55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職からの不動産購入を振り返る その3

 当初は、松本市に住むことは想定していませんでした。

 仕事と、プライベートでは私が好きな「北杜夫」が「どくとるマンボウ青春期」で描いた街(旧制松本高校卒)として訪ねたくらいです。すいません。

◆目次

本当は「軽井沢周辺」「越後湯沢」を狙っていた

自然が美しく、季節感があって、温泉が効く

 私にとって、軽井沢や越後湯沢は、心が落ち着く場所なのです。

 ですから、物件は常にチェックしていました。

 ご存じの方も多いと思いますが、越後湯沢は破壊的な価格ですから(笑)、良い物件の目途も立っていました。

 一方で、軽井沢は価格的に難しく諦め半分でした。

 ところが、昨年あたりから1,000万円前後の物件が出始めました。数年前なら2,000万円前後の物件です。「築年数の経過」「オーナーの高齢化」などから「売却優先」になったのではないかと感じています。

 

実際に内見などをしてみると

 定住となると、軽井沢・越後湯沢で「冬」を過ごす生活になります。

 物件の場所は、駅・スーパーなどから遠く、坂道も多く、冬の運転には神経を使うことになります。

 東北暮らしで、スタッドレスタイヤに履き替えての運転には慣れています。

 しかし、雪道を運転する緊張感がずっと続くのは、しんどいですね。しかも車を手放すと行動制限がかかります。また、希望物件周辺を見ると「散歩」する感じでもないのです。

 軽井沢・越後湯沢は、暮らす場所ではなく、定期的に訪問する場所のようです。

 もちろん、もっと若ければ気にせず買っていたと思いますが…。

 

松本市を検討してみると多くの条件を満たしていた

松本市は想定外でしたから、物件を見つけてからいろいろ調べました

 わかってきたのは…

 ・東京までの「特急あずさ」は一時間に1本くらいの頻度である

 ・新宿までの高速バス(昼便)もある(片道3,000円)

 ・スーパーの食料品価格は、北関東より安い。

 ・軽井沢まで車で2時間程度。越後湯沢の日帰りも可能。

 ・平地なので、徒歩・自転車生活が可能。レンタサイクルもある

 

不安なのはガソリン価格

 ただ、フィット3(ハイブリッド)は、一階の給油で「1,000キロ」走ります。 

 であればと思いました。

 

松本市にした決定的な出来事

書店で欲しい本が買える

 本もネットで注文することが増えました。

 ただ、やはり本屋で少し中身を見て、購入か否かを決めたいもの。

 この頃、欲しい本がありました。書店での在庫を確認すると、東京・新宿・池袋の大手書店しかありません。そんなややマニアックな本ですが、なんと松本市」の書店は「在庫アリ」だったのです。

 他にもいくつかの書籍で在庫検索をかけると、松本市内は必ず「在庫アリ」なんです。惚れてしまいました(笑)。

 

信州大学には医学部がある 

 新しいお仕事には、医療系の専門知識が必要なことがあります。

 松本市には信州大学の医学部があり、書店には医療系専門書のコーナーもあります。 

 これはありがたいです。

 他にも、夏には音楽祭もありますし、街中にはよさげな茶店・カフェもあります。

 これらがすべて、徒歩・自転車圏内なんですね。

 

 というわけで、今は良いところしか見えていません。

 住めばいろいろあるでしょう。保守的な価値観も強そうです。

 でも、松本は「暮らす場所」でしかありません。

 仕事・収入は「東京(リモートワーク)」から得ます。

 そういう意味では、地元の人との係わりはあまりなさそう…。

 部屋から北アルプスを見ながら原稿を書く。近所にある湧き水を汲んでコーヒーを淹れる。近所の銭湯や温泉でリラックスする。

 そんな暮らしになりそうです。

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