
最近、松本城の写真が多いです。
たとえば、姫路城・名古屋城などと比べると、規模や美しさなどの点で…という意見もあります。
でも、毎日見ても飽きないんですね。
なぜだろうと考えていたのですが、その答えが何となくわかってきました。
「非対称の美」なんですね。
城主が変わったり、増築があったりで、統一感のようなものは弱いんですね。
でも、そこが魅力なんです。飽きない理由。
背景が借景のようになることもありますが、季節・時間・角度によって、全然違うお城に見えます。言い換えれば、季節・時間・角度などを組み合わせることで、「松本城を無限に増やすこと」ができるんですね。
もちろん、私の技量ではそれを写し取ることはできないのですが、毎日散歩がてらにお城を見上げつつ、「今日の松本城」を楽しんでいます。
何事も「完璧」を求められる世の中ですが、「非対称の存在」に心惹かれるのは、私自身も「非対称な存在・凸凹の大きな人間」だからかもしれません。
そんなことを思う、朝の散歩です。