55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

日々雑感(方丈記と末法思想)

 

 雨で散歩に行けません。

 読書のページは進みますが、体重は現状維持です。

 やはり、歩くことがカロリー消費、体重減に必要な要素みたいです。

 

 さてさて、公務員のお仕事には「前例踏襲」がベースなことが多いです。

 やがて公務員バッシングが始まると「民間で成果をあげている発想のコピー」「利益重視の発想」「PDCAサイクル」が求められました。

 良いんですけどね、しかしこれらも俯瞰的に見ると「前例踏襲」に過ぎません。

 特に成果をあげている方法・発想のコピーは…です。

 

 人口減少という未来を根拠とするお仕事をする我がチームは風当たりが強かったです。未来根拠に前例踏襲はあり得ないわけですが、それが気に食わなかったのかなーと思います。提案・プレゼンの内容より、あり方とか言葉尻とか、そもそも未来って何…みたいなことで没になることも多かったような。

 

 そういう時、自分たちが感じる危機感とか、使命感とか、そういうの求められないんだからもういいんじゃないですか…と若手が言うことが多かったです。

 確かに…100年単位で見れば人口減少は急激な現象ですが、日常では気づかない緩やかな変化です。緩やかな変化であれば人間は無意識に対応できるでしょう。また、政府や行政の施策には的外れなものもありますし(プロジェクションマッピングとか)、逆にまともな施策には政治家や国民が反対するものもあります。

 であれば、前例踏襲でその場しのぎの日々を送っていればいいよね~。

 

 個人的、最近方丈記を読み返します。

 ゆく川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず…淀んだところにいろいろ浮かぶけどそれも消えてゆく。であれば無常(人口減少)に対しても、じたばたせず、何もせず、流れに身を任せて行こうか…ですね。

 で、そんなことをボヤキあっていた仲間には転職した者が多いです。

 転職者に共通するのは、東京を出て田舎に移住したこと、教育や町おこし系の小さな法人に参加していること、転職してから大学院に進んだりして学び直しを進めていること…ですね。

 一応、国民の未来のために頑張ったこともあったので、今は逃げ切ろうとしている自分を許そうかと思っています。逃げ切ることが現役世代にとって最もメリットがあるという逆説ですね。

 そんなことを思う雨の朝です。