55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

地方移住してよかったこと(松本移住を振り返ると)

 東京出身者の、地方で満足に暮らす発想です。

 ちなみに、練馬で生まれて、世田谷で育ちました。

 

地方移住・地方暮らしにも「段階」がある

 東京生まれと言っても、いろいろありまして(笑)…

 高校の同級生には、「田園調布・成城学園」のお嬢様もいれば、「八王子・町田」などの「東京郊外組」もいます。私自身「実家は世田谷…」と言うと「ひかれる」ことも多いのですが、実態は「実家の水道は井戸水」でして…「武蔵野」の面影残る田園風景が広がるエリアなんです。

 同じことは「地方」にもあって、ここの区別が大切。

「都会⇒政令指定都市⇒地方都市⇒郊外エリア⇒田舎⇒ポツンと一軒家」

 で、田舎暮らししたい! という方は、上の段階で言うと「田舎」を望むのです。

 古民家カフェとかTV映えするのも、このレベル。

 

よくある地方移住の失敗例

 都会の人には「ハード目の田舎」に移住すること。

 プロパン・共同水道は高いです。自家用車必須で、駐車場は安いがガソリンは高い。なによりも「冬の経費」がかかる。スタッドレスタイヤ、灯油・薪の準備も必要。凍結予防もお忘れなく。…というわけで、都心で暮らすより「手間暇×生活経費」がかかることも。これが「収入のない退職後」だと、それはそれは厳しいものになります。

 とは言え「田舎暮らし」には、そこにしかない魅力もあります。私も迷いに迷いましたが、最終的に「地方都市」で決めました。

 「マンション×都市ガス」という都会同様の暮らし。「徒歩圏で生活」できるのでスタッドレスへの履き替えはしない予定。暖房は「エアコン」で、冬の経費を抑制する。

 全然「田舎暮らし」ではないですね(笑)

 

松本暮らしが気に入っています

 松本は「地方都市」です。県庁所在地ではないけど、県内では大規模都市ですね。

 メリットを挙げると…

 ①インフラが整っている

  都市ガス・中部電力、湧き水(笑)

 ②自家用車なしでも暮らせる

  一応持ってますが、最近は1週間に1回程度、買い出しで乗るだけ。

  最後の給油は8月30日ですね。

 ③徒歩圏に何でもある

  10分圏内に西友イオンモール、図書館、公園。 

  イオンモールがあるってことは、書店・100均からスタバまで揃います。

 

都内よりも利便性が高く、心が落ち着くこと

 学生時代、CDや書籍などの購入は渋谷(今みたいな渋谷ではない時代)。

 音楽・演劇は、新宿・下北沢・渋谷でした。

 一応世田谷でしたから、電車で30分圏内。これが「東京が便利・都会」と言われる所以。しかし…松本では、これが徒歩で15分圏内なんですね(笑)

 年に1回ですが、サイトウキネン・オーケストラは徒歩圏(中止が残念)、本屋さんも徒歩圏、近所で演劇も…というわけで、若き日の趣味を取り戻しつつあります。

 世田谷的例えをするならば、京王線の「桜上水」、小田急線の「経堂」に「渋谷規模の文化」があるということ。「サンダル×散歩感覚」で文化を楽しめるのが、とてもうれしいです。

 

松本暮らしの良い所

 周囲に高い建物がない、そもそも松本は駅前以外に高層階の建物がない。というわけで部屋から「王ヶ鼻」「北アルプス」が見える、日当たりもよい。

 松本城や古い町並みがあって散歩が楽しい。水がきれい。

 その一方で、来春電波は5Gになる。

 利便性(都会)と心の平安(田舎)とが、同居しているんです。

 

 というわけで、松本への愛着がわいてきた今日この頃です。

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