旅行に出ると、お金が続く限り長く旅を続けたい、自宅にはまだ戻りたくないと思うタイプです。しかし、今回の九州旅行は、なぜか、「早く自宅に戻りたい」という強い感情がわいてきました。
知覧と万世の特攻平和会館で受けた衝撃が大きかったことが大きな理由だと思います。この感情を抱えたまま、観光はできないと感じました。
結局、2日間かけて鹿児島から松本に戻りました。自宅に到着した時は0時を少し回っていましたが、少し冷たい空気を感じ、星空を見て、とてもホッとしました。
しみじみ思ったのは、松本を移住先に選んでよかったなということ。
もちろん、誰にとってもよい街とは言えないでしょう。ただ、私にとっては、とてもよい街、あっている街のようです。そういう街を人生の最後に選べたのは、幸いだったと思います。
自分のベッドで寝て、白菜・こんにゃくをどっさり入れた豚汁を作っています。
ホテルの固いベッドと、外食・弁当生活から解放され、日常が戻ってきました。
なんだかホッとします。
ホッとしつつ、復習をしていると、知覧基地と松本との関係を知りました。
昭和20年3月、沖縄戦×特攻作戦の実施に備え、日本各地と満州からパイロットが集められました。その際、現在の松本空港にあった基地に集まり、ここで整備・訓練をしてから知覧に飛んだ部隊があったそうです。松本では浅間温泉に宿泊していたとか。
この件、少し調べてみようと思います。
旅に出て、足元の歴史を知るですね。