漬物の下拵えを終えたところ
YouTubeには元プロ野球選手系のコンテンツが数多くあります。
オールドファン向けには、「PL学園の野球部寮の真実」「パ・リーグ不人気時代」などの裏話系があります。一方で「内野ゴロのさばき方」「投球術」などハード系のテーマも増えてきました。そして、「裏話×ハード系」どちらも内在するテーマとして、「広岡達朗監督と西武ライオンズの強さ」があります。広岡野球とは何か…ですね。選手からすると理不尽としか思えないような厳しさがある一方で、これなら勝てる(実際に勝ってしまう)という喜びがあり、引退してコーチ・監督になると「広岡監督への理解」が深まり、その姿・野球をベースとしてチームを勝利に導いていく…というのが共通する流れです。
少し古いですが、広岡達朗さんのヤクルト監督時代をモデルとしたこんな小説もあります。
で、広岡監督時代の選手にインタビューすると必ず出てくるのが「玄米」なんですね。現在のスポーツ選手の多くは栄養士などの専門家に食生活のアドバイスを受けるのが当たり前になっていますが、昭和の日本では「お腹いっぱい食べること」がスポーツ選手の食生活だったということ。
そこに疑問を持ち、勉強し、食事を改善すると怪我人が減るという発想を持った最初のプロ野球監督が広岡さんだったようです。で、選手の奥さんを集めて「理想の献立」を指導したりということまでしました。その中に一つに「玄米」があったんですね。
ただ、こうした食生活の改善について選手は不満を持ち、マスコミは面白可笑しく取り上げました。そのことが、玄米に対するマイナスイメージになったような気がします。
さてさて、私も長野県移住後玄米生活を始めたのですが、一度目は直後に「痛風」を発症しました。玄米には尿酸が多いらしいです(そういえば、広岡監督も痛風になっていました)。というわけで1度目は挫折。そんなこんなで現在は3度目の玄米生活なのですが、今は順調です。
考えているのは「玄米をおいしく食べるには」です。
始めた頃は、べしょべしょになることが多かったです。
炊飯器の玄米メモリとおりの水量で、玄米モードで炊くのですがべしょべしょ。
これは玄米の質や炊飯器のタイプ、さらには炊きあがりの好みにもよると思いますが、最近の私は「白米の時より水少なめ」で炊いています。また「白米モード」で炊くこともあります。その方が、お焦げ付きで普通に炊きあがります。
玄米は、地元長野産。5㎏で2,000円くらい。少し足すと糖質カット玄米もあります。通販でも買えますが、地元スーパーで買った方が安い、直売所だともっと安い。
玄米は、混ぜご飯系にした方がおいしいかもです(個人の感想)。
最初はキムチご飯にしていました。自家製キムチと一緒に炊くとおいしい。しかも、発酵系×発酵系なのでとても(自己規制)です。
飽きると、冷凍の焼売と一緒に炊きました。この時は醤油やお酒も少しいれます。
さらに、小籠包と一緒に炊いてみました。小籠包のスープが玄米に沁みまして、最近はまっています。
玄米は、いわゆる炊飯器調理に向いているのかもしれません。鶏もも肉・もやしなどと一緒に炊くこともできます。調理の手間や洗い物が減りました。
また、玄米だけで炊いた時はふりかけが登場します。炊きたての白米にふりかけは罪悪感、もったいない感があります。しかし、玄米にはないですね。個人的には鰹節・昆布系のふりかけが玄米とのマリアージュ感が強いです。
あとは、自家製漬物があればOK。
最近、大根が高くて痩せているので、白菜と玉葱を浅漬けにしています。
原稿書きの合間に、玄米を水に漬けたり、野菜を切ったりするのがちょうどよい気分転換。
お仕事が終わったら、「玄米チャーハン」を試そうと思っています。
玄米でパエリアとかも。
ちなみに、初期の玄米べしょべしょ時代は、逆に「玄米おかゆ」を試したことがあります。これ、意外とというか、想定以上においしかったです。鍋の〆に玄米でおかゆもありかもしれません。
というわけで、3度目の玄米生活は「肉食が減る」「食費が下がる」「内臓値も下がる」という状況です。食べても、体重が食べる前に戻るのがありがたい。
といわけで、飽きるまで続けてみようと思います。