昨晩から結構強めの雨が続いています。
今日、観光や登山で長野に来ている方にはちょっと残念な天候ですが、博物館・美術館を巡るもよし、いっそ部屋で爆睡するのもあり。
日帰り温泉をはしごして、蕎麦やカツ丼を食べるのも信州の醍醐味です。
で、お盆でも稼働しているのはサービス・飲食・観光業がその代表ですが、もう一つ「受験生」という存在がいます。
この人たちには、盆も正月もない(年内に受かれば正月はある)。
ということは、学習支援ボランティアである私も…。
先日、大学生活で大事なことは何ですか…というなかなか難しいことを聞かれました。これは、どんな時代に学生生活や就職活動を送ったかでかなり異なると思います。
私の世代の大学進学率は30%くらいです。大学まで進んだのは少数派。
就職活動のアピールは大きく二つあって…
・体育会系組織に所属して身に付けた封建的理不尽に耐える根性と底なしの体力
・卒業論文や留学経験などの研究体験と異文化理解
背景にあるのは「終身雇用×よい素材を採用して育てる」という価値観ですね。
一方で、「即戦力を優先する×社員の転職を前提とする(中途採用も行う)」という企業もありました。今は、即戦力型採用が増えつつありますね。
公務員時代の同僚で転職してした人は、第二新卒枠、経験者枠が多いです。
この場合、やりたい仕事で能力を発揮することも、給与アップも実現できます。
ただ、転職先のビジネスモデルが変化すると再び転職することが多いです。
即戦力=課題解決型業務の担当になるので、課題が解決すれば組織の方向性も変わる、求められることも変わる。本人は課題に取り組んだことでスキルアップできているので「その先」を求めるようになる。というわけで、転職になります。
そんな時代に大学で何に取り組むとよいか。
個人的には「論文を書くこと」と考えています。
人の書いた文章を読んで理解し、人に伝わる文章を書くことができるようになった方がいいですね。主観と客観、俯瞰と具体のバランスも書くことで身に付くはず。
長い文章を読む、長い文章を書くことも大事。
そのことで構造的なものの捉え方ができるのではと思う今日この頃。
(これは企業研修の現場でも…痛感しています)