55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

日々雑感(納税と旅行で経済に貢献する?)

 

 というわけで、日曜日に越後湯沢に泊まり、その後八ッ場ダム周辺を経由して帰宅しました。宿も、途中立ち寄った道の駅も混んでいました。

 宿泊者はリタイア世代(のご夫婦)が多いです。道の駅の利用者も同じ。それは想定内ですが、年度初めの日曜日の宿が混んでいる・月曜日の昼間の道の駅の駐車場がほぼ満車でソフトクリームが売り切れているって、ちょっと驚きでした。

 やはりですね、夫婦でドライブ旅行に出かけることができるくらいの経済力を持ったリタイア世代・年金世代に、じゃんじゃんお金使ってもらった方がいいですね。

 コロナの時の宿泊割・今回の北陸応援割には批判も多く、ちなみに不正利用などもあって思うことも多いです。しかし、リタイアしても現役時代とそんなに変わらない経済力を維持している人々に、平日にお出かけしてお金を使ってもらうことによる効果の大きさを実感しました、はい。

 

 その前の週は、尾道・長崎・松江をぐるっと周回する6日間のドライブでした。

 こちらはですね…空いていました。道の駅も宿も人が少なかったです。その時は疑問を持たなかったのですが、今回の越後湯沢や長野県内・群馬県内で立ち寄った道の駅の混雑と比較すると…。あんなに景色のよい立地と広い敷地のある道の駅で、あれだけしか人がいない状況で商売として成り立っているのかという疑問が沸きます。

 (公金で赤字補填しているのかもですね…)

 

 調べてみるとこんな感じ

 ・東北6県(青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島)の総人口は約830万人。

 ・中国地方5県(広島・岡山・山口・鳥取・島根)の総人口は、約750万人。

 2022年の人口流出率1位は広島県。同年、宮城県は約700人弱の人口増。

 東北より中国地方の方が人口少ないんですね…。

 そういえば、中国地方5県で「人口増・出生率向上」という話はあまり聞きません。JR芸備線の赤字・廃線という話は昔からありますが、背景には中国地方の急速な人口減があるようです。そういえば、高校野球でもあんなに強かった広島や岡山から優勝校が出ないですね。最近、関東~東北の躍進が目立つのはそんな背景もあるのでしょうか??

 

 問題が起きた時、マスコミの論調は「個人の責任の追及」に進みがちです。しかし「組織の問題」と考え構造的な改善を進めた方が解決につながりやすいはず。

 人口減少も、個人や世代の責任と考える人は少なくありません。

 しかし、これも時代や価値観の変化ととらえ、社会の仕組みから改善した方がよいことは言うまでもないのですが、なかなかそういう考えにご理解をいただくことは難しかったな…としみじみ思い出しました。

 そういえば、とある地方に赴任していた時、ベテラン議員さんから「お前は学生結婚していて子供一人とは何事だ。奥さんにお仕事させているような甲斐性なしなんだな」というありがたいお言葉をいただいたことがありました(笑)。

 こういう価値観が「多数決」を支配している状況で未来に希望を持つのはなかなか難しいと思う今日この頃。

 とりあえず、納税と旅行とで稼ぎを世の中に還元していきます。