当初は、松本市に住むことは想定していませんでした。
仕事と、プライベートでは私が好きな「北杜夫」が「どくとるマンボウ青春期」で描いた街(旧制松本高校卒)として訪ねたくらいです。すいません。
◆目次
本当は「軽井沢周辺」「越後湯沢」を狙っていた
◆自然が美しく、季節感があって、温泉が効く
私にとって、軽井沢や越後湯沢は、心が落ち着く場所なのです。
ですから、物件は常にチェックしていました。
ご存じの方も多いと思いますが、越後湯沢は破壊的な価格ですから(笑)、良い物件の目途も立っていました。
一方で、軽井沢は価格的に難しく諦め半分でした。
ところが、昨年あたりから1,000万円前後の物件が出始めました。数年前なら2,000万円前後の物件です。「築年数の経過」「オーナーの高齢化」などから「売却優先」になったのではないかと感じています。
◆実際に内見などをしてみると
定住となると、軽井沢・越後湯沢で「冬」を過ごす生活になります。
物件の場所は、駅・スーパーなどから遠く、坂道も多く、冬の運転には神経を使うことになります。
東北暮らしで、スタッドレスタイヤに履き替えての運転には慣れています。
しかし、雪道を運転する緊張感がずっと続くのは、しんどいですね。しかも車を手放すと行動制限がかかります。また、希望物件周辺を見ると「散歩」する感じでもないのです。
軽井沢・越後湯沢は、暮らす場所ではなく、定期的に訪問する場所のようです。
もちろん、もっと若ければ気にせず買っていたと思いますが…。
松本市を検討してみると多くの条件を満たしていた
◆松本市は想定外でしたから、物件を見つけてからいろいろ調べました
わかってきたのは…
・東京までの「特急あずさ」は一時間に1本くらいの頻度である
・新宿までの高速バス(昼便)もある(片道3,000円)
・スーパーの食料品価格は、北関東より安い。
・軽井沢まで車で2時間程度。越後湯沢の日帰りも可能。
・平地なので、徒歩・自転車生活が可能。レンタサイクルもある
◆不安なのはガソリン価格
ただ、フィット3(ハイブリッド)は、一階の給油で「1,000キロ」走ります。
であればと思いました。
松本市にした決定的な出来事
◆書店で欲しい本が買える
本もネットで注文することが増えました。
ただ、やはり本屋で少し中身を見て、購入か否かを決めたいもの。
この頃、欲しい本がありました。書店での在庫を確認すると、東京・新宿・池袋の大手書店しかありません。そんなややマニアックな本ですが、なんと「松本市」の書店は「在庫アリ」だったのです。
他にもいくつかの書籍で在庫検索をかけると、松本市内は必ず「在庫アリ」なんです。惚れてしまいました(笑)。
◆信州大学には医学部がある
新しいお仕事には、医療系の専門知識が必要なことがあります。
松本市には信州大学の医学部があり、書店には医療系専門書のコーナーもあります。
これはありがたいです。
他にも、夏には音楽祭もありますし、街中にはよさげな喫茶店・カフェもあります。
これらがすべて、徒歩・自転車圏内なんですね。
というわけで、今は良いところしか見えていません。
住めばいろいろあるでしょう。保守的な価値観も強そうです。
でも、松本は「暮らす場所」でしかありません。
仕事・収入は「東京(リモートワーク)」から得ます。
そういう意味では、地元の人との係わりはあまりなさそう…。
部屋から北アルプスを見ながら原稿を書く。近所にある湧き水を汲んでコーヒーを淹れる。近所の銭湯や温泉でリラックスする。
そんな暮らしになりそうです。
