阪神淡路大震災は1月。
東日本大震災は3月。
今回の能登の震災は1月。
いずれも「冬」に起きています。
もし、真夏に起きていたら…と考えてみてください。たとえば、お盆休み中とか
防災グッズ、防災セットが普及し始めています。これは一般的・標準的なセットです。この防災セット、季節ごとに見直していかがでしょう。
私は、防災グッズの「衣替え」をしています。
夏はタオル類を多め、冬はヒートテックやカイロ類を多めにしています。「速乾性のもの」がいいですね。ちなみにですが、携帯ウォシュレットも一応入っています。
津波・水害などの場合、避難時に「足が水に浸かる」「泥にはまる」ことが多いです。何とか逃げて、避難所について、足が濡れている・汚れていると身体の冷えや精神的な不安につながりやすいです。
というわけで、私の防災セットには靴下も多めに入っています。これは台風などによる「夏の水害」でも有効。瓦礫の上を歩くことも考え「厚手の靴下と軍手」は欠かせません。
初動が適切だったか…という(不毛な)議論が始まったようですね。
今回の場合、「入ってきた情報を見ながら判断した」ならば、初動は遅れるでしょう。地震の規模や津波予想からすれば、「情報が入ってこないレベルのやばさ」と判断して動いた方がよいと考えられます。
その時、普段から「大げさな対応したけど、結局大したことなかったじゃん」というタイプの方を対策本部から排除することが大切(個人の感想です)。言い換えれば、こういう価値観の人が初動の指揮を執ったならば、「初動の失敗×人災」と言えるでしょう。
世の名には、「平時に強い人」「緊急時に強い人」とがいます。緊急時に強い人が指揮系統の中心にいることが大切。これを、ご家庭にあてはめてみてください。
ご家族にも、「平時に強い人」「緊急時に強い人」がいると思います。
初動は、緊急時に強い人の「野生のカン」に従った方が、「正常性バイアスの罠」にはまらずに済むと思います。平時に強い人は復興モードで活躍してもらいましょう。
などと考える今日この頃。
もしよろしければ、防災グッズを「冬仕様」にしてみてください。
これを機に、防災グッズの衣替えも習慣になればと思います。