◆リスケになる
今週土曜日〆切予定だった案件が、まるまる一週間延長になりました。
今週土曜日にデータが届いて、来週土曜日〆切に変更。
これだったら旅行にいけたと思わなくもないのですが、ま、節約生活をと思います。ちょっと勉強したいこと、読みたい本もありますし。
何となく身体も疲れています。いい季節になってきましたが、季節の変わり目でもあるんですね。そういうものへの心身の反応を感じるようになってきました。
◆高校生の学習ボランティアのことなど
知り合いの先生との関係性から、高校生の学習のお手伝いをしています。
報酬はなし。リモートなので経費もかからないと言えます。何より、私自身の勉強になるのでとても感謝しています。
で、先日、心当たりのない宅急便が届きました。先出人を見るとその先生。
昨年度のお礼と今年度のご挨拶だそうです。これ、その先生の自腹なんです。
学習ボランティアを「無報酬」でやることも、高校生が「無料」で相談できることも、本当はダメだとは思っています。外部人材を活用した学習支援は、教育委員会・学校がきちんと企画・予算化して「事業」として行うものですから。
でも、そういう企画を「やれ」という人も多くても、「公的事業・予算」としては承認されにくいという現実があります(ひどい話です)。
その時、現場の先生方の多くは自腹・身銭を切ることが多いです。それを知っているので、「ボランティア」で参加させていただいています。また、「小論文をどうすればいいですか」という高校生のお話を私が聞くことで、先生方は自分の仕事をする時間が生まれます。現場は、それくらい追い詰められているんですね。
というわけで、返礼に「白馬のおいしいパン」を贈りました。
これは私の自腹(笑)。
◆高校生との対話など…
というわけで、高校生との対話も始まりました。
ネットでつないで、初めての方々との顔合わせです。で、高校生に「質問・疑問・聞きたいこと」を投げかけてみました。
返ってきたのは、「これは本当なのですか」を枕詞とした「今の世の中についての疑問」。その多くはネット上の言説。たとえば、ネット上には、いわゆる「ヘイト的な主張」や、「有名人の見解」があふれています。それが「本当なのか」という問い。
自分の体験に基づく発想ではありません。他者の見解について、他者の賛否を聞こうとするんですね。しかも、他者(私のこと)に相談するていではありますが、自分の賛否は密かにもっています。そして、自分の賛否と一致する人なのかどうかを試してきます。
高校生、なかなかやります。公務員時代の嫌な上司みたい…。
わかったのは、「先入観にとらわれていること」「自分よりも権威的なものに拘束されていること」、その結果、「思考停止」に近い状況になっていること。でも、そのことに自覚はないこと。いわゆる「結論ありき」の主観的思考になっているんですね。
こういうパターンにはまっていると、どんなテーマを与えても同じ内容・同じ思考・同じ結論にしかなりません。一見「よく書ける人」に見えますが、実は「思考停止」しているに過ぎず、「表面的な論理性」はあっても、事実に基づいた客観的な思考ではないことが多いです。
◆先入観に気づくワークから始めましょう
「先入観・既成概念」にとらわれているという傾向が読み取れましたので、そこから始めましょうということで先生と一致しました。
そのためのワークは、先生が授業でやるそうです。
今年も「補助・影・脇役」に徹しつつですね。
そして、学習支援が「ボランティア(無報酬)」から、「有償」の事業になることを祈っています。もちろん、有償の事業になったら私は引退の予定。
学習支援が有償の事業になること、そこからさらに進んで学習支援の必要がない学校になることは、昔の同僚が頑張ってくれています。
それまでの「つなぎ」ということで。