55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職2年11カ月目の振り返り(2023.2.27)

 

早期退職前の想定と現実との差異

 世の中には「やってみないとわからないこと」ってのがあります。

 早期退職もそういうこと。

 早期退職して2年間は、想定していたこととの差異に驚き、悩み、不安が続きました。ま、今でもそうではあるのですが、少し気分が変わりました。

 今は、早期退職してから知ったこと、経験したことをもとに、暮らしを立て直しているという感じです。

 

思ったよりお金がかかる

 特に1年目は、税金・年金などの社会保障費が結構かかります。

 現役時代の所得に対する課税ですから、これで50万円くらいかかる。泣けます。

 現役時代の暮らしの生活固定費も意外と大きい。これに気づき・削るにも時間がかかる。手続きも面倒で、「電話だとなかなかつながらない」「ネットだと問い合わせ先がわかりにくい」「書類もたくさんある」ってことで、なかなか進まない。

 特に購入したものはないのですが、お金がどんどん減っていくのが初期です。

 

50代に社会参加の機会は少ない

 先日、知人から「50代の転職なめてました」「助けてください」と連絡がきました。経理や組織運営のエキスパートでDX化の実績もある方。普通に考えれば、どこでも求められる人材ですが、正社員として転職(前の企業はすでに退職)しようとしてもうまくいかない。書類で「お祈り」の文章が届く。面接まで進んでも、採用には至らない。

 実績はあっても年齢の壁。企業には、定年年齢まで一桁の人を雇う気はあまりないようです。

 考えられるのは、社会課題解決系のNPO法人の企画・事務。若い人が多い組織に、ベテランの経理は相性がよいかもしれません。スポンサーとの交渉や研修などでは力を発揮できそう。ただ、給与はあまり期待できませんが…。

 

早期退職3年目の今は…

 退職前に想定していたよりも、少ない生活費で暮らせるようになりました。これは「いい意味」での想定外。 

 車は贅沢ですが、これは65歳までのお楽しみ。モノの少ない暮らしが進化して、諸物価の値上がりの影響も少な目。

 早期退職して1年経ち、「年50万円ほど稼げると楽」と感じました。要するに、社会保障費やマンション管理費などの「生活固定費」が稼げると、資金減のスピードが遅くなる。

 できれば、「年100万円=非課税×年間生活費の半分」が稼げると理想。

 これだと、貧乏旅行に出るくらいの贅沢も可能。

 組織を離れても、月2桁、年間3桁の収入があるというのは、私にとってものすごい達成感。これを、継続できればと思います。これが、3年目の終わりの着地点。

 

 とはいえ気をつけたいのは「支出を減らすこと」への意識。

 収入ができても、生活サイズを変えない、というか、縮小の方向性は変えない。

 これからは、節約と読書とを楽しむ暮らしにと思います。