55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

先入観に気をつけろ!

 

結局連休中は、ひたすら原稿書き

 早期退職すると、世間の休日は私の平日。世間の平日が私の休日。

 というわけで、締切の原稿に専念。

 本当は、図書館にこもって書きたいのですが、図書館は貸し出しサービスのみ。

 いわゆる自習室や、PC持ち込みの机は使用禁止中。というわけで、借りては返し、返しては借りの連続です。

 

教材作成で気をつけていること

 先入観です。言葉を替えると、思い込み・自明性・バイアス・偏見ですね。

 テーマについて、「私はAだと思う」という意見を持っていることも、先入観になりがちです。「Aであるという先入観があると、Aを正当化するような情報だけを、無意識に集めてしまう」のですね。それだけでなく、「Aではないという情報を無意識に排除する」ことも生じます。

 というわけで、これは危険。

 お仕事の基本は「クライアントの意図にそって」と言われます。クライアントの意図に沿うことで、自分の中の先入観を消していくことが大事ですね。

 

先入観の善用も

 松本暮らしも、まもなく1年。

 自然との距離感、都会的利便性、部屋からの景色、物価などなど、とにかく気に入っています。「松本はいいところ」という思いを先入観にしてしまおうと思います。

 そうすれば、松本のいいところだけが自然に入ってきます(笑)

 もちろん、松本のよくない情報は無意識に排除ってことで。

 

転勤・異動が多かった人生ですが…

 新しい職場に赴任する時、事前情報は意図的に集めない方でした。

 先入観がないからこそ、解決のアイディアが生まれることもありますし、その人の能力が発揮されることもあります。

 そもそも、お仕事が地域課題解決型のプロジェクトですから、よくない情報なら事前に学習済み(笑)。これ以上の先入観は、私の精神面でも負担になります。おそらく、私自身が先入観に支配されやすいタイプなのだと思います。だからこそ、距離を置かないと解決できるものも解決できなくなってしまうのですね。

 

 そう考えると、早期退職後の暮らしについて、早期退職前に「想定」していたことが、精神的な足枷になったことも理解できます。2年間の無為な暮らしで、そういうものがやっと抜けたのかもしれません。

 早期退職をお考えの方は、退職後の暮らしについて先入観を持ちすぎるのは考えものかもしれないと思う今日この頃です。