平成元年に社会人(民間)になりました。
いわゆるバブル組です。そのことを揶揄されることも多かったです。
ただ、私は平成5年に公務員に転職しました。
中途採用枠ではないです。転職ですが、大学生と同じ試験を受けています。
バブル組ですねと揶揄されても笑って流すようにはしていましたが、時々悪意が過ぎる場合は、いや崩壊後の採用ですが…と真顔で返していました。
公務員生活は25年で終わったのですが、50代の早期退職は珍しくない職業です。
実は「世代交代・新陳代謝」が割と進みやすい職場なんですね。
で、50代前半で公務員を辞める時、これで一つ席が空いた。高い能力を持った若手が働きやすくなることに微力でも役に立てたという、そういう気持ちがありました。
一方で、早期退職後の生活の維持ってのは結構不安でした。
私の場合は早期退職資金を貯めていたからよかったのですが、公務員から民間に転職した段階でこういう状況でした。
・賃貸生活
・家族の介護
・非正規雇用
今の政府方針は「長く働き続けること」です。
それはそれで良いのですが、世代交代が進みにくくなるという大きなデメリットがあります。転職・退職にもお金がかかるんですね。
あと、私が65歳から年金受給した場合、額面16万円(手取りで12万円)くらいです。現在保有している自家用車を手放せば、この範囲内で生活可能です。
ただ、年金だけで暮らすには「自宅の購入・リフォーム・移住」などの先行投資が必要ですし、年金受給までの暮らしをどうするかという問題もあります。
この点を解決しないと年金暮らしができないのも事実。
世代交代しろと言われる前に身を引けたのはよかったのですが、社会的に世代交代を進めるにはいろいろ難しいなと思う今日この頃。
できることは、早期退職生活を私が楽しむことかもしれません。
現在は早期退職してよかったと思える心境です。経済的不安は大きかったのですが、その不安も解決に向かっています。
という今日は少し前向きな心境。
7月が終わりますね。明日からお仕事週間に入ります。