◆というわけで、自宅引きこもり生活になっています
旅行にも行かず、外食もなく、散歩程度。
午前は二度寝。午後は昼寝。夜は早寝。
こういう状態の時に役に立つのは、「数分で簡単な料理を作るスキル」。
ただ、カップ麺とかそういうものではなく、一応作ること。野菜も入るもの。
これは、早期退職後、「主夫」として暮らす上で重要なスキルではないかと感じています。
◆主夫の料理…
中学に「技術・家庭」という科目がありました。
これ、男子は技術、女子は家庭です。今は昔ですね…。そんなわけで、男性が料理を学ぶ機会は少なかったと思います。「男子厨房に入らず」という価値観もありました。
男性が料理を覚えるのは、自宅を離れた時。大学進学や就職で一人暮らしになる時でしょう。でも、料理を教わるわけではありません。自己流で覚える。とりあえず焼く、煮るから始まって、焦がしたり、爆発させたりしながら身につけるという感じではないでしょうか。
そんなわけで、作れたものが得意料理。そして、得意なものばかり作るので、レパートリーは狭いが味は深い。無駄に凝り始めて外食より高い材料費をかけることもしばしば。あるいは、アウトドア系にはまって、高価な道具にはまってしまう人もいます。
私にもそんな時期がありましたが、比較的早めに抜け、現在はいかに手間と経費とをかけないか…にシフトしています。
◆精神的に疲れている時こそ、食べることが大事
食欲がない時ってあります。
お腹が減っても、作る体力も外食する気力もない時があります。
そんな時、食べないで寝ていると、よりよくない方向に進むことが多いと感じています。食べるというか、何かを噛む・飲み込むという動作をした方がよい。
と言って、米を研ぐのはしんどい。研いでも炊き上がる頃には食べる気力がもうない時もある。理想は火を使わずに作れるもの、火の使用を最低限にできるものです。
◆冬の大根は万能でした…
ご飯や麺に「大根おろし×醤油」ですね。茹でた豚肉や豆腐でも同じ。
気力のある時、「大根×鶏肉」を炊飯器で煮込んで保存。
というわけで、大根は、簡単な食事を実現するアイテムでした。しかし、大根の季節は終わりました。これからどうしよう…。
キムチ作りを再開しようかと思いますが、白菜・大根の季節ではないので…。いっそ、キムチではなく、味噌床を作って「にんにく」とかつけてみようかとも思います。
自分で作り始めてわかるのですが、「漬物」って、日本人の食生活の知恵の塊ですね。気力のある時に作っておけば、あとは何とかなる。しかも漬物って、歯ごたえがあるので「食べた気」になります。
食欲がない時、疲れた時、作る気力がない時、豆腐と漬物があれば、とりあえず糖質制限を実現した一食になります。漬物つくりといっても、私の場合は、「野菜を切る→浅漬けの素をかける→冷蔵庫に入れる→食う」で終了。主夫のミニマリスト的食生活ということでお許しください。