人生にも「旬」があるようです。
私の場合は40代前半。40代後半に身体を壊して入院した時、旬は過ぎました。
早期退職のタイミングをうかがうようになったのは、それ以降です。
◆目次
早期退職後の暮らし
◆早期退職したことを知らせていません
さすがに、最後の職場の人は、私の退職を知っています。
しかし、それ以外の人に退職の挨拶とか、告知とか、そういうことをしていません。
不義理も極まりないですが…それがよかったと思います。
社外に友人・勉強仲間が多い方でしたから、本来知らせるべき人は少なくありません。でも、知らせてどうなるというものでもありません。
◆早期退職を知らせてもどうなるものではない
新しい仕事の紹介を求めてはいません。
退職後の、のんびりした生活を知らせる気もないです(これは最悪ですね)。
知らされる立場としては、早期退職したと言われても、どう返答すべきか困るかもしれません。
気を遣わせることはしたくないです。
ひっそりと暮らすのが大切かも
◆自分からアプローチはしない
現役時代は、社外の勉強会に参加したり、伝手をたどって情報収集や根回しをしたものです。また、Googleを活用してチームの情報共有や連絡を進めもしました。
そういうものを、全て手放しました。あくまでお仕事のものですから(笑)
仕事から離れれば、食事やカフェなどのお誘いも必要ありません。
そもそも、コロナでそれどころではありません。
誰にも関わらず、ひっそりと暮らすことで「老害」から逃れることができます。
◆連絡をくれる人もいる
一切発信をしなくなっても、連絡が入る時があります。
それは、他愛もない近況報告だったり、お仕事についての相談だったり…。
高校生の学習支援に参加したのは、お仕事の相談を受けたことから。
大学時代の友人とZOOM雑談ができたのも同様。
ありがたいです。
ひっそりと暮らしている時に連絡をくれる人が、早期退職後の人生で大切にすべき人
◆早期退職することは人間関係の断捨離でもある
ここで勘違いしてはいけないことがあります。
断捨離されるのは「私」なんです(笑)
連絡がこないということは、そういうこと。
大切なのは、断捨離された関係とは縁がなかったと割り切ることですね。
◆連絡をくれる人は、この先の人生で縁のある方
「人生の旬」を過ぎた人間が、過去を繰り返してもそれ以上のものを得ることはできません。
やはり、未熟でも未経験でも未知なことでも、未来に向かうしかないです。
そんな時、声を掛けてくれる人が、未来を導いてくれるのだと思います。
大切なのは、自分を売り込まないこと、受身でいること、求められたことにのみ応えることだと思います。感謝をもって、誠実に対応することの重要性が身に沁みます。
早期退職した人間が、自分を売り込んだり、人を誘ったりしてはいけないようです。
幸い、コロナの流行で、そういうことが物理的に不可能になっています。
私は、それで助けられたかもしれません。
発信を止め、ひきこもり、受信モードでいることができました。
人生の旬は過ぎました。あとは淡々と、枯れた人生を楽しみたいです。