55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

コロナと同時に始まった早期退職生活(2)

 

感染拡大初期に購入したもの

 2020年4月、早期退職生活が始まって1週間で「緊急事態宣言」となりました。

 その頃購入したのは、マイナンバーカード用のカードリーダー。

 Amazonではなく、近所の家電量販店で購入しました。すでに、ネット上では品薄になりつつあり、価格も上がっていました。購入時は2,000円程度だったカードリーダーは、黄金週間前後には倍以上の価格になっていました。

 給付金もふくめ、さまざまな公的手続きを自宅でできるのは楽でした。  

 慣れるまでは面倒で、特にマイナンバーカード関係のサイトの使い勝手の悪さ(そもそもデザインがよくないですよね。どこに発注したんだか…)にイライラすることもありましたが、混雑する役場に行くよりはよかったです。

 ついでに言えば、マイナンバーカードを作っておいてよかったことも多かったです。

 

感染拡大による恩恵?

 失業給付金受領のため、月に何回かハローワークに通います。

 通常は、求職方法や給付金のルールを学ぶために、会議室で説明会があります。自動車免許更新時の講習のようなものですね。これがなくなっていました。その代わり、動画や冊子を利用して各自で学ぶ。つまり、拘束されないんですね。

 これは気分的に楽です。

 また、給付金支給期間が特例で2か月延長になりました。いろいろ考えて、この分は知人が運営しているNPO法人に寄付しました。教育系や震災復興系です。

 ちなみに、ハローワークでは塾などの教育系に登録して求人相談をしていました。しかし、塾の求人もないか、あっても年齢でアウト。応募可能で、しかも採用側からメッセージまでいただいたのは、少年刑務所の中の学校の先生というお仕事。

 しかし、当時のルールでは、私の教員免許は期限切れ、失効状態であったこともありご縁はなかったです。

 

この頃、テレビなし生活が進む

 当時は、「家具家電付き賃貸」に住んでいました。テレビ付きです。

 何となくテレビをつけている…という生活習慣がありました。すると、現役時代には見たことのない「午前中のワイドショー」を見ることになります。新型コロナの感染拡大とオリンピックが内容のほとんどの頃です。

 個人の感想ですが、内容のお粗末さと、報道内容の信憑性の低さを感じて見なくなりました。見続けると自分の心身に悪い影響があると感じたのです。あの番組を在宅時間の長い高齢者が見続けるとどうなってしまうんだろう…というのが個人の感想です。

 で、良い機会なので、テレビを見るのをやめました。テレビから距離を置くと自由な時間が増えました。見たい番組の時間にテレビの前に行くという暮らしは、実は自分の時間を奪い、生活リズムを崩し、睡眠などに影響があることがわかりました。

 これ以降、テレビなしです。松本移住を機に受信契約も解約し(これは結構面倒でした)、ネットのサブスクで野球・映画を見る暮らしになりました。

 

早期退職前の想定と実際とはかなり違う

 これは、私に原因のあることで、つまり「無知と準備不足」なんです。

 想定と異なることがある度、心と財布とに大きなダメージがきます。

 ただ、それを乗り越えると言うか、受け容れるというか、納得できたのは、感染拡大に伴う自粛生活の存在が大きいです。いろんなことがある度に、「今は自粛生活が優先だから」と思うことで、いろいろなことを諦めることができました。

 それが、節約生活を自然に導き、ミニマリスト的暮らしの実現を可能にしてくれたと思います。特に、人間関係を断捨離できたのは大きいですね。

 そして、東京オリンピックの延期が決まった頃、「無職×賃貸生活」のリスクを感じ、「移住×不動産購入」を考え始めました。そして9月頃から実際に動き始めます。

 早期退職して自家用車を購入するというのは、経済的には無謀な行為です。しかし、コロナ禍ではその威力を発揮してくれました。

 

                   つづく