ゾロ目の日に、早期退職の日々を少し振り返ります。
仕事からの逃避も兼ねますが(笑)
◆引き算の人生への転換
「人生も引き算に」という意味の言葉を見て、いろいろ腑に落ちました。
そのコラムは「60歳過ぎたら、人生も引き算に」というもの。
松本移住してから、気持ちも穏やかな日々が続くのは、引き算の日常のおかげのようです。
◆新型コロナの感染拡大が、引き算を後押ししてくれた
早期退職と、新型コロナの感染拡大が完全に同時期でした。
「早期退職したら○○しよう」と思っていたことは、ほぼ没。ただ、これがよかったようです。「自由になったら温泉に行くぞ!」とか、そういう「退職ハイ」はありました。退職ハイは「足し算」を招きます。「仕事を辞めたんだから○○するぞ」は「足し算の発想」ですから。
そして、松本移住後は感染拡大の最盛期でしたから、ほぼ自宅ひきこもり。そういう生活が、自然と引き算の生活習慣を導いたのかもしれません。
◆早期退職したんだから、○○も辞めよう
という引き算の発想が大切なようです。
私の場合は、それが断捨離でした。
モノだけでなく、人間関係や価値観も断捨離しました。
例えば、規則正しい暮らしとか、そういうものも気にしないようにしました。身体と心とが欲するものに、忠実に行動すれば良いのです。
こうした暮らしは、「引き算」という言葉で表現できます。そして、引き算すればするほど、心身は楽になるんですね(笑)。
◆何かを始めることが美徳とは限らない
「退職したら○○に挑戦!」という記事も多いです。ニュースになりますからね。
そういう記事から、早期退職後の暮らしのイメージを抱くこともあるでしょう。私にも、そういう部分があります。
ただ、それだけが退職後の暮らし方ではありません。
目覚めて「今日は何をしよう」ではなく、「もう一回寝よう」でいいじゃないですか(笑)。
早期退職したら、その代わりに何かを始めたい人もいらっしゃると思います。
一方で、何もしたくない人もいると思います。私はこちら。
であれば、何もしなくてもいいのです。
人生を引き算に転換することでも、得られるものは意外と大きいと思う今日この頃です。