会話がかみ合わない、伝わらない、通じないことはよくあること。
いわゆる「コミュニケーション不全」という状況です。
なぜ通じないのか、なぜズレるのか、そしてわかりあえないのか…
そんなことを昔、考えたことがあります。
◆よくある風景
二人、もしくは2組が会話しています。
例えば、上司と部下、医師と患者、先生と生徒、加害者と被害者…。
こうした状況で意見がかみ合わない、合意・同意に至らないことはよくあること。
しかし、コミュニケーションのズレを放置した場合、トラブルに発展することも多いです。
◆なぜトラブルになるか
どちらかが「コミュニケーションのズレ」に気づいていないからです。
一般的には「知識の多い方、経験が豊かな方、隠し事がある方」が、「ズレているという認識」がないのですね。
ズレの認識がない方は「コミュニケーションは成立している」と思っているんです。
もちろん、そこに「悪意」はありません。
これが「コミュニケーションのズレ」「コミュニケーション不全」の正体なんです。
そして、ズレを認識している方が、認識していない方に対して感情的になり、不信感を持ち、トラブルに発展すると言うパターンを繰り返します。
◆ハラスメントや学校のいじめ対応の難しさもこれ
加害者に自覚がない、悪意がないのです。
ズレや悪意の自覚があった場合でも、行為の動機や意味ついては「正当性」を主張し続けます。
こうして「ズレ」は解消せず、広がっていくのです。
◆年を取る、役職が上がる、キャリアアップすればするほど危険
働きやすい上司、風通しの良いチーム、メンバーの対等性や信頼性が高いチームは、「ズレがない」のではなく、「ズレを自覚している、前提としている、ズレていて当たり前」という認識が共有されています。
そうではないチームでは、「ズレは悪」という抑圧が、年長者・上司・リーダーから発信されます。気をつけたいものです。
◆政府と国民の関係性は??
そういうことです(笑)。
政府への不信感が、オリンピック反対の根源かなと思います。
要するに「気づけよ」ということですね。
というわけで、この状況は長引きそうです。変異株ですし。
まず、自分の命を守ることから。
(また食べに行く日を待っています/山形の蕎麦)