55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

大学受験のお手伝い

テーマ「学習支援」

 お仕事のための原稿を書くことで精一杯の日常になってきました。

 ただ、学ぶことがたくさんあって、とても面白いです。

 一方で、高校生の大学受験のお手伝いも進んでいます。

 小論文のテーマを深めるためのワークと、文章のアドバイスです。

◆目次

頭でわかっても、伝えることが上手くいかないのはなぜか??

 古い価値観で、新しい発想を理解・思考・言語化するって難しいんですね。

 「ポスト構造主義」の難しさは「構造主義の枠組み」の中で、ポスト構造主義について考え、思考し、表現することにあると言われていますが、それと同じ。

 頭の中に「創造的な問題解決」があっても、それを実現するための価値観、言葉がないと、小論文に書けないんですね。

封建制度パターナリズムの価値観の中で生きてきた世代

 私なんかは完全にこの世代(笑)

 いじめ・暴力、パワハラ・セクハラ、リーダーシップとはパターナリズム…という価値観に疑問を持ちつつも、これに耐える、乗り越える、あしらうのが道徳だった時代。俗に言う「体育会的」なものが価値であり、誇りでした。

 学校で「部活動」が奨励された背景には、体育会的封建社会の経験が、企業への就職活動で評価されるという、まぁ、そういうことだったんですね(ちょっと悪く言い過ぎですが)。工業社会によくある現象です。

小論文で悩む人たちと失言と

 古い価値観と古い言葉で現代社会を語ることは難しいです。

 例えば「ジェンダー」について、頭では理解できていても、それを言葉で他者に伝えることはできません。ジェンダーについて、言葉で相手に伝え相互理解を得るためには、新しい価値観と新しい言語とを共通することが前提です。

 高校生から元総理大臣なる人物まで、ある意味で共通するのは、たぶん頭ではみんなわかっていて、自分ではそう表現し理解してもらったと思っていること。

 でもごめんなさい、自戒を込めて言いますが、それが「つもり」なんですね。

 学問の世界では、それは認められないんです。

新しいワインは新しい革袋に 

 受験生は高校を離れて、学問の正解へ。

 私は、組織を離れて、個人の世界へ。

 そこで求められるのは、新しい価値観と新しい言語。

 学問と個人の世界の共有。そして相互理解。

 というわけで、仕事に戻ります。

f:id:ojisann52:20201107124303j:plain