55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

部屋の整理と外貨預金のその後

 

「ずく」が出た一日

 掃除の気分になりまして、午前中、かなり働きました。

 年末の大掃除のような勢いで水回りをガシガシ磨き、窓の汚れもふき取り、照明(の中に小さな羽虫が入り込んでいる)や冷蔵庫もきれいにして、もうすっきりしました。

 YouTubeのお掃除動画で、プロも使う最強の洗剤として「ルック・お風呂の洗剤」が勧められています。これを駆使しました。

 「お風呂の洗剤」なんですけど、他の場所にも使っています。ルックは摩擦系なのですかね。とにかくつるつるになります。

 ちなみに、近所のホームセンターで1つ220円です。最強です(笑)

 

断熱工事の下見も終わる

 リビングの窓の断熱と、給湯器の交換です。

 この部屋を購入した時、リフォームをお願いした業者にお願いしました。ちょっとお高いのですけどね…ただ、アフターがよいのです。

 窓は、断熱ガラスへの交換が希望でしたが、結局二重窓になりました。やはり古めのマンションって、仕様も古めなんですね。決定的だったのは「サッシごと交換するのが難しいこと×窓ガラス交換だけでは断熱効果が期待できないこと」です。

 現在のサッシでは、二重ガラスの間が狭くなるんですね。これだと断熱効果が…とのこと。で、費用が安く断熱効果も高い二重窓で決定になりました。

 あとは、省エネリフォームの申請と給湯器の入荷を待つのみ。

 給湯器の入荷は、最大2か月後とか…。

 

外貨預金のその後

 まず、初心者の弁であることを前提としてご理解ください。

 昨日は、1ドル135円を超える瞬間があって、その瞬間に膨らんだ分を円に戻し、2万円弱の利益となりました。

 今までは、大きく膨らんでも見守るだけでした。で、大きく膨らんだあとは大きくしぼむわけで、これが何だか損した気分と言うか、ストレスと言うか、モヤモヤした感情が残りました。

 で、昨日は、膨らんだ分を引き出しました。今朝は何となく清々しい気分です(笑)

 

「ずく」の正体はお仕事のスランプ

 で、昨日はお仕事再開日だったのです。来週締切の原稿データも届きました。しかし、1枚も書けませんでした。データは読んだのですが…です。

 昨日の「ずく」の正体は、「現実逃避×お仕事からの逃走」と思われます。

 現役時代みたいです(笑)。

 というわけで、今日は原稿に向き合います。

報酬金額が多く振り込まれていたこと

 

心当たりのない金額が振り込まれていたら

 なんてことは、我が身には起きないと思っていたのですが(笑)

 ちなみに金額は1万円少々。お仕事の報酬がこちらの計算よりも多いのです。

 予想より大きい金額の振り込みで、最初は「驚き×歓喜」で微笑みが浮かびます。しかし、その後、困惑がきます。

 

同じようなことは以前にもあった

 その時は連絡ミス。単価が契約時よりも上がっていたという連絡が、私になかっただけ。単価を修正して一致したので安心しました。

 今回もそれか…と思って、想定できる単価で再計算したのですが、どうやっても合わない、根拠がない、多い。

 さて、あなたならどうしますか?

 

人間のやることにはミスがつきもの

 元公務員だからというわけではないのですが(笑)、「多いです×あわないです×どうします」と報告×連絡×相談。社会人の基本を実践。

 もう一つは、転勤族×地方暮らしで学んだお互いさまの精神。つまり「支え合う×補い合う×助け合う」ってこと。毎月正確に報酬が振り込まれるというのは、当たり前のようで当たり前ではないことで、それは事務・会計の貢献そのもの。だからこそ、何かあればこちらからお返しもする。

 例えばですが、役場から数千万円の誤送金があった時、すぐ役場に連絡し、それを返却したら、小さな街で得られる「信用・信頼」は一生モノだったと思います。

 

ことの顛末は

 相手方に手違いがあったそうです。「返金は?」とうかがうとそれは不要とのこと。いやいやいやと思ったのですが、おそらくは既に決済されたこと…なのではないかと…。あまり詳細を聞くのも野暮ですから、今回はありがたく…です。

 近々にお中元を送ろうと思います。

 

 組織を離れ、個人となって3年目。

 会社員よりも、個人となった方がいろんなことが起きるのですね。

 早期退職生活って思ったよりヒマではないです。

大人の休日俱楽部で旅に出るか…

 

大人の休日俱楽部の会員です

 有料のクレジットカードは、JALwaon付)と大人の休日俱楽部(Suica付)の二つ。

 どちらも旅行がらみですね。

 大人の休日俱楽部の特典は、201キロ以上の移動に割引があることと、会員限定の乗り放題チケットを購入できること。前者の割引は5%なので、お得な切符の買い方ができればあまりメリットはないのですが、後者はでかい。

 年3回+αで、「JR東日本×新幹線も含む×4日間」が15,270円で乗り放題。ちなみに26,620円出せば「JR東日本×JR北海道×新幹線も含む×5日間」が乗り放題です。

 

コロナ前はこれが唯一のストレス解消でした(笑)

 金曜日の午後と月曜日とにお休みをいただき、職場から東京駅に直行。

 行き先は決める時もあれば、着たヤツに乗るという無計画な時もあります。

 青森の市場に海鮮丼を食べに行くとか、新潟のバスセンターのカレーを食べに行くとか、秋田から日本海に沈む夕日を見る快速に乗るとか、そんなことをしていました。伊豆に早い桜を見に行ったこともありました。

 特に目的を持たず、気分次第で新幹線を利用して東日本どこでも行けることに解放感がありました。もちろん遊んでばかりではなく、新幹線車内(電源×Wi-Fiあり)ではお仕事もしていました。

 

退職したのですが1回しか使っていません

 退職して自由になったので、いよいよJR北海道付で5日間と思っていましたが、そういう状況ではないですね。使ったのは1回。2年前の冬。現在のマンション契約に松本に来るため。

 で、来週から今年度の1回目が始まります。

 ちょうど「お仕事終わり×授業のテキスト読み」が必要な期間。

 列車内で「読書×うたたね」のチャンスかな…と思います。

 

今行ってみたいのは…

 三陸鉄道ですね。まだ乗っていません。

 震災、岩手の沿岸部は車でしか訪問していません。列車で訪問するほどの時間的・精神的余裕はなかったですね。でも、いまなら…です。

 調べると「盛岡発(快速列車)~釜石~盛(BTS)~気仙沼~一関着」というルートがあります。一関には昔よく行ったおいしい焼肉屋さん(雲竜)、お蕎麦屋さん(直利庵)があります。盛岡で「冷麺」~一関で「蕎麦とテグタン」か…。

 

資金は??

 外国為替で少し利益が出ています。

 昨日早朝、円安が更新され、深夜に円高でど~~~んと下がりました。

 円安では動かず(動けず)、そのかわり、深夜の円安で少し買い足しました。

 これが、旅行資金になるといいな(笑)。

 ちなみに、ドル普通預金金利は2.0%。

 100万円預けると年2万円。月に均せば1,500円くらいになるのか…。

 

 というわけで、この1週間で部屋の掃除から始まって、さまざまな雑事を済ませることができました。明日からお仕事週間の始まりです。

大学での学びから(50代からの学び直し)

 

春学期試験の全体講評

 今月第一週に試験がありました。

 結果はまだですが、全体講評が届きました。それを見ての反省がいろいろあります。

 教授が何度も繰り返していたのは「観察」ということ。

 目の前にあるもの、起きていることをよく見なさい。丁寧に見なさい。徹底的に見なさい。そこに、何か困ったこと、うまくいっていないことを見つけなさい。

 これが、先入観や思い込み、当たり前や常識と思って見逃している事実をつかまえることにつながるんですね。別な表現で言えば、「濁った眼では見えない事実」に気付くということです。

 そういうことはわかっていても、なかなか実践は難しい。試験やレポートを通じて、観察ができていたかと自らに問えば、全然です。

 

観察によってできること

 観察することで、「見逃している事実」「人々が気付いていないけれど、実は幸福実現を妨げていること、本当は困っていること、解決することで幸福度が高まる事」に気付くことが重要です。いわゆる課題発見ですね

 しかし、気づいたからと言って観察を辞めてはいけません。さらに丁寧に観察を続けることが必要です。そこから、「課題の原因・要因」「課題を生むシステム」まで観察を掘り下げ、言語化するのですね。

 現役時代、お仕事で当たり前に進めていたことですが、これが「学生×試験」となるとあんまりうまくできなかったです。緊張もありましたし、一人で考えたことも要因でしょうし、公務員時代とは異なる分野がテーマであったことで動揺したとも言えます。

 

観察はまだまだ終わらない

 課題の原因・要因・システム分析ができても観察は終りません。

 解決のヒントは、課題の中にあるかもしれないからです。また、解決の発想を課題の外から持ってきたとしても、それが目の前の課題にフィットするかどうかは観察~実践しないとわかりません。

 仮説を立て検証する間も「観察」という行為がすべての軸になります。

 

選手が教えて欲しいというまで教えるな

 コーチングで重要なことばです。

 では、その間コーチは何をしているかというと、ただ選手を観察するってことですね。その観察を通じて、「選手の課題・課題の要因・解決の発想」を考えておくってことです。これがコーチの引き出しですね。そして、選手が教えて欲しいと相談に来る、その相談の言葉から「選手の課題意識」を読み取り、引き出しの中から提供するということになります。

 中日時代の落合監督は、これを徹底したのかもしれません。コーチにも「選手をよく見といてくれ」と伝えたそうです。

 

即戦力人材とか、1年で偏差値がこんなに上がるという売り言葉がありますが…

 まぁ、魅力的なことばですね。

 しかし、短期間で成果・結果を出すためには、ある程度「型にはめる」しかありません。ジャイアンツの高橋監督が辞任し、3度目の原政権の初期は、これで成功しています。「原野球という型」が上手く機能して結果が出たんですね。これはこれでありです。ただ、その後は難しいですね(笑)。

 これは、一部の世論の影響もあります。

 異動・転勤で新しい部署・仕事・企業に入ると、「新しく来た人のお手並み拝見期間」ってのがありまして、そこで何か結果を出さないと使えないヤツというレッテルを張られるという恐怖があるというか、恐怖を与えられる職場ってのがあります。

 ここで腰をすえて「観察」ってことが推奨される職場・上司だといいですね。そういう職場は、入社後3年以内の離職率が低いです。

 

観察不足に尽きます

 ここまで、偉そうに書きましたが、それができていないことに気付いたという反省。

 そういう自分に気付けないほど、観察という習慣を失っていたのですね。

 思考としての観察を意識することも大事ですが、天気の良い日は新しいスマートフォンを持って外出し、美しい風景を撮影することもと思います。

 撮影は、まさに「観察」そのものですからね。

お金に働いてもらう(早期退職の生活費)

 

早期退職生活にもOFFがある

 次のお仕事は金曜日から。それまで束の間のOFFです。

 先ほど7月、8月のお仕事の打診もあって、ちょっとホッとしました。

 昨年の7~8月はお仕事も収入も少なかったのです。

 単価大きめの仕事が1件あると、安心しますね。

 

お金関係の整理を進める

 懸案事項は「琉球銀行に眠っているお金」でした。

 コロナ前は、定期的に沖縄訪問をしていました。現地で現金が必要な時の利便性が高かったのです。しかし、ご時勢沖縄に行くのはちょっと憚られます。東京支店もありますから、ここで解約とも考えていましたが、完全リモート体制になって上京の機会もありません。

 というわけで、ここ数年、結構な金額がここに放置になっていました。これを、インターネットバンキングでネット銀行に移動中です。1日当たりの制限金額があるので、「数日×振込手数料」が掛かりますが…。

 ついでに「ゆうちょ銀行」のお金もネット銀行に移しました。これは引き落とし口座にもなっているので解約はしません。その代わり、「ゆうちょ銀行⇔ネット銀行」で、「1か月×引き落とし」に必要な金額の往復をするようにしました。

 ポイント稼ぎですね(笑)

 

Googleスマホのアプリも使えるようにする

 iPadでは使えなかったアプリがあります。

 これをスマホで使えるようにしました。Suicaやワクチン接種証明です。

 さらに、ポンタカードなどの類もスマホで使えるようにしました。もう、絶対にスマホを失くすことができません(笑)。

 ただ、ポンタ・Tポイントカードなどは、今後持ち歩くことも必要な気がしました。

 先日所用で名古屋に行く途中、安いガソリンスタンドを見つけたのです。ENEOSなのですが「エネキー」が使えず、会員価格で給油するにはTポイントカードが必要でした。同じことはポンタカードなどでもあります。安さの秘密はそこにもあるのかもしれません。というわけで、今後ロングドライブ時には、リアルなカードもあった方がよいので、カード入れの中身も整理しました。

 

株とか為替とか

 何か、すごいことになっていますね。初心者が手を出すのは怖い感じ。

 ギャンブルとかお金とかは、憶える時期ってあるんですね。私の周囲では、

 ・高校時代 → 麻雀

 ・大学時代 → パチンコ・競馬

 ・社会人  → ゴルフ・株・不動産投資

 って感じです。

 で、私は「憶える時期」を見事に逃がしました(笑)。サークルやゼミが忙しかったこと、「お酒×煙草」がダメなので先輩からのお誘いがなかったこと、元々ギャンブル系に興味がなかったこと(それよりも旅行と学習塾のアルバイトの方が面白かった)などが要因ですね。

 それで困ることもなかったですし、生活の工夫で貯金を増やして早期退職もできました(笑)。そもそも、バブル崩壊からリーマンショックなどを目の当たりにしてきた世代ですから、株や投資は儲からないモノという「体感×先入観」が強いです。

 

FPが言うには…

 「資産の1/3は投資に回しなさい、お金でお金を増やすしくみをつくりなさい」

 早期退職直後は全く共感できなかった言葉ですが、今は何となくわかります。

 ただ、給与所得のある現役世代はそれでよいでしょうが、人生の残り時間がカウントダウンに入った世代が投資を始めるにあたって、ここで1/3を投入するのはやはり抵抗が強いです。

 今考えているのは、月に1~2万円プラスになるようにお金を動かしてみようかということ。お小遣い稼ぎですね。ポイント活動とお金に働いてもらうこととで、ちいさなゆとりと贅沢が生活にもたらされればと思います。

 

為替と株の動きを見ていると…

 確かに世界の見え方が変わります(笑)。そして、日本の将来への不安もつのります。というか、今はいろいろな変革の予兆が顕在化していて、それが金融の多動性に表現されているような印象を受けます。

 果たして日本は乗り切れるのか。リーマンショックのようなアメリカ株の暴落が来るのか。そんなことを思うと、今手を出すのは怖いですね(笑)。

 

 ちなみに、「米ドル1年定期×金利10%」のお誘いが来ますが、1年後のドル相場がどうなっているかは、まさにギャンブルです。さすがに怖いです。はい。

 出し入れ自由な「普通預金」でしばらく過ごします。

 

 

 

 

 

 

 

 

Amazon Fire TV stickで「i-pad×スマートフォン」とモニターを無線接続する

Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)付属 | ストリーミングメディアプレーヤー

 実物はこちらをクリックしてください。

 

Fire TV stickの活用方法(本当は)

 TVのhdmi端子に差し込み、YouTubeの動画、TVerで見逃し配信、AmazonPrimeやネットフリックスなどの映画・ドラマを見るのが本来の用途でしょう。

 というわけで、FireTVstickを購入してテレビに装着するというのは、コスパ×操作性がとても高いと言えます。

 

個人的な活用方法(リモコンは、アプリを使えばiPadスマートフォンでも可能)

 TVなし生活を送っている私は、これを2台あるPCモニターの1つに装備しました。

 1台はPC接続、もう一台はFireTV接続です。

 ええと、実質テレビですね(笑)。TVerもAmazonPrimeもこれで見ています。

 ちなみに、FireTVstickは「アプリ」があります。i-padにアプリをダウンロードしたので、リモコンだけでなく、i-padでも操作しています。

 これは、特に文字入力する際や、リモコンが行方不明になった時、とても便利です。

 

購入に踏み切った最大の目的(iPadスマートフォンのミラーリンクが可能)

 i-padとモニターとを無線接続・ミラーリンクしようとすると、その機材はなかなか高額です。たとえばappleだと2万円以上…なのでこれは無理。

 そこで、FireTVstickでi-padやスマートフォンのミラーリンクをしようと考えました。

 結論から言えばできました。

 i-padもGoogleスマホも、モニターと無線接続ができます。i-osとandroidと異なるOSでも接続可能なのがすばらしいですね。

 おかげで、大学の授業参加もお仕事のミーティングもとても快適。スマートフォンwebカメラの位置にセットできるようになったのが大きいですね。

 ケーブル類がなくなったことで机上の整理が進んだこと、i-padやスマートフォンが自由に使えること(接続ケーブルがなくなったので)も大きいです。

 

購入は…

 定価だと5,000円ちょっとします。タイムセールでの購入をオススメします。

 30%引きになります。つまり3,000円少しで購入可能。

 これで、「無線接続×ミラーリンク」できるのはかなりお得と感じています。

 

方法は…

 ネットで検索すると出てきます。

 私は、「AirScreen」というアプリを使っています。無料です。

 これをFireTVのアプリ購入画面からダウンロードして、あとは画面に指示に従って操作しただけです。

 

 というわけで、文化的なビンボー生活を送るには、「多機能型の機材を手に入れ、これを使いこなす」ということがわかってきました。

 スマートフォンやFireTVも多機能型機材です。これを使いこなすことで、ミニマリスト的生活を進めたいと思います。

早期退職×信州移住の幸福(その3)

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世代的・個人的感覚

 50代以上で東京出身だと、信州に何となく憧れを持つ人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 私の信州移住は、この憧れの現実化でもありました。

 根拠のない幸福感、ワクワク感、良いことしか目に入らないのは、きっとこの憧れのせいですね(笑)。縁もゆかりもない信州ですが、憧れだけはあったというわけで、地方移住にはこういうことも大事かもしれません。

 

とても古い記憶

 昔々、「林間学校」というものがありました。

 私の古い古い記憶の中に、夏休みの軽井沢の風景があります。自治体所有の施設に泊まって川遊びをしたり、キャンプファイヤーをしていました。その中でとても印象的なのは、早朝、側溝の水をひしゃくですくって道に撒いている人の姿です。

 東京で側溝といえば「どぶ川」の延長戦だったわけで、それを撒いているというのが新鮮な驚きで、それを見て軽井沢の水を見ると確かにどの水もきれいなわけで、これが、私の軽井沢の記憶・印象の根源にあります。

 何の縁もない松本、北杜夫の作品でしか知らない松本、サイトウキネンフェスティバルの開催地ということしか知識のない松本に魅力を感じ、住んでみたいと思ったのは、松本のきれいな水(湧き水)にあるのかもしれません。

 

盆地の暮らしを気の毒がる人も結構多い(笑)

 松本に引っ越しましたというと、「盆地ですねぇ」と否定的なニュアンスで帰ってくることも多いです。確かに夏暑く・冬寒いです。

 しかし、「寒暖差の大きさ×湧き水×発酵・醸造文化」が、信州のおいしさの根源でもあります。そういえば、盆地と言われる「京都・山梨」は、独特の食文化を持っていますし、「東北の蕎麦の産地である山形」も、信州と似たような特徴があります。

 盆地はおいしいんですね。

 温泉もありますし、パンはおいしいし、山菜の天ぷらはたまりません。

 

というわけで信州生活を満喫しています

 そもそも「松本」と決めたのは、図書館・書店の充実でした。蕎麦と温泉との存在も大きかったですね。

 で、住んでみてから新たな発見が多く、元々あった憧れとも相まって、なかなか楽しい日々を送っています。天気が良いこと、湿度が低いことも心身にありがたいです。

 古民家×DIYではありません。カフェ経営も農業もしていません。

 セブンイレブンとイオンが徒歩圏内という近代的な暮らしです(笑)。

 このコンパクトな地方都市生活の利便性と自然との距離感との絶妙なバランスが、信州暮らしの魅力のようです。