55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

退職後の生活場所の選択で大切なこと(災害リスクの回避)

 

水害のニュースが…

 東北地方でも水害が発生しています。

 わりとよく知っている地域なのですが、「そこが水没するの…」という印象です。

 川というよりは、溝としか思えないような水の流れがあふれていたり、規模の小さな川が決壊していたりと、想定外の水害が発生しているようです。

 気候が熱帯型に移行しているわけですが、そうなると雨の降り方が変わります。

 雨が、雨からスコールになるわけで、そうなると、今まで氾濫しなかった小さな川が、その容量を超えるという状況になったのかもしれません。

 

移住先を考える×探す際に気をつけていたこと

 仙台在住時代に東日本大震災を経験しました。

 もう一回はできるだけ避けたいです。もちろん、狭い日本ですから、どこで暮らしても自然災害のリスクはあります。ただ、そのリスクをできるだけ小さくしたいです。

 家探しの際は、自治体HPの「ハザードマップ」を確認するとよいです。

 山が近い(土砂崩れ、山火事)、川が近い(水没)、低地×もともと田んぼだった(水没×地盤が緩い)などの場所は危険度が高いです。

 もう一つは、古地図を見るのもよいです。

 これで、もともとどんな場所だったかわかります。江戸時代までさかのぼらなくても、明治・大正期のものがあれば大丈夫。地元の図書館にあります。

 少し前仙台、今は松本で暮らしています。共通点は「城下町」であること。城下町の場合、「古い地名」を見るとわかることが多いです。「武家屋敷」だったエリアとか、「鉄砲町」など領主を支える産業があったエリアは、地盤が固く、水害などのリスクが低く、安全性が高いといえるでしょう。

 古い地名から「昔の人の経験値×安全性」を見出すことができるんです。

 

城下町のリスクは??

 お城にはお濠があります。つまり水害の可能性はあるんですね。

 松本市ハザードマップを見ると、私のマンションから市役所は、床下浸水危険性のエリアになっています。女鳥羽川の氾濫可能性ですね。

 で、私のマンションは12階建てです。お気づきの方はわかると思いますが、本来13階建てなんですね。このマンション、1階に居住エリアがないんです。1階は会議室や電気室・機械室になっていて、2階より上が居住区になっています。もし…の場合、住人には被害がない。その代わり、1階の電気系統はやばいことになります。ただ、地下室だと完全水没の危険がありますが、1階の少し高めの位置に機械類が設置してあるので、危険度は低い。

 

もし、今住んでいる松本で大きな自然災害があったら

 何かがあってインフラが停まったらどうするかは決めています。

 しばらく松本を離れて、ホテル暮らしですね。

 松本市内の避難所などで過ごすとかは考えていません。公務員として避難所運営もしましたが、それはそれで大変。であれば、私のような身軽な人間は、しばらく松本を離れて自立生活を送るのがベストと考えています。ですから、自宅に食料や水などをストックしていません。その代わり、自家用車のガソリンは半分以下にならないようにしています。あとは、会員になっているホテルチェーンのウィークリープランを予約してそこで避難生活ですね。

 

地方移住×知らない土地に引っ越すときは

 ハザードマップや古地図をご確認ください。

 自然災害は、地震や水害だけではありません。津波・土砂崩れ・山火事などもあります。ライフラインの強度・脆弱性も重要です。

 で、一つヒントです(笑)

 古い町の県庁や市役所などの近くは比較的リスクが低いことが多いです。災害時のインフラ復旧も早いです。さらに言うと大学や大学病院のあるエリアも地盤やインフラが強いです。

 もし、地方移住をお考えで、でも都会的利便性のある地方都市をご希望の場合は、以下の条件にはまっている場所から、さらに災害リスクの低いエリアを選択してはいかがでしょう。

 ①城下町

 ②国立大学の医学部とその附属病院がある

 ③県庁、もしくそれに準じる規模の市役所庁舎がある

(個人的に駅近は避けています。鉄道がひかれた場所は畑やたんぼだった場所が多いんですね。駅近の再開発エリアも同様です)。

 

 家探しをしていた時、やけに条件がよくお安い物件がありました。

 その理由は、ハザードマップにありました。

 退職してから住む家を失うと、生活再建はとても難しいです。

 災害リスクの回避はとても重要です。