滅に向かっています。

 

 ちなみに、撤退が決まったパルコに市役所が移転する話がありました。

 現在の市役所も古くなったので、その機能をパルコビルに移して市民の利便性を高め、駅前の空洞化も防ごうというプラン。ただ、年3億円の家賃で20年契約という点に市民の意見がわかれました。この点も争点となった市長選では現職の市長が勝ちましたが、「パルコビルへの移転反対」を訴えた対立候補との差は約700票。

 そんなこんなで、パルコの方から「市役所移転の話は白紙撤回」が伝えられました。

 つまり、駅前からパルコと井上百貨店が同時に撤退し、その後どうなるかは白紙という状況。ついでも市役所の老朽化も絶賛進行中。

 

 ええとですね、ある地方都市勤務時代、公務員の勤務時間の厳格化によって昼休憩が60分~45分に短縮されました。時間の繰り上げ・繰り下げもダメになり、全員ぴったり正午からとなりました。それは構いません、そうあるべきでしょう。しかし、そうなると45分では外で食事できません。出てきたランチを5分で掻き込むことはできますが、お店までの往復・並ぶ時間・注文が届く時間を入れると45分で外食は無理でした。そういうお店って、店主のワンオペが多いですしね。

 というわけで、みんなお弁当を持参するようになりました。すると、県庁・市役所近辺の飲食店が軒並み倒産・撤退しはじめました。ある部署では、みんなで相談して少し大きめのコーヒーメーカーを購入しました。すると喫茶店も消えていきました。地元商工会からは公務員の勤務時間厳格化の緩和の申し入れがありましたが、市民団体やマスコミが商工会に対立の立場を採ったこともあって緩和なし。

 

 さて、松本市はどうなるのか…。

 市長や議会はどのようなかじ取りをするのか、観察を続けようと思います。

 

 

 

 

朋あり遠方より来る

 

 昨日は年下の友人が長野までフラッと来てくれました。

 数年ぶりの対面。友人は現役で働いています。

 

 お話をうかがうと何かいろいろと大変で心労が多いようです。

 一言で言えば人材難。

 比較的人の入れ替わりが多い職場なのですが、私が一緒だったころはあまり働かない人が抜けて、優秀な人が入ってくるという循環がありました。とくに中途採用組は、職員個々のつながりからよさげな人を引っ張ってくるケースもあり、その人の力で組織が大きく変わり、課題解決力が高まったことも少なくないです。

 

 しかし、今は優秀な人から抜けていくようになったそうです。

 中途採用は公募やエージェントからの紹介になったそうですが、友人が言うには、「自分よりも優秀な人を採ろうとしない」としか思えないとか。結果、ハラスメント的言動で周囲を委縮させ休職や退職の要因となるような方や、そういう人を放置する管理職が増えてきたそうです。そして、職場内で公募するプロジェクト案件にそういう人が立候補して担当になるとか…。

 それは…休みをとって長野に遊びにきた方がよいです。

 

 先日、今年度の消滅可能性都市の調査結果が公表されました。

 (この調査の内容についての諸々は、今回は横に置いといて)

 いわんとすることは、少子高齢化という言葉が先行していますが、それは「人口減少」による一つの現象に過ぎないということ。出生率がこれだけ下がればもっと人口減少は進むはずなのですが、平均寿命が延びたことで人口減少のスピードが遅くなっているだけ。その結果が少子×高齢者増。

 これは、地域社会の問題だけではなく、企業・組織でも同じ。

 そういう意味ではこれから「消滅可能性企業」も可視化されてくるでしょう。

 

 人口が増えている時代の価値観・成功例のままでいる人は世代を問わずいます。そういう人が管理職・採用担当になると、そういう人が採用されるという循環になります。そして優秀な人が抜けていくんですね。

 そういう意味では逆説的ですが昨今、「優秀な人×転職希望者」は増えているらしいです。しかし、そういう人を自らの組織に迎え入れることができない管理職・採用担当もいる。

 

 自営業は、個人で成果・利益を出すことが必要ですから、特に創業者・オーナーは「無制限の努力・工夫」が必要な部分もあります。しかし、企業は「組織」で成果・利益を出すもの。そういう意味で社員の人権・権利・家庭を守ることが大切で、そのプライベートまで踏み込みすぎないことも重要。この意識が弱いと、個人・組織がハラスメント体質になるんですね。これが消滅可能性企業への道。

 

 ってなことを友人の話から感じました。

 現場を離れて数年。古巣は改善が進んでいる部分もありますが、世の中の変化に対応できず劣化が可視化されている部分もあるようです。

 友人から「戻ってきませんか」と言われました。

 ええと無理です。私はもう組織では働けません。

 個人で、無制限の努力・工夫・睡眠・旅行をします。

  

満足を感じる日々(早期退職5年目の始まりに)

 

 お仕事期間なのですが、いただいたデータにミスがあったようで…。

 修正版が届くまでお仕事は中断。修正版は今日中に届くとのこと。

 おかげさまで、昨日はのんびりと過ごしました。

 

 さてさて、youtubeに「年金世代に年金額や現在の暮らしなどをインタビューする動画」があります。その中に一か月の受給額が32万円(企業年金なども含む)という人がいました。で、その人は「全然足らん」「もっと年金を出せと国に言いたい」とおっしゃるのです。

 一人暮らしで32万円、単純計算で年384万円…いいな…。

 私、65歳からの受給で額面16万円、手取りは12万円前後になるはずで、現在その想定で暮らしています。資産減少も止まり、幸福感も大きくなってきました。

 個人的には、年金月32万円で何が不満なのだろうとも感じます。

 

 現役最後の2年間は民間企業の非正規雇用でした。収入の減少という現実によって身に付いた節約意識が、今になっては本当によかったと思います。半減以上でしたからね。

 それでも、実際に早期退職して無収入になると、まだまだ節約・削減できるお金があることに気づきます。仕事を辞めると不要になるものも多いですし。

 

 お金はあるに越したことはないですが、身の程以上のお金を得て人生を狂わす人もいます。身の程という観点で言えば、私の幸福は月10万円少しで足りるようです。

 玄米と原稿と健康があればとりあえず十分。

 そんな心境になってきた今日この頃です。

  

 

 

 

デカ盛り日記(長野県飯山市「なかまち」)

              こちらが今日のデカ盛り「鷲盛カツカレー」

 

 長野県の飯山市中野市界隈には、大盛り・デカ盛り系の食堂が多いようです。

 今回の「なかまち」は飯山市。訪問は3度目。

 初めて訪問した際の記事はこちら↓

ojisann5560.hatenadiary.com

 

 最初の訪問時は、そのボリュームにとても満足しました。

 お皿の大きさ伝わるでしょうか。中華の大皿に、ご飯量は体感3合超え。

 その大きさに目立ちませんが、分厚いカツもかなり大きいです。

 これで1,300円。

 以前は1,100円で提供していたと言いますから、どれだけ良心的なのか…。

 

 その後、物価高騰がやってきました。その際の対応は2つ。

 ・値上げ

 ・価格維持

 

 価格維持をした食堂にはとても感謝しています。ただ、それはやむを得ないことだと理解できますが量で調整していると感じることがあります。デカ盛りを求める立場としては、量の維持を優先してほしいというのが正直なところ…。

 

 食堂なかまちは価格維持派。

 2回目の訪問時に鷲盛カレーをいただいた時、少し調整したなと感じました。

 しかし、先日3回目の訪問をすると、価格を維持したまま以前の鷲盛カレーが戻ってきました。すばらしい。感謝です。

  


 このカツカレー、無性に食べたくなる時があるんですね。

 ちなみに、鷲盛定食もあります。次回があればこちらにしてみようと思います。

 

 食堂「なかまち」は、これ以外のメニューも豊富。

 休日は家族連れも多く、町の人々の胃袋満たす存在と感じます。

 価格維持して質量ともに継続している貴重な存在です。

 応援のためにも、これからちょくちょく…。 

わからないという人への対応

 

 わからないにも段階があって…

 1.書いてあることが読み取れない

   (国語力・語彙力などの問題)

 2.文章は読み取れるが、内容を理解できない

   (自分の知識・体験と結びつけて理解することができない)

 3.内容の理解はできるが、自分の知識・体験と一致しないので理解できない

   (未知の概念が理解できない)

 4.内容の理解はできるが、自分の価値観と異なるので受け入れられない

   (誤った先入観によって客観的な理解が進まない)

 5.筆者の主張に矛盾や論理の破綻があるので筆者の意図がつかめない

   (この場合は、書き手の問題)

 

 これは、高校生の学習支援をしている時に意識しています。

 「わからないの段階」をつかむことで、受け取ったボールをできるだけ正確に投げ返すということ。とくに注意しているのは、優秀な生徒さんは「5」の意味でわからないという言葉を使っています。これは高度な質問なので、こちらも緊張します。

 学習支援の準備で意識しているのは、このような指摘を受けるような部分はないかですね。問題文でも、私自身の考え方でも。

 

 わりと困るのは「3・4」ですね。

 3は何とかなるのですが(少し手間暇はかかりますけど)、4は難しいです。

 人の価値観は変えられないといいます。だからこそ、異なる価値観への敬意や理解する努力が必要だと思うのですが、また異なる価値観への敬意をお互いに持つことが「自分の価値観を信じることと、精神的な安定・安心」になると思うのですが…。

 

 そういう人への対策としては、「日本語の語順で話すこと」を個人的に意識していました。日本語は「理由~結論」という流れになります。

 「昨日から体調が悪くて、昨晩熱が出て、朝になっても回復しないのでこれから病院に行きます。ついては今日は遅れて出勤するか、休暇をいただきます」という連絡ですね。理由を先に述べると、理由を伝えているうちに聞き手も内容が予想でき、予定調和的に結論を共有するという非常に情緒的な効果が期待できます。

 理由を先に述べることで結論を推測してもらう、共有するという流れですね。

 これを工夫すると、相手に自分の考えを言わせることや、相手に華をもたせるという謙虚な姿勢(その実態は根回し・ゴマすり)を示すことにもなります。昭和のビジネスでは、おずおずと理由から述べるという儀式にメッセージを込めることもありました。

 逆に言えば、いつもは最初に結論を明示する部下が、おずおずと理由を述べ始めたら自分のあり方を反省しないと危険というサインでもありますね。

 

 …今日はこれからミーティングです。気をつけよ…。

日々雑感

             昨年秋、早朝の大正池

 

 先日、上高地が開きました。今年はもっと足を運ぼうと思います。

 戸隠も車で通過しただけなので、ちゃんと訪問しようと思います。

 

 旅行期間中に体重が増えてしまいました。とくに、越後湯沢の白米のあまりのおいしさに「解禁」してしまったのがかなり効きました。ただ、帰宅して普段の食生活と散歩を再開すると自然に落ちます。

 意識的なダイエットとか痩せる努力をしなくても、体重が増えない生活習慣が定着したようです。

 

 早期退職以降、新型コロナを理由に引きこもり身体を動かすことをサボっていました。それはそれで解放感(背徳感)があってよかったのですが、やはり、「2~3時間なら普通に歩ける体力」があった方がよいですね。

 長崎の隠れキリシタン遺跡はアップダウンの激しい集落の、車では入れない奥の方にあるわけで、日々の散歩で「大丈夫、歩いて行けるという自信」がないと訪問は無理でした。

 「足腰を鍛えるために山登りをする」が一般論ですが、私は「日々の散歩で足腰を鍛えて自信をつける」が出発点になります。そうしないと遭難しそう…。

 松本に来たばかりの時は、自宅から松本城まで歩くと息切れし、ベンチで休憩しないと帰宅できませんでした。そこから大正池河童橋まで上高地を歩けるようになったのが昨年。今年は、河童橋より先までと思います。

 

 というわけで、長い春休みが終わり、明日から連休明けまでお仕事週間になります。

 一方、妻の会社は有休やリモートワークを活用し「12連休」にすることを奨励しているそうです。新入社員も同じ。帰省や一人旅で充電してこいだそうで何ともうらやましい。

 私は、連休が明けたらまたどこかに行こうと思っています。

 今度は東北方面かな。仙台・秋保のおはぎが食べたいです。

支出の抑制を進める(主夫生活の知恵)

 

 早期退職5年目の春、気持ちが落ち着いています。なぜか??

 大きな要因は支出の抑制による経済的不安の減少です。

 支出抑制を導くのは、日常の買い物で「どこが安いか」がわかってきたこと。

 

 私の生活圏内には「イオン(全国)」「西友(全国)」「turuya(長野県)」「デリシア(長野県)」「綿半(長野県)」「原信(新潟県)」「ベイシア群馬県)」などがあります。松本に移住した頃はイオン系スーパーが(圧倒的に)安かったです。WAON払いだと5%割引の日が月4回ありますし…。

 しかし、円安・物価上昇・価格改定後は、スーパー×品目による価格差が目立ちます。

 たとえば、節約生活に欠かせない「もやし」「鶏むね肉」はイオン系の値上げ幅が大きい、こんにゃく類は群馬のスーパーがお安い。で、欲しいものが安いスーパーを回ると、価格改定前と変わらないか、逆に安めに買出しできるようになってきました。

 また同じものでも、A社108円、B社98円、C社77円という価格差が頭にあると「衝動買いの抑止」にもなります。

 

 というわけで、「日々の小さな積み重ね」の大切さを再認識する今日この頃。

 今日はイオンの5%割引デーなので、これから洗剤などの生活用品を買いに行きます。