テーマ「学習支援」
昨日から始まっている学校も多いです。
春の休校期間の調整ですね。お手伝いしている先生の高校も昨日から。
早速、新しい依頼が入りました。
医学部小論文の相談です。
◆目次
学校の先生の多忙さは限界を超えている
◆勉強以前のことで大変!
現在は私立大学の出願が始まっています。
ネット出願、郵送のみ、ネット+郵送など、出願方法や必要書類は大学によって様々。
また、自宅からだとネット出願できない生徒には、学校の設備を提供しています。
これを、密を避けて実施です・・・。
◆共通テストの受験も!
コロナ対応ですね。
例えば、当日発熱した場合は自宅待機ですが、その場合、再試の申請をどうすれば良いか…。
加えて、間違った情報や噂、保護者の不安にも対応しないといけません。
本当は、試験対策=勉強の対応をしたいはずなのに…。
医学部小論文への対応
◆「門前の小僧」の知恵を少しだけ
福祉・医療を担当した頃の知恵を引き出してみました。
受験生に読んでもらったのは「医学教育モデル・コア・カリキュラム」
ここに「医師としての求められる基本的な能力・資質」が述べられています。
これを読み、医師としてのあり方を言語化してもらっています。
◆医学は理系、医師という職業は文系
「医学には正解があるが、医療に正解はない」
これらの言葉は、お仕事でお世話になった医師の方々から学んだもの。
医学への適性は学力試験で、医師と言う職業への適性は小論文で問われます。
意欲や使命感は当たり前で、倫理観・コミュニケーション能力など人格的な適性が求められます。
新型コロナウィルス感染拡大の中、医療者が努力してくれているのは
◆医学教育モデル・コア・カリキュラムの言葉
・人の命に深く関わり健康を守るという医師の職責を十分に自覚し、
・患者の苦痛や不安感に配慮し、患者の心理・社会的背景を踏まえながら、
・患者およびその家族と良好な関係性を築き、診療と意思決定を実践する。
◆医療関係者は患者中心の医療という使命感を最優先している
これは「保育・教育・福祉の関係者」も同じと思います。
目の前の人の病、悩みを取り去り、希望のある日常を支えるために働いています。
理不尽なことがあっても「目の前の生命の尊厳」を最優先しているのです。
改めて、医療・教育・福祉を支えている方々に感謝したいと思います。
まとめ(医療者への適性)
1,医学は科学なので正解があるが、医療には正解がない
2,入試小論文では「医療者としての適性」が問われる
3,「2」は「医学教育モデル・コア・カリキュラム」から学ぶことができる
4,医療者への適性は、教育・福祉などにも共通する
医療者は、しばしば「理不尽な状況」に巻き込まれます。
その要因にならないことを、私も心掛けます。