55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

セカンドライフの実感(早期退職5年目の心境)

 

 旅行週間を経て日常が戻ってきました。

 松本に戻ると、ちょうど桜が満開で、野菜の値段がちょっと高く、ガソリンは180円/ℓでした。西日本・九州では160円、岐阜・名古屋で165円でしたから「高っ!」と叫びそうになります。

 九州の唐揚げとか、越後湯沢の白米という夢のような食生活も、「エノキ・もやし・豆腐と玄米」に戻りました。白米でかなり体重が増えたようです…と書くと白米が悪いようですが、悪いのは調子に乗って食べ過ぎた私。

 

 早期退職生活も5年目に入り、セカンドライフという実感も湧いてきました。

 そのココロは「取り残されるのではないかという焦り・不安」がなくなってきたことです。現役を離れたわけですから「取り残されて当たり前」なんです。

 早期退職した頃は、現役時代に身に付けた知識やスキルを維持したい・錆びつかせたくないという思いが結構強かったです。でもそれは無理。ここ数年の「社会の進化」は結構劇的なものですから、部屋にこもっている私がついていくことなんか絶対無理。

 であれば、世間からは距離を置いて、自分の世界を充実させる方がよい。

 今年は、大学の卒業論文を書き、旅行を楽しみ、好きな本を読む。

 外貨と株との積み立てを継続しつつ、もう少し痩せる。  

 これで十分ですね。

 

 かつて、夏目漱石は近代的自我の苦悩を描き、遠藤周作は日本と西洋との関係性についての疑問を追究しようとしました。それぞれの作品で示された課題に解決はあるのか…と今まで思っていましたが、そうでもないようです。

 最近の小説を読むと、それぞれの課題に対する回答と思われるものが読み取れます。

 昭和世代としてはかなり衝撃です。

 でもこれからの楽しみは、明治~昭和の課題への回答が示されている小説を探すこと、読むことと自然に思えるようになりました。

 

 というわけで、今日は小さな原稿を少し書き、散歩がてら図書館へ思います。