55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職×信州移住の幸福(その3)

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世代的・個人的感覚

 50代以上で東京出身だと、信州に何となく憧れを持つ人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 私の信州移住は、この憧れの現実化でもありました。

 根拠のない幸福感、ワクワク感、良いことしか目に入らないのは、きっとこの憧れのせいですね(笑)。縁もゆかりもない信州ですが、憧れだけはあったというわけで、地方移住にはこういうことも大事かもしれません。

 

とても古い記憶

 昔々、「林間学校」というものがありました。

 私の古い古い記憶の中に、夏休みの軽井沢の風景があります。自治体所有の施設に泊まって川遊びをしたり、キャンプファイヤーをしていました。その中でとても印象的なのは、早朝、側溝の水をひしゃくですくって道に撒いている人の姿です。

 東京で側溝といえば「どぶ川」の延長戦だったわけで、それを撒いているというのが新鮮な驚きで、それを見て軽井沢の水を見ると確かにどの水もきれいなわけで、これが、私の軽井沢の記憶・印象の根源にあります。

 何の縁もない松本、北杜夫の作品でしか知らない松本、サイトウキネンフェスティバルの開催地ということしか知識のない松本に魅力を感じ、住んでみたいと思ったのは、松本のきれいな水(湧き水)にあるのかもしれません。

 

盆地の暮らしを気の毒がる人も結構多い(笑)

 松本に引っ越しましたというと、「盆地ですねぇ」と否定的なニュアンスで帰ってくることも多いです。確かに夏暑く・冬寒いです。

 しかし、「寒暖差の大きさ×湧き水×発酵・醸造文化」が、信州のおいしさの根源でもあります。そういえば、盆地と言われる「京都・山梨」は、独特の食文化を持っていますし、「東北の蕎麦の産地である山形」も、信州と似たような特徴があります。

 盆地はおいしいんですね。

 温泉もありますし、パンはおいしいし、山菜の天ぷらはたまりません。

 

というわけで信州生活を満喫しています

 そもそも「松本」と決めたのは、図書館・書店の充実でした。蕎麦と温泉との存在も大きかったですね。

 で、住んでみてから新たな発見が多く、元々あった憧れとも相まって、なかなか楽しい日々を送っています。天気が良いこと、湿度が低いことも心身にありがたいです。

 古民家×DIYではありません。カフェ経営も農業もしていません。

 セブンイレブンとイオンが徒歩圏内という近代的な暮らしです(笑)。

 このコンパクトな地方都市生活の利便性と自然との距離感との絶妙なバランスが、信州暮らしの魅力のようです。