◆人は人と会うだけで疲れる
公務員に転職して増えたのは、医師など医療関係者の知り合い。
その一人から、「人はね、人と会うだけで疲れているんだよ」と教えてもらいました。この言葉、個人的にものすごく共感します。
特に窓口業務、クレーム対応、議会対応、根回し調整業務などの後の疲労感は「ダメージ」ともいえるレベル。仕事だからやりましたが、今では思い出すのも苦痛なことが少なくありません。
◆私はスケジュールを空けたいタイプです
さらに言えば、遊ぶのではなく、何もしない日こそが真の休日!
旅行が好きな理由の一つは、職場から遠ざかる解放感だと思います。
旅先でも、名所旧跡を巡るより、部屋で惰眠を貪ること、ただ山を眺めることが好きです。旅行に出ても、全然アクティブではないんです。
ということから考えると、私は人と会うだけで疲れるタイプなのでしょう。
◆怠惰な生活は心を癒す
同じ医師から教わった言葉です。
対人関係と時間とから解放された気ままな暮らしをしています。規則正しさもルーティンもありません。世間的な価値観では、まちがいなく怠惰な暮らし。
この怠惰な日常が、過去のトラウマなどから私を癒してくれるという感覚はあります。私のようなタイプの人は、早期退職したら「何もしない」「すべて手放す」「自分を赦す」ってことが案外大切なのかもしれません。
◆引きこもるって大事なことなんですね
50歳をこえると、職場の立ち位置がいろいろと難しくなります。
世間的には「バブル世代×公務員」への風当たりも強いですし、職場では「家族の介護×異動・転勤」の狭間で忠誠心を問われます。
そう考えると、52~53歳で転職、55歳で早期退職してよかったと思います。
あの状況で続けていたら、確実に自分が壊れたと思いますし、もっと恐ろしいのは「自分が壊れたことにすら気付かず働き続けた可能性」があります。
「早期退職×新型コロナ×引きこもり生活」が間もなく2年になります。
少しずつ、自分が戻って来ることを感じる今日この頃です。