55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職したおじさんと高校生との意見が合致する

f:id:ojisann52:20220123063524j:plain

 総合型選抜ですでに合格している高校生とお話。

 話題は、入学前課題から将来のことになったのですが…

 

大学卒業後のお仕事×暮らしをどうするか??

 いわゆる「大企業×終身雇用×安定した老後」という価値観はあんまりないそうです。

 日本の大企業のビジネスモデルは古くなっているので、そこで定年まで勤務するイメージがわかないそうです。

 リクルートとかDeNAあたりに興味があるみたいですね。10年勤務~卒業~起業というキャリアです。イマドキの高校生は、そんなことも調べ、意識して自分の将来を考えているんですね。

 

では、大学生活をどうするか??

 4年で卒業しないことですね(笑)。

 就職は人脈によるものになるでしょう。いわゆる「お誘い、スカウト」によるものですね。インターンからの場合もあるでしょう。となると、4年での卒業にはあまり意味がありません。

 もちろん、きれいな履歴書に価値を見出す企業もあるでしょう。しかし、そういう企業よりも、履歴書が汚れていることに価値を見出す企業もあります。後者であれば、経験・スキル・学問を磨いた方がいいですね。

 選択肢としては、休学してインターン、大学院進学、2年以上の海外留学などが考えられます。

 

肝心なのは、専門を2つ以上身に付けること

 海外大学では、たとえば生物学と哲学とを専攻することができます。

 私が就職した頃のベテラン社員の方は、6年で二つの学部を出たかたが多かったです。一番びっくりしたのは、東大の法律と英文を出ている方。法学部では三島由紀夫と同期だったそうで…。学士を2つ持っているんですね。

 今は、学士と修士とで2つの専攻を持つ方も多いです。若い先生には、学部で「歴史」、修士で「教育」という方がいました。経済学部を出て就職し、後に医学部に入って医師になった方は、経済・医学それぞれ持っています。そういえば、国語・数学・理科・社会・英語の教員免許を持った先生や、弁護士資格を持った先生・医師もいます。

 

滅びゆく日本で、志を同じくする人と自分自身が幸せに暮らすこと

 だそうです。「滅びゆく日本」はちょっと大げさですが、高校生にはそう見えているということですね、この国の未来が(笑)。

 言葉を変えると「国や政府に依存せず、自立したコミュニティを形成して暮らしを立て、関係する人々の幸福実現に寄与する」という発想です。

 そう考えると、東京でも地方でも、社員でも個人でも、企業でも起業でも、選択肢は広がりますね。その中で共通することは何でしょう??

 20人くらいのチームのマネジメント、オペレーションができる能力ですね。

 人口減少時代、人口が数千人以下の自治体に、正社員20名の企業がいくつかできれば、地域活性化に大きく貢献すると思います。正社員と言っても、「週休3日×副業アリ×リモート勤務」でOKでしょう。また、社員の子育て、教育、介護なども「社業」にすればよいわけで、そういう意味で「社会課題解決の場」を提供することにもなるでしょう。

 

 本当は、こういうことを公務員としてやりたかったんですけどね…。

 でも、こういうことを高校生が自ら考えてくれる時代になりました。

 こういう生き方・考え方が、大学入試で評価されて合格する時代でもあります。

 おじさんは、そんな若者の背中をそっと押すだけと思う今日この頃です。