年度初めの今日は、早期退職5年目の朝です。
というか年度初めが月曜日なんですね。いわゆる会社勤めの人にとっては長い一週間になる」と思います。ペース配分が難しいですね。
さてさて、年度末には「退職することになりました。」という連絡をたくさんいただきました。定年退職は一人もいません。みなさん、早期退職からの転職、契約期間を残して後任に席を譲ってフリーへというもの。
共通するのは、かつての私と同じ「転職組」であること。
転職して5年、10年とキリのよい年数であること。
転職先でやることはだいたい達成し、次のステージに進むこと。
それにしても、この人抜けたらその会社大丈夫かな…というくらいのキーマンの退職・転職が多いです。ここから先は私の主観ですが、その人を迎えて大きな組織改革を成し遂げ、倒産や統合の危機を回避するだけでなく、業界のトップになるまで業績を高めたというのが外部からの評価になります。
ただ、個人の能力に頼った改革は社内的には逆風を受けることも多く、その人の心身をすり減らすこともあります。実際、最後の1年は入退院の繰り返しという方も複数います。いろいろ限界なのかもしれません。一方で、もう個人ではなく、組織でよい方向に動けるようになったり、後任が育ってきたりという成果もあります。自分の存在が組織の成長の阻害要因になる可能性もあるでしょう。であればという印象を受けました。
ちなみに、今回の転職連絡は民間企業の方ばかりです。
公務員仲間の退職・転職はありません。優秀な人材の流出傾向が止まったのかな??
もしそうであれば、日本の未来は明るいと言えます。はい。
私は、のんびりと5年目の朝を迎えています。
記念日反応という言葉があって、私の場合東日本大震災の日が近づくと心身が不安定になります。その時のいろいろがよみがえるのです。
年度末・年度初めも私にとっては(あまりうれしくない)記念日でした。
思い出すのは、東京から地方への転勤になると「左遷おめでとう」とわざわざ言いに来る人のことや、地方から東京への異動になると「結局東京に戻るんだね、裏切りだね」と絡んでくる人のこと。転勤・異動を「出世・昇格・左遷」と結びつけてしか考えられない人から、そういう価値観を浴びる時間はとても憂鬱でした。そして、早期退職しても記念日にはそういうことを思い出し憂鬱になることも…(あの時、言い返して黙らせておけばよかったという後悔も含め)。
しかし、今年はそういう反応が弱いです。
昔のあまり思い出したくない記憶、学びにならない体験を「どうでもいよいこと、価値のないもの」として割り切るようになったのかもです。
早期退職してよかったな、そしてだいぶ楽になったなと思います。
早期退職直後に入院したり、痛風になったりもしました。しかし少し前、内臓数値が正常圏内に戻り、よくない記念日反応も弱まってきました。
早期退職前の想定とはちょっと異なりますけど、理想の早期退職生活に進みつつあるような気がします。
そんなわけで、今日は桜を探しにと思います。
久しぶりにいい天気です。