55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

医療系小論文の相談依頼

テーマ「学習支援」

 昨日から始まっている学校も多いです。

 春の休校期間の調整ですね。お手伝いしている先生の高校も昨日から。

 早速、新しい依頼が入りました。

 医学部小論文の相談です。

◆目次

学校の先生の多忙さは限界を超えている

勉強以前のことで大変

 現在は私立大学の出願が始まっています。

 ネット出願、郵送のみ、ネット+郵送など、出願方法や必要書類は大学によって様々。

 また、自宅からだとネット出願できない生徒には、学校の設備を提供しています。

 これを、密を避けて実施です・・・。

 

共通テストの受験も

 コロナ対応ですね。

 例えば、当日発熱した場合は自宅待機ですが、その場合、再試の申請をどうすれば良いか…。

 加えて、間違った情報や噂、保護者の不安にも対応しないといけません。

 本当は、試験対策=勉強の対応をしたいはずなのに…。

 

医学部小論文への対応

◆「門前の小僧」の知恵を少しだけ

 福祉・医療を担当した頃の知恵を引き出してみました。

 受験生に読んでもらったのは「医学教育モデル・コア・カリキュラム」

 ここに「医師としての求められる基本的な能力・資質」が述べられています。

 これを読み、医師としてのあり方を言語化してもらっています。

 

医学は理系、医師という職業は文系

 「医学には正解があるが、医療に正解はない」

 これらの言葉は、お仕事でお世話になった医師の方々から学んだもの。

 医学への適性は学力試験で、医師と言う職業への適性は小論文で問われます。

 意欲や使命感は当たり前で、倫理観・コミュニケーション能力など人格的な適性が求められます。

 

新型コロナウィルス感染拡大の中、医療者が努力してくれているのは

医学教育モデル・コア・カリキュラムの言葉

 ・人の命に深く関わり健康を守るという医師の職責を十分に自覚し、

 ・患者の苦痛や不安感に配慮し、患者の心理・社会的背景を踏まえながら、

 ・患者およびその家族と良好な関係性を築き、診療と意思決定を実践する。

 

◆医療関係者は患者中心の医療という使命感を最優先している

 これは「保育・教育・福祉の関係者」も同じと思います。

 目の前の人の病、悩みを取り去り、希望のある日常を支えるために働いています。

 理不尽なことがあっても「目の前の生命の尊厳」を最優先しているのです。

 改めて、医療・教育・福祉を支えている方々に感謝したいと思います。

 

まとめ(医療者への適性)

1,医学は科学なので正解があるが、医療には正解がない

2,入試小論文では「医療者としての適性」が問われる

3,「2」は「医学教育モデル・コア・カリキュラム」から学ぶことができる

4,医療者への適性は、教育・福祉などにも共通する

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     医療者は、しばしば「理不尽な状況」に巻き込まれます。

       その要因にならないことを、私も心掛けます。