テーマ「1週間の食事制限」
目的は、体調不良の改善。
眠れない、集中できない、疲れが取れないからの脱却です。
◆目次
食べることが好きでした
転勤生活では、その土地、その土地の美味しいものと出会います。そして地方の名物は「量が多いこともごちそう、おもてなし」です。よく食べました。
やがて年を取ると「料理の美味しさ」から「素材の美味しさ」を求めるようになります。それが一番自分にあっていたのが東北でした。そこは「肉、魚、蕎麦、米、野菜…」の宝庫でございまして、東京・銀座だと〇万円になるものが、市場で現地価格で手に入る…。ただ、そんな暮らしが少しずつ心身を蝕んでいたのでした。
内臓と心の関係性
40歳を過ぎると、健康診断で「再検査」が付くようになる人も多いと思います。
ただ、業務多忙もあって再検査に行かないことも多く、またそれが許されていました。そんな暇はないという現実ですね。「半日休み」を取ることすら難しかったです。
結果、私の場合、ものすごく気分が落ち込むことが増えてきました。自家用車での出勤途中、アクセルを踏めなくなったこともあります。身体も重く、疲れが取れません。当時の私は、その原因を「多忙」「休みが取れないこと」と思っていました。「時間外労働195時間」の頃です。
さすがにしんどくて、業務の合間に、職場のカウンセラーに相談しました。そこから産業医につながり、2か月の入院となります。その際言われたのは、「身体の疲れは内臓の疲れ。内臓の状況が心の状況」です。
「気分が落ち込むのは、内臓が疲れているからだよ」という医師の言葉を最初に聞いた時はちょっと理解できかねましたが、今は、非常に身に沁みます。
食事制限の実行
糖質制限、炭水化物カット、グルテンフリーなど、世の中にはいろいろなダイエット方法があります。
それぞれに効果があると思います。退院後、私も日常生活の中に取り入れてきました。確かに、気持ちと身体とが楽になります。長く続けるのが難しいのと、財布に厳しいのが短所ですが…(笑)。
先週は、久しぶりにやってみようかなと思い立ち、1週間やってみました。
テーマは「なんちゃって断食生活」、ルールは3つ。
・1日1食、間食なし
・米、パン、麺、肉を口にしない
・食べて良いのは「豆腐・蒟蒻・野菜・魚」。
ただし「食べる量」「調理法」は制限しない
1週間の食事制限の結果
ダイエットが目的ではありません。しかし痩せます。今回は約4㎏。
わかったことは大きく3つ
◆気持ちの落ち着き
「早期退職して、自宅でのんびり過ごす心境」に近づく瞬間がありました。俗世間から離れる、距離を置くという心情の体感です。思わず「徒然草」を手に取りました。
◆現役時代の思考・ルーティンにまだ縛られていることへの気付き
無意識ですが、いろいろな感覚が現役時代のままなんですね。
ただ、そういう自分の現状に気付くことができたのは大きいです。現役を離れたのですから、新しい生き方や価値観を、時間かけて育んでいくことになると思います。
◆カフェインの影響を感じる
カフェ巡りが趣味でコーヒー好きです。
期間中、ふと思いつき、1日コーヒー断ちをしてみました。すると、その日は夜10時前には就寝していました。子供じゃないんだから、コーヒー飲んだら眠れない…なんてことはないと思っていましたが、そうでもないみたいです。コーヒーを飲んだ日、飲まない日で、身体の反応の違いを感じます。
カフェインも過剰摂取はよろしくないわけで、今後気を付けようと思います。
まとめ
365日、このような生活を送ることができれば良いのですが、それは先々の宿題。
まず「月1回、一週間」を目途に、毎月実施してみようと思います。
10年後、これが日常になっていると良いかなと思います。
そうなったら「仙人」ですね。でも、退職生活の目指す方向が見えてきました(笑)。
改めて心穏やかな日常をと思います。