白馬です。ここにセカンドハウスがほしい…。
年を取ってきたな…と実感することの一つに、リアルタイムで見てきた出来事が、ドキュメンタリー系番組になっていることがあります。私の場合だと…
小学校1年 よど号事件・あさま山荘事件
小学校4年 長嶋茂雄現役引退
中学3年生 3年B組金八先生開始(中学生の妊娠のシリーズですね)
その後、夕張炭鉱の事故、豊田商事事件などが続きます。
そして、ベルリンの壁崩壊、日航123便、アメリカ同時多発テロ、東日本大震災と続きます。しかし、東日本大震災の時、現在の高校生は生まれてはいますが、すでにその記憶は薄い。
これを自分に置き換えると、小学校入学前後は70年安保の頃。社会人になった時、少し年上の、特に有名大学卒業の方には成田闘争に参加したとか(機動隊に火炎瓶投げていたらしい…)そういう方がいました。大学時代、「革マル派」がいてセクト内で抗争をしていました。ある日、大学の正門が警察に封鎖されていて「どうしたのか」と思っていると、「昨晩、他大学の過激派との構想があって、自治会の○○さんが…(以下自粛)」ということがありました。
また、ある大学で行われた小さな学会に行くと、校内に入れず学会は中止となりました。「○○」というグループによって「校内がロックアウト」という顛末。
そもそも、大学受験の時に通った「代ゼミ」で出会った先生に、「べ平連」の事務局長さんいました。しかし、こうした出来事の多くは、すでに「教科書」に掲載されています。つまり、私が10代の頃の大人たちの「戦争経験」と同じ…なんですね。
ですから、高校生から見れば、私は「タイムマシン」に乗ってやってきた人。
「学級新聞を鉄筆で書きガリ版印刷する」という文章内にある名刺は、すべて死語になっています。
ただ、こうした出来事を機に世の中の価値観が変化していったのも事実。
それは、古い価値観が「古いもの(アンシャンレジームですね)」と認定され、その価値観では未来に負債を残すだけなので、別な価値観に移行しましょうということ。
別な価値観とは、それまでもあったのですが否定されていた価値観ですね。
そういう価値観の変化と、社会的に大きな事件・出来事を結びつけていくと、「なぜ」が見えてくる…という視点を大事にしています。そこに、大学入試であれば「評論文・小論文」のポイント、企業案件であれば「研修の目的」があるんですね。
人口減少社会の中で消滅可能性のある自治体の中に、「昔、鉱山で栄えた街」というパターンがあります。ここから、農林水産業や精密機械工業などへ移行できた街は現在も続いています。しかし、地理的に他産業への移行ができなかった街は消滅していきます。
同様に、「昔の繁栄を取り戻そうとする年配者」が、行政・議会などで強い発言力を持つ自治体は、なかなか苦しいです。ちなみに、全有権者のうち65歳以上が50%という自治体もあります。個人的に「学生時代に火炎瓶投げていた人」は、そろそろ…と思うことがありましたが、同様に「バブル時代に社会人になった私」も、そろそろ…なんですね。
一応、民主主義とか選挙とかは「多数決」の原則が強いです。
人生常に「少数派」だった私も、いつの間にか「多数派」です。思想信条ではなく多数派になってしまうんですね。となると、きちんと未来を見据えている人に投票しないとますいです。既得権優先や地元利益誘導型の発想の人を「議決機関」から排除しないと…ですね。
なんてことをふと思う今日は勤労感謝の日。
まず、今週〆切の原稿を片付けます。