55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職して2年経過しました(振り返り)

2年前の今頃は…

 残務整理や引継ぎなどでバタバタしていましたね。

 都内の賃貸の解約、新しい賃貸の契約も並行していました。何とか乗り越えたのは、宅急便で引っ越しできる身軽さでしたね。

 ただ、心身の状態はかなりひどいものでした。思考も冷静ではなかったですね。

 もちろん、それは今振り返ってわかることですが。

 

客観的・俯瞰的な視点が生まれてくる

 現役引退後、解説者になるプロ野球選手も多いです。彼らが異口同音に言うのは、「バックネット裏から野球を見ると、とても勉強になる」。

 その感覚が何となくわかります。

 55歳で「早期退職できた理由」「早期退職せざるを得なかった理由」、それぞれがわかってきます。要するに「定年まで勤めあげることができなかった理由=自分の社会不適合性」が見えてきます。この不適合性に気付いたことで自己嫌悪に苛まれる夜もあります。もっと早く気付いていれば、定年まで月給泥棒できたかもしれません(笑)

 

和魂洋才

 「人口減少×価値観の変化」に対応するシステム構築の担当が多かったです。

 それは、決して過去を否定するわけではありません。しかし、変化を好まない人は少なくないわけで、風当たりが強い時もありました。この向かい風を、もっとしなやかに、笑いながらやり過ごすことができればよかったんですね(笑)。 

 自分では対応できていたつもりですが、俗に言う「日本的な関係性」への配慮・考慮が不足でしたね。

 過疎化する自治体には、「人口増のための政策」「人口減少でも維持できる街づくり」の両方が必要です。後者を担当すると恨まれやすいです(笑)。人口増には「教育・子供・女性」への注力が効果的ですが、賛同を得ることが難しいです。この難しさに対して「和魂」が足りなかったな…と思います。「洋才」が先走りましたね…。

 

これからの人生に

 早期退職してよかったのは、もう一度やり直せること。

 この失敗から学び、穏やかに、しなやかに生きること。

 そのための松本移住だったのですね。四季の変化の美しい街での暮らしは、心が落ち着きます。本音と建前、立場と個人の矛盾に苦しむことなく暮らせます。

 今後は、和魂洋才を「矛盾」ではなく、「逆説」として消化できそう。

 そんなわけで、間もなく3年目です。