55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職者、高校生に試される

 

リスケになる

 今週土曜日〆切予定だった案件が、まるまる一週間延長になりました。

 今週土曜日にデータが届いて、来週土曜日〆切に変更。

 これだったら旅行にいけたと思わなくもないのですが、ま、節約生活をと思います。ちょっと勉強したいこと、読みたい本もありますし。

 何となく身体も疲れています。いい季節になってきましたが、季節の変わり目でもあるんですね。そういうものへの心身の反応を感じるようになってきました。

 

高校生の学習ボランティアのことなど

 知り合いの先生との関係性から、高校生の学習のお手伝いをしています。

 報酬はなし。リモートなので経費もかからないと言えます。何より、私自身の勉強になるのでとても感謝しています。

 で、先日、心当たりのない宅急便が届きました。先出人を見るとその先生。

 昨年度のお礼と今年度のご挨拶だそうです。これ、その先生の自腹なんです。

 学習ボランティアを「無報酬」でやることも、高校生が「無料」で相談できることも、本当はダメだとは思っています。外部人材を活用した学習支援は、教育委員会・学校がきちんと企画・予算化して「事業」として行うものですから。

 でも、そういう企画を「やれ」という人も多くても、「公的事業・予算」としては承認されにくいという現実があります(ひどい話です)。

 その時、現場の先生方の多くは自腹・身銭を切ることが多いです。それを知っているので、「ボランティア」で参加させていただいています。また、「小論文をどうすればいいですか」という高校生のお話を私が聞くことで、先生方は自分の仕事をする時間が生まれます。現場は、それくらい追い詰められているんですね。

 というわけで、返礼に「白馬のおいしいパン」を贈りました。

 これは私の自腹(笑)。

 

高校生との対話など…

 というわけで、高校生との対話も始まりました。

 ネットでつないで、初めての方々との顔合わせです。で、高校生に「質問・疑問・聞きたいこと」を投げかけてみました。

 返ってきたのは、「これは本当なのですか」を枕詞とした「今の世の中についての疑問」。その多くはネット上の言説。たとえば、ネット上には、いわゆる「ヘイト的な主張」や、「有名人の見解」があふれています。それが「本当なのか」という問い。

 自分の体験に基づく発想ではありません。他者の見解について、他者の賛否を聞こうとするんですね。しかも、他者(私のこと)に相談するていではありますが、自分の賛否は密かにもっています。そして、自分の賛否と一致する人なのかどうかを試してきます。

 高校生、なかなかやります。公務員時代の嫌な上司みたい…。

 わかったのは、「先入観にとらわれていること」「自分よりも権威的なものに拘束されていること」、その結果、「思考停止」に近い状況になっていること。でも、そのことに自覚はないこと。いわゆる「結論ありき」の主観的思考になっているんですね。 

 こういうパターンにはまっていると、どんなテーマを与えても同じ内容・同じ思考・同じ結論にしかなりません。一見「よく書ける人」に見えますが、実は「思考停止」しているに過ぎず、「表面的な論理性」はあっても、事実に基づいた客観的な思考ではないことが多いです。

 

先入観に気づくワークから始めましょう

 「先入観・既成概念」にとらわれているという傾向が読み取れましたので、そこから始めましょうということで先生と一致しました。

 そのためのワークは、先生が授業でやるそうです。

 今年も「補助・影・脇役」に徹しつつですね。

 そして、学習支援が「ボランティア(無報酬)」から、「有償」の事業になることを祈っています。もちろん、有償の事業になったら私は引退の予定。

 学習支援が有償の事業になること、そこからさらに進んで学習支援の必要がない学校になることは、昔の同僚が頑張ってくれています。

 それまでの「つなぎ」ということで。