
◆もし、あの時早期退職を決断していなければ…
今年度になって、ふと「もし…」を考えるようになりました。
もし、あの時公務員を辞めなければ(辞めて民間に転職しました)
もし、あの時転職した会社を辞めなければ(辞めて無職になりました)
どうなっていたんでしょうね。
経済的な不安はなかったと思います。ただ、今の暮らしはなかったわけで、そう考えると、早期退職が正解だった…と前向きに肯定できるようになってきました。
◆早期退職1年目の3月に…
知人に呼び出されまして…まぁ世間話かなと思って手土産など持って訪問したのです。行き先がオフィスだったのですが、そこにはカフェもあるのでそちらかな…と思ったら通されたのは会議室。
お話の内容は、この4月からでも、来年4月からでもよいのでここで働いてくれないかという、とてもありがたいお話。身分は正社員。業務内容も明確。
正直、早期退職して1年暮らすと、もう組織で働くイメージが湧きません。しかも、松本への転居も決まっていました。ただ、経済的不安や、このように誘っていただくことに心は揺らぎます。特に、わざわざ好条件を提示して誘っていただいているので、これを断るというのは心情的に難しい状況でした。
◆考えたのは…
もし「再度働く×給与を得る」となれば、月給は使い果たしてもだいじょうぶ。
要するに、早期退職資金に手を付けない・減らない・維持ができればよいわけで、そう考えると、松本×東京の二拠点生活も不可能ではない。東京では家具家電付き賃貸で暮らし、時々松本に戻ればよい。理屈としては可能です。
ただ、また東京で電車通勤をする、人間関係を探りながらプロジェクトを進める、コロナ禍で業務を進める自信は、なかったですね。
とてもありがたく、魅力的で、義理人情もからんでいて断りにくいものなのですが、お断りしました。かなり不義理なことで、その人とはちょっと疎遠になってしまいましたが。
◆現役時代の延長ではない日常になってきました
つまりは、2年かけて「早期退職的日常」が見えてきたんですね。
「原稿を書く×大学の学び×松本暮らし」と「ミニマリスト的生活×ポイント活動×投資」という日常です。
これは、再就職していたら絶対になかった暮らしですね。逆に言えば、早期退職して何となく生活が落ち着いてくるには、2~3年くらいかかるってことでもあるようです。
そんな日常になってきて、自分の早期退職を少し肯定的にとらえることができるようになりました。もちろん、ネガティブな心境になることや不安がなくなるわけではありません。でも、何となく楽しくなってきました。
最初は「勤め人からの解放感」、そして今は「早期退職生活の工夫と充実」ですね。
というわけで、今日は断食で心身を整えます。