https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-02.pdf
◆上のURLは、令和2年転職者実態調査の結果の一部です
気になったポイントは2つ。
①退職・転職理由は、「人間関係」が多い
②「人間関係」で退職・転職したのは、「20代」「50代」が多い。
ちょっと、唸りますね(笑)
◆私自身も、該当するかもしれません(笑)
公務員から民間に転職したのは、家族の介護になります。
ただし、介護のための異動を申し出ても、君だけを特別扱いできないというのが返答でした。50代前半で、こういう返事が来るということは、遠回しの退職勧奨ですね。
後から、「本当に辞めるとは思わなかったよ」という社交辞令が洩れなくついてくるのが、ご愛敬です(笑)。
転職先の民間では、「元公務員」「非常勤(週4~5勤務、定時退社)」でした。これに「50代元公務員」「50代非常勤」「50代定時退社」「50代バブル世代」という枕詞がつくと、なかなか難しいものがありました。
もちろん、私の実力不足・人柄の未熟さが、そういう難しい状況を引き出してしまうわけで、いわゆる「私が〇ソ」ということなんですけどね。
◆50代の生き方
①管理職、もしくは責任のある立場に就き、実力を発揮する
②身近な人との人間関係を良好にしつつ、ルーティンワークを淡々とこなす
③思い切って転職する
④経済的な見込みが立つならば、早期退職してのんびり過ごす
なんてことが考えられますが、私は「①」以外は経験したかな。
家族の介護がなければ、笑顔の窓際族として定年まで淡々と過ごしたかもしれません。合法的月給泥棒です。若手の邪魔をしないこと、若手の盾になること以外役に立たないってやつですね(笑)。
実際は、「③~④」に進んだわけで、それは自分の決断でもあるのですが、それでも自分の決断を受け容れるには、早期退職後1年以上かかりました。
◆早期退職の決断の難しさとは
少なくとも半年前には申し出ることが必要ってことですね。
私は、人事の単位が「年度」の会社でしたので、6月頃には口頭で申し出ていました。その後、型通りの慰撫があり、事情聴取(笑)を経て、事務手続きに入ります。退職届などの事務書類を書くのは1月頃で、退職金が入るのは退職後です。
もちろん、考えた上での決断ではあります。ただ、実際に退職すると、早期退職の解放感と同じくらい、「なぜ自分は定年まで勤務できなかったのか」という思いが、経済的不安とセットでやってきます。これが、結構しんどいんですね。
そして、自分が早期退職したことを受け容れるまで、そして早期退職したことで得られた幸福を実感するまで、私の場合は1年以上かかりました。きっかけは、松本移住でしたね。
・松本のおいしいパン、湧き水、松本城、北アルプス
・移住に伴う断捨離(モノからヒトまで)
この二つが、今の私の幸福の根源ですね。
50代で、お仕事をどうするか悩んでいる方…。
欲を捨てて、定年まで月給泥棒に勤しむのもありだと思います。
経済的なめどが立つなら、早期退職もありです。ただ、早期退職=幸福となるまでは少し時間がかかります。はい。