55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

自分のことは自分でするが達成できれば、早期退職×老後は楽しくなるかも

 

早熟・晩熟…

 若手時代、破竹の勢いでお仕事をして将来を背負って立つと言われた人が、年を経て普通のおじさんになってしまうことがあります。逆に、20代の窓際族と言われていた人が30代後半から成果を上げ始め、出世の階段を進むケースがあります。

 早熟・晩熟という言葉があって、「だって人間だもの、そんなこともあるよね」と思っていました。しかし、もう少し踏み込んで考えたことがあります。早熟・晩熟は個性だとして、では、突然仕事ができなくなってしまったり、突然成果を上げ始めたり…ということの要因は何でしょうね??

 

人口減と言う変化

 封建制度・封建的価値観というのは、「人口増」という前提があって成立するのかもしれません。封建制度ってのは「あまりに単純化しすぎて正しくない定義」をすると、「王は、領民に危機があった時には守る」「領民は、領主を王として認める」という関係性のこと。王が強くなるためには、領民と領土が多い方がよい。つまり、領土と人口を増やせばいいわけで、その利害関係がぶつかると戦争になるという…。

 で、現代日本は、少し前から人口減少が始まっています。

 ちなみに、日本海側の自治体は、団塊の世代の誕生以降、人口は減り続けています。

 社会減ですね。減った分は大都市圏の人口増になります。

 しかし、いよいよ出生率の減少を伴う人口減が全国で可視化されるようになりました。戦争での人口減を除き、近代日本が体験する初めての変化(人口減)です。

 この変化への対応が現役時代のお仕事の一つでした。

 で、人口減という課題の解決には、「封建的発想を手放すこと」が重要と考えていました。

 

変化についていけるか、否か

 結局早期退職してしまったのですが…、公務員として50歳過ぎても生き残れたのは、「能力」ではありません。周囲は、私より「能力も偏差値も高い人」ばかりです。

 ただ、「変化を理解できるか」という観点から見ると、そこが別れ道だったと思えるケースもあります。「単純化しすぎで正しくない定義」で言えば、生き残るのは「進化」ではなく、「適応」ということ。

 私が適応できていたかどうかはわかりません。

 ただ、バリバリに仕事ができた人がハラスメントなどで職を失ったり、人口増にこだわって人口減が進んでいく自治体などを見ていると、「変化の理解・適応」の重要性を感じることも多かったです。

 つまり、変化を感じられない・理解できない・対応できないと…仕事はできるけど、できない人になってしまうのですね…。

 

早期退職した今は…

 現役時代、人口減前提の業務は「日の当たらないお仕事」でした。

 そんなわけで、能力の低い私にまわってきたのですが、これが結構面白く、風当たりは強かったのですが、学ぶことも多かったです。

 で、早期退職すると、これが「変化についていかないと…生き残れない」という強迫観念になっていたようです。これが焦り・不安を煽ったのですね。

 ここから脱するのに3年かかりました。

 今は、「変化に取り残されたっていいじゃないか」です。

 最低限、「自分のことは自分する」が達成できれば良い。

 たとえば、公的手続きは自宅やネット経由で可能なものが増えてきました。これを自力でできればよい。そうすれば、役所の人も楽。

 お仕事も同じ。可能な限り対面・移動の必要なしで進められればそれでよい。

 そんな風に割り切る今日この頃です。