◆お仕事の状況
メインの仕事というのでしょうか。「打診~受注~準備~作成~提出」という手順を経て作成する原稿を進めようとしていました。
ところが、一昨日・昨日と連続で「いろいろあって、明日までにお願いできますか」という原稿依頼がやってきました。状況をうかがうと、いわゆる「飛んだ」ということですね。〆切当日になって「できなかった」とか、〆切日に提出された原稿が「ふさわしいレベルに達していない」ということのようです。
というわけで、これを断ると(本当は断りたい、メインの仕事が進まない)お世話になっている担当者が困ってしまうわけで、昨晩頑張りました。
◆おかげさまでというべきか
本当に私で大丈夫なのか、このような原稿でよいのかという不安を抱えつつ、仕事の途絶えない2年目になっています。11~12月の新規の打診もありました。
それもありがたいのですが、稿料が少し上がりました。これがうれしいです。
一応、頑張っていると時々良いことがあるということですね(笑)
◆しかし、いろいろ思うことがある…
公共事業は「入札」です。
原資が税金ですから、無駄遣いしない、きちんと遣う、不正を防ぐためにこの制度が使われます。ただし、ただしです。
一生懸命、誠意をもって事業を担当してくれる業者さんや、技術力が高く同じ業務でも圧倒的に完成度の高い業者さんがいたとします。その業者さんに依頼する場合、同じ業務でも、価格を少しずつ上げていくのが理想ですね。「お値段以上」な成果に対しては、「成果相応なお値段」を提供するのが発注者のあるべき姿です。
でも、「入札」って、「お値段以上の成果」に対して、「前回よりも安くしろ」という側面があります。製造業もそうですよね。お値段以上の価値を提供する下請けに、コストカットを要求するということ…。
◆正当な対価ということ
良い仕事をしてくれた業者に、「次もお願いする」「少し価格を上げる」。受注した業者は、それで「従業員の給与に反映させる」「より質の高い仕事する」。この循環があると、モチベーションが上がります。
しかし現実は、よい仕事をしてくれた業者に、「次も入札です」「価格が下がります」です。そして、「受注のためにコストカットをする」「質が…」という悪循環になっています。
というわけで、昨晩の原稿を見直しして、今から送ります。
担当者は勤め人ですから、9時過ぎに送ります。はい。