なぜ松本市に…とよく聞かれます。
いろいろな返答が可能ですが、とても現実的なことを言えば「私の経済力では、都内に自宅を所有することができないから」と言えます。
ちなみに、現在暮らしているマンションの広さ・築年数で検索すると、23区なら3倍、多摩地区でも2倍。
地方移住×老後生活を送るにあたり、70㎡以上の広さ(ファミリー物件)は不要と考えました。広いと維持費がかかりますからね。ただ、地方都市でコンパクトな部屋を見つけるのは結構難しいという逆説もあります。
そんな中、50㎡台の物件と出会えたのは幸運でした。
それが松本にあったというオチですね。
地方都市ですから、紀伊国屋書店もタワーレコードもヨドバシカメラもないです。
でも、松本駅前まで歩けば丸善があり、ツルヤに買い物に行けば同じ敷地内にドラッグストアも家電ショップも無印良品もあります。そういう意味では、新宿・渋谷に行けば何でもあるけどそこまで電車に乗っていく必要がある暮らしよりも利便性が高いとも言えます。
戦後の高度経済成長からバブルまでは、「東京にあるものを地方に持って来る」ことが美徳・価値だった時代と言えます。
でも今は、東京にあるものがないことが地方の価値であり、田舎にしかないものをリブランドして魅力化することが大切です。
松本で暮らしてちょっと残念なのは…私お酒が飲めないのです。
ご当地、ワイン・日本酒・クラフトビールの産地でして、これが楽しめたらもっと充実した暮らしになりそうですが…こればかりはどうしようもない。
というわけで、のんびりした地方生活を楽しんでいます。
もうすぐ新蕎麦が出ます。