朝散歩は松本城コースが定番です
今年の春・夏はスランプで、「原稿は書けない」「激しく落ち込むことがある」「旅行の計画を立てても結局行かない」…などなど、思い返せばひどい状況でした。
その後、早朝の散歩が日課となってからスランプが抜けていきました。
痩せることはないのですが、体重が増えることもなく、内臓数値も改善の方向に進み、書く苦痛も抜けていきました。
何がよかったのか? 何が悪かったのか??
現在、10月10日締め切りのお仕事を進めています。
普段なら1日4~5枚書いてギリギリなのですが、今回は日程に余裕があり、1日2枚のペースでも1週間以上余ります。そんなわけで、昨日、完成しました。
今日は見直しをして、提出して、明日からは白馬方面の紅葉を楽しもう…そういう予定でした。
ところが、昨日の昼頃、連絡が来ました。10月10日締め切りの案件の追加です。
具体的には、担当者に「飛んだ方」がいたようで、その分を引き受けてほしいということ。〆切は10月10日で。
さてそうなると、ペースを上げないといけません。
また、受諾した場合、10日まで仕事に拘束されますから、白馬方面のお出かけは無理。しかも、10日を過ぎると一部のリフト営業が終わります。紅葉の一番良い時も逃すことになります。ううむ。
今は、数万円分のお仕事よりも、休養と紅葉の方が欲しいわけで…迷いました。
しかし、結論から言えば、受けました。
断ると、担当者が追いつめられることになりそうですから。
そこまで考えて、スランプの原因が見えてきました。
お仕事をいただくようになって3年目です。
1年目は、年50万円稼げるといいなと思いました。年金・税金・保険などの経費を、非課税範囲内で稼げると家計はかなり楽になります。これは達成できました。
2年目は、年100万円稼げるといいなと思いました。年金・税金・保険などの経費に加え、この年は「断熱リフォーム」をしましたし、諸物価の値上がりも始まっていましたから。で、これも達成できました。
3年目の今年は、「もっと稼いでみたい」「お仕事頑張ろう」という欲が出ました。
当初は好調でして、半年で2年目以上稼いでいました…。これがいけなかったのです。
「欲とお金」に目がくらんで、自分を見失ったのですね。これがスランプの要因。
ちなみに、現役時代、上司からの評価には必ず「向上心の欠如」がありました。
「できることを、できる範囲で」「しんどい仕事の時ほど笑顔で」「ノルマ達成のためにはノルマを忘れること」という個人的なスタンスは、「体育会系な価値観」「公務員嫌いな市民の方々」と相性が悪いです。
話は戻って…今年、「お仕事×稼ぎ」に目がくらんだ私は、世俗的な「向上心」にとらわれていたようです。
だから、半年で昨年1年分を稼げたわけでもありますし、そのことで、資産減を回避し、投資にお金を回すこともできているようです。逆説的ですが、お仕事がたくさんあったことで浪費に走ることもなく、節約生活も進みました。
その代わり、スランプが来ました。
お仕事から「学ぶこと」「楽しむこと」を忘れ、「稼ぐこと」「評価を得ること」に走ったようです。それは、書けなくなります。思考停止していますから。
今は、「お金を稼ぐ」の上位目標である、「暮らしと心の充実」に意識が向くようなりました。これでスランプから抜けたようです。
早期退職生活に不要なのは、「向上心」「期待」「世の中の役に立ちたいという欲求」などですね。
「今を楽しむ」「今から学ぶ」「季節を味わう」の方が幸福度が高いです。そのことで「寛容な心」を維持すれば、ストレスや人間関係的なトラブルも起きないようです。
というわけで、お仕事に戻ります。
寛容な心で負の感情から遠ざかれば、仕事も楽しくなるでしょう。