早期退職前から移住先・2拠点生活として狙っていたのは、越後湯沢と軽井沢。
起業できる、DIY好き、副業収入が100万円以上であれば、どちらかを選んでいました。しかし…
◆リタイア後の生活に求めるのは「静かさ」か「アクティブ」か
マスコミに出る「アーリーリタイア」「田舎暮らし」は、「アクティブ系」です。
農業・漁業・林業に参加する、カフェを興す、起業して町おこしに貢献する。
10万円で譲ってもらった古民家を、数年かけてDIYできれいにする。
こういうアクティブ系に憧れる気持ちは、なくはないです(笑)。
しかし、私が求めているのは「静かな暮らし」なんですね。
◆静かに暮らすなら、田舎よりも都会という逆説
静かに暮らすために必要なのは、「自立した生活」ができる環境。
ご近所から大根をいただく暮らしの豊かさを楽しめるのは、「お返し」ができることが前提。無職で、雪かきの体力すらない人間に、ギブアンドテイクの関係構築はちょっとしんどい。そもそも、名刺のないコミュニケーションには自信がないです。
となると、人口1万人未満の地域社会では孤立する可能性があります。
これは、ちょっと危険。
◆アクティブ派はどこでも暮らせると思いますが
早期退職したら静かに暮らしたいとなると、発想の切り替えが必要。
というわけで、越後湯沢は涙をのんで諦め、人口10万人以上の地方都市のマンションに切り替えました。
今のところ、この選択でよかったと思っています。
どこかの国では、猛暑の中オリンピックとやらが始まるそうですが、エアコンの効いた自室で静かに暮らしています。