さて、「潮時」という言葉が浮かんで、自然と退職しようと思いました。
「決断」という重いものではなかったです。
私自身の「賞味期限切れ」という感じ。
ま、退職してどうするかは全く決まっていないどころか、あてもないのですが、年度末に退職する旨を所属長に伝えました。
一応、慰撫があります。また、以前お世話になったことのある何人かの上司から呼ばれたりもしました。ありがたいことです。確認されたのは、退職後のこと。
ええと、無職です。辞めるだけ。住む場所も決まっていません。もちろん、転職活動もしていません。
ここで、上司たちのトーンがかわります。普通なら「本人の意向を尊重」で形ばかりの慰撫なのですが、真剣に慰撫し始めます。
それは、私が退職する「理由」がないから(笑)
公式な退職理由は「一身上の都合」になります。その意味は「転職」であることが普通です。
しかし、私の場合「転職」ではありません。ただ辞めるだけ。となると「直属の上司による監督責任」が浮上します。月200時間以上の残業があり、それ以外に、直属の上位の指示による勉強会などへの協力や対応がありました。
このまま私が退職した場合、上司に人事的なペナルティーが科される可能性が生じます。それは、直属の上司にとって「脱落」を意味します。
私が退職を告げたことを知る人は限定されていましたが、以降、3つのパターンが生じます。
1.私の意向を尊重し、良い意味で「普通」に接してくれる人
2.私に「転職先」を紹介してくれる人
(ここまでは、私の退職を知っている人)
3.「私は病気で仕事が続けられなくなって辞めることになった」と言いふらす人
(この人たちは、私の退職を知らない人)
なかなか楽しい状況になってきました。
つづく