55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

この先の時代を生きる能力って…

 

憧れるけれど絶対にできないこと

 仕事中、YouTubeで「古民家×DIY系」の映像を流していることが多いです。

 私も一時期真剣に考えた、地方の古民家・一軒家を買い取って、リフォームして暮らすというヤツですね。

 メリットは、「自動的に田舎暮らしになる」「購入費用が安い」こと。

 目覚めたのは、沖縄時代。いわゆる移住・定住事業に関わった時ですね。ただ、沖縄で、「沖縄風古民家」となると、沖縄県北部に限られるとも言えます。ご存じの方も多いと思いますが、那覇は普通に都会です。

 沖縄の古民家は何がよいかというと、平屋・大きすぎない・実は台風などの天災に強い・風通しがよいなどなど。その縁側で本を読む暮らしを想像して、ちょっと憧れました。

 

私にできないこと

 こうした古民家は、手に入れるのは難しいです。ただし、手に入れるとなれば、「無料~100万円そこそこ」。昔の人の知恵がつまった建物自体はしっかりしているので、その点は問題ない。

 しかし、実際に手に入れるとなると、「現状で購入」という条件がつきます。つまり、室内の家具などもそのまま。これを捨てるところから生活が始まる。もちろん、庭の草刈も。これらが重労働。「納屋付き物件」の場合は、ここを空にするだけで心が折れるケースも少なくないです。部屋の内装のリフォームの前にすることが多いんですね。家屋は大丈夫でも、雨どいの修理などが必要なことも多いです。

 だから安いというカラクリ(笑)。

 でも、これが「楽しい」「目的」というDIY好きな人にはたまらない。

 しかし、不器用な私には無理…。

 

思い出すのは…

 私も関わったある物件は、現状では住める状況にない。そこで、半年から1年間、村内にある賃貸住宅に住んでもらって、そこから通いながら古民家のDIYを進めてもらうというセットにしました。で、賃貸の家賃は自己負担してもらう代わりに、古民家の譲渡価格は無料。これで希望者が出なければ、私が…と考えていました。

 ところが…、この「ハード系古民家」に希望者殺到(笑)。HPに掲載して半年で決定。その古民家は購入されたご夫婦によってきれいにDIYされ、お子様も生まれました。めでたい。

 ただ、こういう成功例もあれば、さまざまな状況から村を出てしまうケースもあります。いろいろです。

 

もし人生をやり直せるなら(笑)

 工業高校に進んで、建築・大工・プログラミングですね。

 ちなみに、妻は美大に進んでデザインだそうです。

 お互い「できないことに憧れる」「やりたいこととできることとが一致しない」人間です。

 でも、50年以上生きてきて、時代や価値観の変化を見てきて、「DIYと料理」「デザインとプログラミング」が、世の中を生き抜くための能力・標準装備になる能力ではないかと感じています。

 誰かに期待するのではなく、個人として生きていくための能力って、これだよね…と思う年末です。