55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

50代の地方移住をどう考える

 早期退職前から移住先・2拠点生活として狙っていたのは、越後湯沢と軽井沢。

 起業できる、DIY好き、副業収入が100万円以上であれば、どちらかを選んでいました。しかし…

 

リタイア後の生活に求めるのは「静かさ」か「アクティブ」か

 マスコミに出る「アーリーリタイア」「田舎暮らし」は、「アクティブ系」です。

 農業・漁業・林業に参加する、カフェを興す、起業して町おこしに貢献する。

 10万円で譲ってもらった古民家を、数年かけてDIYできれいにする。 

 こういうアクティブ系に憧れる気持ちは、なくはないです(笑)。

 しかし、私が求めているのは「静かな暮らし」なんですね。

 

静かに暮らすなら、田舎よりも都会という逆説

 静かに暮らすために必要なのは、「自立した生活」ができる環境。

 ご近所から大根をいただく暮らしの豊かさを楽しめるのは、「お返し」ができることが前提。無職で、雪かきの体力すらない人間に、ギブアンドテイクの関係構築はちょっとしんどい。そもそも、名刺のないコミュニケーションには自信がないです。

 となると、人口1万人未満の地域社会では孤立する可能性があります。

 これは、ちょっと危険。

 

アクティブ派はどこでも暮らせると思いますが

 早期退職したら静かに暮らしたいとなると、発想の切り替えが必要。

 というわけで、越後湯沢は涙をのんで諦め、人口10万人以上の地方都市のマンションに切り替えました。

 今のところ、この選択でよかったと思っています。

 どこかの国では、猛暑の中オリンピックとやらが始まるそうですが、エアコンの効いた自室で静かに暮らしています。

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地方移住と移住支援金のこと(退職者の地方移住)

 これは、よくある質問です。

 ここでは、早期退職者・退職者など50代以上を対象に考えます。

 

移住支援の目的を確認

 移住支援をしている地方自治体は多いです。

 その目的は「人口減少対策」「地域経済の活性化」です。

 つまり、求めているのは「子育て世代」と「起業」。

 従って「移住支援金」については、この二つに該当する人が対象になります。

 

55歳早期退職の私に、移住支援金は該当しない

 無職の年金予備軍にお金を払ってまで移住を呼びかける自治体があれば、それはそれはありがたいです(笑)。

 しかし、それは「自治体の運営」としてはちょっとありえないです。

    「医療費」「年金」を負担するのは、国ではなく、市町村です。少子高齢化の時代に、財政を圧迫する世代を増やしてどうするってことです。

 

起業するから移住支援金を寄越せもちょっと違う

 移住支援金は「公費」なんです。

 「起業したい」という気持ち・熱意に予算はつきません。

 公費は「計画・実績・損益分岐点(の利益)」につきます。

 移住前からその土地に通っている、知り合いがいる、起業準備が進んでいると、予算はつきやすいです。

 また、すでに起業~自営の実績があり、その支店をあけるのは歓迎度が高いです。中には、移住=本店移動という例もあります。

 

早期退職×定年退職世代の移住は「自立」が前提

 そういうことです。

 これから散々「公的支援(医療費・年金など)」を受けるわけですから、それまでは、自分の力で生活しましょう。

 もちろん、移住相談会などに足を運ぶのは大事。お話を聞き、情報を集め、「地域の魅力」と「自分の暮らし」とが合致した自治体を見つけてください。

  

 もうちょっと続きます。

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地方都市移住のメリット

 一口に「地方移住」といって種類があります。

 私の地方移住は「地方都市移住」です。

 

地方都市移住とは?

 10万円で古民家をゆずってもらい、DIYでリフォームしてカフェにする。

 裏庭で野菜を育てる。蕎麦を打つ。薪を割り冬はストーブで暖まる。

 …という暮らしに、あこがれはあっても無理な人のための選択肢。

 ちなみに、私は無理。腰に爆弾、虫がダメ、人間関係から離れたい。

 

地方都市から「移住先」を選ぶ時の考え方

 「早期退職×老後」を考えて、「街×物件」の条件をこのように考えました。

 ・人口10万人以上で、大手企業の城下町

 ・県庁所在地、もしくは、それに準じる街

 ・新幹線停車駅、もしくは、それに準じる特急列車の停車駅

 ・平地で車なしでも生活できる、もしくはカーシェアリングがある

 ・市庁舎、大学病院などの近く

 ・スーパーには、地元資本と東京資本の両方がある

 ・災害リスクが低い

 ・築20年以内のマンション(駅からは遠くてもよい)

 

人口1万人を切ると「人間関係×相互扶助」が大切

 街の人口が「1万人以下」だと、自治体財政の「補助金依存率」「医療費割合」が高くなります。つまり「人口減少×少子高齢化時代の財政」としては苦しいものがあります。ただし、そういう苦しさを「相互扶助」で乗り切るのが田舎の暮らし。そういう人間関係が構築できる人は田舎暮らし向き(私は不向き)。

 

◆「自立した暮らし」を目指すなら、財政基盤が安定した都市で

 この境界線は、人口10万人以上。

 この規模になると、自治体の「自主財源率」が高くなります。つまり、公的な住民サポートを受けつつ、自立した暮らしができるんですね。

 財政は「人口10万人以上+企業城下町」だと安定性が高いです。「若い世代の人口×法人税収入」は、街の体力を高めます。そう考えると「門前町」「観光依存型の街」は、ちょっとリスクがあるように感じています。

 

人口が多すぎることもリスクになる

 今、公務員は叩かれ、減らされ、希望者も減ってきています。

 この状況の中で、街の財政・公的インフラを維持し、住民支援などに「素早く対応できる街のサイズ」は「人口10万人~30万人」。

 政令指定都市クラス(人口100万人以上)になると、二極化します。

 政令指定都市でも、地方税(固定資産税・国民健康保険税)、公共料金(水道・バス)が高額な自治体にはリスクがあると感じます。水道事業民営化を決めた自治体もあります。 

 一番危険なのは、人口に対して公務員の数が少なすぎる自治体。公務員は、行政だけでなく、教育(学校)、医療(病院)、警察(治安)、福祉を担います。この部分に予算と人手が行き渡っていない、あるいは削減しようとしている街の未来には、リスクがあると感じています。

 実際、コロナ給付金、ワクチン接種の状況を見ると、中規模の自治体が早いです。

 逆に「大規模自治体×公務員・公的インフラのリストラ」をしている自治体が、最も危険とも言えます。

 

災害リスクの回避

 不動産購入ですから、災害リスクの回避は重要。

 まず、平地で標高が高めの土地。これは土砂災害と津波からの回避。あとは、地震と台風が少なめの地域。

 災害時も、市庁舎と大学病院の近くだとインフラ復旧が早いです(停電など)。

 

松本市

 この条件が割と揃っていると感じて決断しました。

 「特急あずさ」の始発駅で、新宿・東京まで2時間半。現在のマンションは、松本駅からはちょっと遠いですが、スーパーなどが徒歩5分の場所にあり、車なしでも生活できるほど利便性が高いです。

 ちなみに、松本の前には「栃木県小山市」で暮らしました。例のコロナ支援金10万円の配布は早かったですし、水道基本料金の減免など、自治体独自の住民支援もいろいろありました。人口10万人ちょっとで、コマツなどの大手企業城下町

 このサイズが、機動性が高く、時代の変化に対応しやすい自治体規模だと思います。

 少し、続きます。

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早期退職2年目の住民税(退職生活の生活費)

 住民税の通知が来ません。

 ちなみに、第一期の納付期限は6月末です。

 あれれ、と思って気付いたことがあります。

 

住民税には非課税の要件がある

 前年の所得によって、住民税は非課税になります。

 念のため、非課税となる所得金額は、道府県、市町村によって異なります。

 私の場合、前年4~12月に所得はありません。

 1~3月は給与所得がありましたが、退職金などはありません。

 確認すると、その総額は非課税対象となる所得でした。

 

国民健康保険税が70%減免となっている

 先日、松本市転居前に暮らしていた小山市から、国民健康保険税の通知が来ました。 

 それを見ると、私は「70%減免」の対象になっています。

 国民健康保険税の70%減免と住民税の非課税と、対象となる所得金額は同じです。

 つまり、私は、住民税非課税なんですね。

 小山市松本市で試算すると「年間所得100万円以下」が、70%減免・非課税の目安になります。

 

前年所得なしの場合、早期退職2年目の年金・税金は

 ・年金    → 所得に関係なく必須(約20万円)

 ・健康保険税 → 減免あり(最大70%)

 ・住民税   → 非課税あり(健康保険税70%減免の場合は確実?)

 ・自動車税  → 自家用車など所有の場合は必須(税額は車種による)

 ・固定資産税 → 不動産所得の場合は必須

 ・所得税   → 確定申告後(前回、所得税は発生しませんでした)

 というわけで、「賃貸×自家用車なし」ならば、23万円くらいで済むと思います。

 私は「持ち家×自家用車所有」なので、32万円くらいになります。

 

前年比で半分になりました

 今年から固定資産税が加算されましたが、年金・税金の総額は、前年比半分です。

 前年約60万円 → 今年約32万円になりそう。

 ただし、今年から在宅でお仕事を始めています。来年はどうなるか…。

 個人的には、100万円以内で収めたいと思っています。そうすれば、所得税・健康保険税・住民税が節約できます。

 一方で、満額納税ができるくらい稼げるようにもなりたい思いもあります。

 このあたりも、早期退職後の自己のあり方を考えるポイントですね。

 

 という振り返り。今後もわかったことがあれば、また書きます。

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早期退職2年目の国民健康保険税(早期退職の生活費)

 昨日、松本市からの書類が届きました。

 松本市移住前は、栃木県小山市に住んでいましたので、比較してみます。

 

国民健康保険税は収入によって税額が異なる

 さらに言えば、住んでいる市町村によっても税額が異なります。

 年金は、国税なので金額が決まっています。

 国民健康保険税は、地方税なので、どこに住んでいるかで異なるのです。

 

早期退職1年目が無職だったので、以下のようになります

 1、前提

  国民健康保険税には、3つの区分があります。

  ①所得割 → 課税所得によって変わる

  ②均等割 → 市町村によって決まっている

  ③平等割 → 市町村によって決まっている

 

 2、早期退職2年目 早期退職1年目は無職

  ①所得割 → 前年無職なので、0円になる。

  ②均等割 → この2つが支払いの対象。

   平等割

  ③減免  → 軽減判定所得が33万円以下なので「②」は7割減免される。    

 

今年も栃木県小山市に住んでいたら

  ①納付額 → 23,400円

  ②内訳  → 所得割0円 均等割43,500円 平等割34,500円

         合計78,000円×減免70%=23,400円となります。

   先日、小山市から請求書が来て1,800円納付しました。

   転居した場合は「月割」で計算します。

   つまり「①」の1か月分で、1,800円になります。

 

長野県松本市の場合(試算)

  ①納付額 → 20,550円

  ②内訳  → 所得割0円 均等割31,700円 平等割36,800円

         合計68,500円×減免70%=20,550円となります。

   ただし、途中転入なので、11か月分・18,000円くらいになると思います。

  ③試算とした理由

  ・先日届いた納付書は、減免前の金額(11か月分62,700円)の請求です。

  ・書類には概略こうあります。

   「本年1月2日以降に転入された方は、前年中の所得金額を、

    前住所地に問い合わせます。所得金額が判明した後、再度通知します。」

  ・つまり、松本市はまだ、私の前年所得を把握していないんですね。

   だから「所得割0円」で、減免判定もできていないということだと思います。

  ・でも、減免前の納付書は届いています。

   62,700円はすぐ払えるんですけど、たぶん過払いになる。

   一応、第1期の納期8/2日までちょっと待ってみようと思います。

 

ちなみに、早期退職1年目の国民健康保険税

 201,300円でした。

 早期退職直前は、民間企業の非正規雇用でしたので、給与はかなり安め(笑)。

 そこから早期退職=無職で、今年の税額は1/10になりました。  

 次年度は、現在の稼ぎが入るので、もう少し上がる予定です。

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夏支度(松本暮らし)

 梅雨明けすると、雲に隠れていた北アルプスが姿を現しました。

 毎日山を見ていると、今日の天気、季節の変化がわかってきます。

 

水出しコーヒーポットを購入

HARIO(ハリオ) 水出し珈琲ポット ショコラブラウン 8杯用 日本製 MCPN-14CBR

 こちら、ハリオの水出し珈琲ポット。Amazonで880円

 私の知る限り、安い、便利、保管が楽、美味しく作ってくれる一品。

 本当は「深入り×粗挽き」の豆を使うと美味しいのですが、そこまで凝ると続かないのが私のダメなところ。とは言え、いつも使っている豆(挽いたもの)でも、充分美味しくできます。
 豆と湧き水を入れて、7時間で完成。

 朝と寝る前にセットして冷蔵庫に入れておけば、一日楽しめます。

 

網戸の虫よけ 

         虫コナーズ 網戸用 虫除けスプレー 300mL 2ヶ月間効果持続

 こちらは、Amazonで450円

 夜でも窓を開けて風を通し、快適な生活を送っています。

 ところが、ショウジョウバエのような小さな羽虫が部屋に入ってきました。天井の照明に入り込んで棲息しているのがわかった時の「絶望感」、お察しください。

 早速、照明のカバーを外し、処理~殺菌、ついでに殺虫剤をまき散らしたのは言うまでもありません。

 この羽虫らしきもの、網戸の目をくぐり抜けている可能性があります。となれば、窓を閉めてエアコン稼働で虫の侵入を防ぐ沖縄式生活で対応できます。しかし、松本でそれはもったいない。

 というわけで、網戸の虫除けで侵入防止です。

 

友人の夏休み

 ある民間企業勤めの友人。

 オリンピック業務を請け負っていましたが、200日前にキャンセルの判断をしました。無観客になったこともあり、キャンセルに伴う損害は想定より少なかった…というよりも、キャンセルしなかった場合の損害や従業員の健康を考えれば、やはり正解だったよとのこと。

 で、関係社員は2週間の特別夏期休暇となったそうです(ご褒美です)。

 ワクチン接種×PCR検査で「帰省はできなくても、墓参りとお墓の掃除だけでも」という計らい。実際には「2週間の主夫業で、奥様を労わるよ」と言っています。

 

 という夏支度。

 みなさまも、よい夏を。

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観葉植物は東に置くと仕事運があがる

 先日、観葉植物をいただきました。

 さて、これを如何せんです。

 

確かに部屋は殺風景

 ミニマリスト的な生活になると、部屋に彩りはなくなります。

 これを「合理的でシンプル」と感じるか、「無機質で殺風景」と感じるかは、好みの問題。初心者の私は、両方ですね(笑)。

  

モノは増やしたくないけれど

 必要なモノを選択し、機能的に配置していることが、精神的な余裕を産み出しているのは事実。ですから、モノは増やしたくない。

 ただ、心に余裕が生まれると、殺風景なことも気になります。

 花は枯れてしまいますし、観葉植物は意外と高額。さて、どうしようか…です。

 

観葉植物をいただく

 ちょっと遠いのですが、私好みのハード系パン屋さんを見つけました。

 通ううちに、店主とお話するようになり、「お任せセットの地方発送」もしてくれるので、都内の知人(ハード系パン好き)に贈ってみました。

 すると、都内の知人たちは大変気に入ってくれ、それぞれ個人でも発注してくれました。やはり、信州のきれいな水と小麦で作ったパンは格別なんです(笑)

 その御礼というわけで、いただきました。観葉植物。

 ちょっと、地方移住っぽいトピックですね。

 

観葉植物をどこに置くか

 風水によると、観葉植物は「西に置くと金運」「東の置くと仕事運」だそうです。

 どちらに置くか、しばし悩みました。

 現状を考えると「金運」です。節約と言う断捨離を進めつつも、これから投資を始めることも考えています。

 しかし、「金運」を露骨に出すのはあまり上品ではありません。そもそも、現在の暮らしを物心両面で支えてくれているのは「お仕事」で、そちらに感謝するのが筋です。

 というわけで、東に置きました。いま一緒に朝の光を浴びています。

 

8月のお仕事が舞い込む

 7月と9月はお仕事があるのですが、8月はありませんでした。

 ところが、昨日メールで、8月の新規が入りました。

 「観葉植物×風水」の霊験あらたかな今日この頃。

 大事に育てたいと思います。

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