55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職したらどういうところに住むか?

 

 ある地域で、バス路線廃止が決まったそうです。

 民間企業ですから、赤字が続けばその路線は廃止です。と言って、公営にして運営・維持するほどの体力は自治体にないようです。

 これ以外にも、「新幹線が通る×並行する在来線が廃線になる」という流れの先で、「バス路線の新規運航」という方法も、そろそろ難しいようです。需要はあっても「利益が見込めない×運転手不足」ですね。

 需要=利益ではないですから…。

 

 というわけで、「早期退職×地方移住」を考える時、ついつい「景色の美しさ、自然との距離」を優先しがちですが、老後を考えると「生活利便性×自力移動」を優先しないと、後々困難が待っていそうです。

 

 個人的には「越後湯沢・軽井沢」などのリゾート地への移住を夢見ていました。

 実際、狙っていた物件もあり、リサーチは怠らなかったです。

 で、「早期退職×自由の身」となって、「夢の実現」に向けて動き出したのです。

 「価格・予算」の面では問題ありませんでした。

 しかし、実際に「住む」「70歳を超えての暮らし」を考えたとき、やはり、現役時代の考えの甘さを思い知りました。

 

 二拠点生活の場としては問題ないのです。しかし、「雪国での暮らし・寒さ対策」などを考えたとき、「冬の経費」は想像以上にかかります。また、スタッドレスタイヤでの運転も必要。さらに言えば、車がないと買い物もできない…という環境で、老後を迎えるのは難しいと考えました。

 

 結局、松本の現在のマンションに落ち着いたわけですが、ここに決めたのは「車無しでも暮らせる」ということが大きいです。一応、市内巡回バスのバス停や、レンタサイクルも近くにありますが、歩いて買い物・図書館・松本駅まで行けるという環境は大きかったです。

 

 とはいえ、そんな松本市街地にも不穏な動きはあります。

 6年前にできたイオンモール松本のテナントが結構な数、撤退するようです。また、地元スーパー「ツルヤ」を中心とした「渚地区のショッピングセンター」内の飲食店も撤退するようです。それぞれ、契約期間の終了などのタイミングもあるようですが、何となく不安になります。

 

 話は戻って、バス路線廃止が決まった地域では、やはりお年寄りが困るという声を上げています。免許返納してしまったので、バスがなくなると困るという意見も。しかし、そういう声に対応していると、その先にあるのは倒産か財政破綻です。

 老いてこそ、自分のことは自分で…なんですね。

 そのためのポイントは、やはり「どこに住むか」。

 人間関係も断捨離して一人の時間を大切にしたいと思う方は、こんな地方都市がおすすめです。

 ・人口10万人以上

 ・新幹線、もしくは在来特急列車の停車駅

 ・大手企業の城下町

 ・大学医学部がある

 

 田舎より都市部の方が、ご近所つきあいが薄く、いい意味で孤独です。

 そういう意味で、長野市松本市は、結構いいかもしれません。