55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

ふと思ったこと、思い出したこと

 

 昨日は締切日。相手の始業時間にあわせ、9時にデータを送信。

 すると、午後に返信があり、新しいお仕事の依頼が。

 承諾すると、すぐにデータが来て、その場で書き始めました。

 昨晩のうちに初稿はできたので、これから見直して提出予定。

 締め切りは、来週木曜日ですが、気にせず。

 

 さてさて、埼玉県の話題がありました。虐待防止に関する条例ですね。

 条例の原本を見ているわけではなく、あくまで報道で知った範囲になりますが、「なかなか」な内容のようです。議会には出さなくなったそうですが。

 

 埼玉県は、医師不足という課題を抱えています。

 医師がいないわけではありません。県内の医師の総数は全国8位くらいです。

 しかし、人口10万人あたりの医師数でいうと、全国最下位なんですね。

 人口増に医師増が追い付かないのです。

 要因の一つに、県内の国公立大学に「医学部」がないことがあります。県内で医師になろうとすると、私立の埼玉医科大しかありません。ちなみに、国公立の医学部がないのは「岩手県・埼玉県」のみです。

 ただ、医院の開業は増えています。とはいえ、「一次診療」は医師の犠牲的長時間労働によって何とか保つということになりがち。訪問医療・高齢者医療を支えるのは、医師の献身に頼る部分もあるわけで、「医院の開業が増えている」というのは、「金儲けのチャンス」というのは下衆の勘繰り。課題を抱える地域医療に飛び込んでいただける医療関係者には感謝しかないということです(訪問医療の医師が患者の親族に襲われて亡くなったのも埼玉でしたね)

 

 そんなわけで、埼玉は便利で、かつ伝統的町並みを保存している場所も多く、とても良い土地なのですが、「何かあれば東京に行けば…」という解決の法則があるようで、県内のインフラが(首都圏の中では)少し弱い。これは、過疎・人口減少に悩む自治体と共通。何かあれば「近くの大きな街」に行けばいいからなんですね。

 

 さてさて、虐待に対する条例は、ある意味で「正論」です。

 ただ、「正論・理想」は、それを支える「インフラ」が整備され、機能していることが成立の条件と考えています。「バントで走者を進めて、ヒット1本で得点する」という理想は、「バントの技術、ヒット一本で2塁から本塁に進める走力」がないと実現できません。今年の巨人が4位だったのはそういうこと。今回の条例もそういうこと(というのが個人の感想です)。

 

 で、そういう条例は、ある政党が作ったということですが、一応「埼玉県を地盤とする県議会議員」が、目指すべき理想は示されているが、「現実が追い付いていない」「効果より課題を多く生む」「他にも実現の方法がある」ものを作るというのは、ちょっと解せません。

 考えられるのは、「どこかに作らせたやつがいる」ということ。

 これは、昨今話題の「ブラック校則」と共通するポイント。

 普通の議員や先生ならやらないことが出てくるのは、「やらせるヤツ」「やらせた奴」がいるということ。それに従って作ってしまったというのも、まぁ問題と言えますが、批判・罰則を受けるには「作った側」で、「作らせた側」は何の罰も受けません。

 

 「優秀な人から辞めていく」という現象の背景にもこれがありますね。

 そんなことを思う今日この頃。

 とりあえず、選挙に行きましょう。