大正池と焼岳
民間・公務を問わず「日本企業には業務の非効率性」が内在します。
「一つの企画・一枚の書類」を完成させるためには、膨大な「お伺い・根回し・すり合わせ」が必要で、そのために「社内を歩き回ること」になります。
「早期退職×在宅ワーク」になって気づくのは、「業務の非効率性×歩き回ること」が実は「健康」を維持していたのではないかという逆説。
出世して「自分の部屋」を持つようになったエグゼクティブが、「早朝に走る」のは、「社内を歩く必要がなくなったから」ではないでしょうかね。みんな部屋に来ますから、自分の部屋で業務が完結します。そして、歩かなくなる~太る~体調が悪くなる~朝走るということなのかもと感じます。
私は、早期退職して「自分の部屋にこもるようになった」のですが、当然、歩く機会が減ります。歩かなくなる~太る~体調が悪くなる~寝る…ここに差があります。
この夏、やっと「歩くこと」が習慣になりました。
とはいえ、早朝の涼しい時間でも、最初は30分も歩くと疲れて汗だく。しかし、少しずつ身体が慣れてきて、90分くらい平気で歩けるようになり、現在に至ります。
昨日、上高地で3時間ほど過ごしました。やはり「歩くことに不安がない」と景色を楽しめます。寄り道や、遠回りのルートを選択することもできる。
そして、一晩明けた現在、痛みも疲労もないです。
むしろ、心身が軽い。原稿も進む。
長生きは望んでいませんが、健康ではいたい。自分のことは自分でできるまま死にたい。というわけで、今日も散歩にと思います。
松本移住してよかったと思うことの一つは、散歩が楽しい街であることです。