中学生の時、ブラームスとドビュッシーを聴いて音楽、いわゆるクラシック音楽が好きになりました。
音楽好きな部下がウィーンに出張と聞けば、ちょっとうらやましいと思いますし、行く前には「オペラのチケットとった?」とか、「向こうで何か聴いて来いよ」とかいうだろうな…と思います。
(もちろん、その人がクラシック好きであればですよ)
ちなみに、私自身の初海外出張はドイツでした。フランクフルトとベルリン。
ええと、語学ダメなんですけどね、しかも随行(という名の雑用係)です。
なぜ?? と聞くとクラシック詳しいんだろ…という。
偶然ですが、学生時代からの友人がフランクフルトのオーケストラに在籍していまして、その力も借りてチケット押さえたりとか、細かいアレンジもしました。
ポイントは、メイン業務(会議とか会談とか)の前に演奏会に行っておくこと。
議員さんは野球部出身で音楽はまったく…という人でしたが、ドイツの劇場でオケを聞けばそれなりに圧倒され感動もします。そこが社交場であることも理解できます。日本に置き換えれば(ジャンルは違いますが)、プロ野球や大相撲を見に行くことと共通することも多いです。
会議前の雑談で「ドイツはいかがですか」と聞かれた時、「早速オーケストラを聞きまして…」と伝えるといろいろスムーズです。感覚としては、「昨日の岡本のホームランはすごかったですね」みたいな感じで、「ブラームスの交響曲1番、4楽章のホルンのソロがすばらしかったです」みたいに続きます。
野球とクラシックとですからジャンルは異なるのですが、そこで暮らす人、好きな人にとっては日常なんですね。あとは、会話の中にオペラの有名なセリフとかを混ぜると楽しかったりします。
一方、ウィーン出張中(業務後に)音楽会に行くと怒られます。
SNSにそのことを投稿したことが発端とありますが、誰でも見れる設定だったのでしょうか?? 一応私もF…から始まるSNSは持っています。投稿は必ず限定をかけます。
そのことをクレームとして役所に通報した人は、その人が音楽会に行ったことをどうやって知ったのか? 投稿に限定がなかったのか、限定がかかっていても見れる人だったのか、職場でその投稿を見た人が「いいな…」と言っているのを聞いて知ったのか…。
なんだかこう…、面倒な世の中になりましたね。
最初に結論ありきで、その結論を裏付けるような出来事があると主語を大きくして騒ぎ立てる人がいます。
何で最初に結論ありきの思考になるんだろう…そういう人を観察すると「一つのものさしでしか人を見ない」という傾向があるような気がします。
ただ、私にもそういう部分はありますからあまり他人のことは言えないです。
でも、気を付けようと思います。
複数のものさしと構造的な理解を心がけます。
今日は雨。雨読の一日を送ります。