読書・小説・文学散歩
テーマ「読書」 つれづれなるままにひぐらし…ですね。 ちょっと心がざわついてふと手に取ると、いろいろ感情移入してしまいました。 年を取り、世間と距離ができてからの読み直しです。 ◆つれづれなるままに… 現代語訳は「ひまで他にやることない」となって…
テーマ「読書記録」 昨日「12月4日」は、中島敦の命日。 出会いは「山月記」。 「尊大な羞恥心」「臆病な自尊心」という言葉が印象に残っています。 今回は「山月記」の個人的珍解釈を、2回にわけて ◆目次 作品の前提 作品の背景 李徴が役人を辞めた理由 こ…
テーマ「文学・読書」 小説「八日目の蝉」は多くの人の心をつかみました。 映画化されたこともあり、ネット上にはその感想があふれています。 作品は、「大衆小説」として読まれているようですが、文芸作品として再評価も進んでいます。 ◆目次 作品情報 「私…
テーマ「長野県松本市で文学散歩」 北杜夫はペンネーム。本名は「斎藤宗吉」。父は歌人の「斎藤茂吉」。 「斎藤家」の家業は「医師」、実家は「斎藤病院」。 斎藤病院の創設者は、北杜夫の祖父「斎藤紀一」。 病院は、北杜夫が生まれた頃は青山に、のち失火…
テーマ「軽井沢で文学散歩」 軽井沢を愛した作家はたくさんいます。 作家たちの軽井沢滞在は「避暑型」と「定住型」とにわかれます。 その中で「堀辰雄」は定住型。 戦後、建築した自宅が「追分」にある「堀辰雄文学館」です。 ◆目次 なぜ、堀辰雄は軽井沢に…
テーマ「文学散歩」 文学作品の舞台を訪ねるのが好きです。 今回は「姥捨」(大和物語)。自宅から一般道で4時間です。 ◆目次 JRの「三大車窓」「棚田」で有名 姥捨伝説 大和物語では 姥を置いた場所?? JRの「三大車窓」「棚田」で有名 JR姥捨駅に立つと…
テーマ「半沢直樹にみるバブル世代の哀愁」 話題のドラマですが、池井戸潤の原作小説のタイトルは「オレたちバブル入行組」。 原作小説に感じたのは「バブル世代」の友情、悲哀、そして風当たりの強さ。 しかし、テレビドラマで話題になるのは、歌舞伎役者で…
テーマ「樋口一葉終焉の地のエピソード」 樋口一葉が貧しかったことは、多くの方がご存じと思います。 彼女は、11歳で小学校(私立青梅学校小学中等科)を首席で卒業します。聡明な彼女は上級学校進学を望みますが、「女性に学問は必要ない」と考える母の反…
テーマ「6月27日は、小泉八雲の誕生日」 英名「ラフカディオ・ハーン」、日本名「小泉八雲」 今日は、彼の誕生日。しかも生誕170年の記念の日です。 夏目漱石と小泉八雲の不思議な縁 小泉八雲が松江、熊本、そして東京で暮らしていたことは多くの方がご存じ…