近所のカレー屋さん(ランチタイムバイキング)
サラリーマン生活は出世の階段を少しずつ上り、その頂点で退職するのが一般的なのでしょう。これに対し、私は50歳以降に民間(非正規職員)に戻り早期退職しています。キャリアダウンですね、
世間的には失敗者・落伍者・あかんヤツです。
ただ、そのことで家族の介護問題は解決できました。結果論ですが、現時点で早期退職時の資産の維持もできています。
もし、早期退職せず仕事を継続していたら、「仕事×介護×コロナ」を乗り越えることができたのか自信がありません。
民間非正規のうちに介護問題を解決できたのですが、それは「週4~5日勤務×定時退社」の賜物だと思います。そういう働き方は「正規公務員×50歳以上のおっさん」にとって制度上可能ではあっても許されることはなかったと言えるでしょう。
とはいえ、私に介護と仕事との両立は体力的に無理。
公務員を辞めて民間に戻り、仕事と収入を最低限に絞って介護を解決し、解決と同時に早期退職して現在に至ります。
逆わらしべ長者と形容できる人生ですが、年を取った人間にとってはわらしべ一本の暮らしの方が幸福感が高いと言えるでしょう。
自分のために生きる、現役世代に負担を残さないように逃げ切る、東京で稼いだお金を松本で使う…今の暮らしはそういう自由と貢献とで成立しています。
特に不満は…ないな。
そう思えるのは「組織で働くことに不向きであったこと」「根が引きこもりであること」が大きいことは付記しておきます。
で、そういうタイプの私はキャリアアップが苦痛でした。
今の暮らしをあと5年継続して65歳からの年金生活に移行できれば、これ以上望むことはないかな…、そういう心境です。