55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

田舎暮らし・地方移住についての経験談

 

田舎暮らし、地方移住のことなど

 最近は、教育移住というのもありますね。

 長野県内には、イエナプランやIBを標榜する学校やインターナショナルスクールなどがあり、そこに子供を入れるために家族ごと移住とか、東京と長野の二拠点生活を選択する人もいます。

 一方で、自然豊かな場所で、1学年1クラスとか、複式学級規模の小さな学校しかない地域に、いろいろな可能性を見出して移住する人もいます。

 気になるのは、移住という言葉の定義。移住にはこんな感じの段階があります。

 ・「ポツンと一軒家」クラスの、完全自給自足生活系

 ・「限界集落」クラスの人口減少地域に入って古民家再生系

 ・「海・山・川」などの自然に恵まれた離島中山間系

 ・「人口10万人以上の地方都市」に移住して、とりあえず都会脱出系

 

ネガティブ情報が広まっているのは…

 移住失敗という言葉で語られるのは、「田舎暮らし」を求めて、「限界集落」「離島中山間」を選択した人が多いような気がします。

 そういう場所の暮らしは、都会と前提が異なりますから。

 まず、自然との距離が近い=「自然との闘い×共存」を前提としています。そのために、「先祖代々の暮らしや習慣」を優先することも多いです。都会の暮らしと「戦うもの、共存するもの、守るもの」が違うんですね。

 そこに気づいて、時間をかけて、焦らず、笑顔を絶やさずに草刈りを続けられる人は、割と大丈夫なような気がします。ついでに言えば、都会とは「物価」が違います。「全体的に高い・安い」で括るのは難しいです。

 たとえば、ガソリンは都会の方が安く、野菜は地方が安いでしょう。駐車場は安いですが、都会であればそもそも車を持たない人もいたでしょう。都市ガスからプロパンガスに代わってびっくりする人もいます。そんなわけで、都会的な感覚で経済的合理性を地方に求めても、逆になることもあります。はい。

 

地方都市移住という選択肢

 ネット記事にあったのですが、例えば東京を出たいと考えている場合、ハード系の田舎暮らしではなく、「地方都市」を考えてみようという記事。

 この記事、もう一回探しても見つからなかったので(すいません)、私の考えで「地方都市」を表現するとこうなります。

 1,人口10万人以上、県庁所在地かそれに準じる自治

 2,新幹線、もしくは特急列車の停車駅

 3,大学がある街、できれば医学部があるとよい

 4,駅からは遠くてもよいが、徒歩圏にスーパーなどの生活インフラがある

 5,将来的に、自家用車なしでも暮らせること

 人口10万人以上の自治体には、行政サービスの質やスピードが速いところが多いです。また、「企業城下町」だと財政もよいです。

 県庁や大学(特に医学部がある大学)の近くは、災害時のインフラ復旧が早いです。というか、そういう場所は「もともと地盤が固い」です。

 そして、「老後×自家用車のない暮らし」では、「駅よりイオン」ですね。

 

自分の「適性」を確認することも大切

 私は、西日本・関西の文化が好きなのですが、あわないんですね。旅行なら楽しいけど暮らすのは無理。そこで、暮らすならば「JR東日本エリア」を選択しました。 

 東日本の暮らしでは「冬のリスク」があります。雪や路面凍結ですね。この段階で、移住を夢見た「越後湯沢」「軽井沢」が落選。

 そして、偶然と思いつきから「松本市」が出てきたわけですが、要するに「消去法」で残ったというのが真相。そして、上記の5つの条件に合致していたので決断に至りました。人口25万人でエプソンの城下町、特急「あずさ」の始発駅、信州大学医学部があって市役所まで徒歩5分。

 要するに、「生活が便利な場所に住んで、山や温泉に通う」ですね。

 これが「地方都市移住」です。

 

 地方移住を考えた時、「山や温泉・古民家に住んで、買い出しに中心部に行く」というイメージがありました。しかし、これを、「中心部のマンションに住んで、山や温泉に行き、古民家宿に泊まる」に転換しました。

 私には、これがあっているようです。参考になれば。