◆振り返りスイッチが入ったようです
多分、早期退職3回目の冬に入り、少し生活全体が落ち着いてきたためかと。
今までは、「将来・未来に対する不安」「早期退職前の想定とあまりにも違うことの多いことへの焦燥感」「早期退職後の暮らしの再構築が果たして正解だったのか」などの思いにとらわれていることが多かったです。
なんだかんだ言っても、ネガティブな心境になることも少なくないです。
指針とすべきロールモデルも多くはありません。そもそも世の中の仕組みが、「60歳で定年退職して年金で安心の老後」から、「できるだけ長く働き老後も自己責任」に移行しています。そんな中で、生き方を模索するという日々でした。
◆3回目の冬を前に、少し暮らしが見えてくる
地方移住に関しては、松本を選択してよかったと思えるようになりました。
「学都」というだけあって図書館などが充実しており、信州大学医学部のある街ですから、医療体制も悪くないです。エプソンなど精密機械工業・ものつくりの企業が多く財政基盤もしっかりしている。
ガソリンと水道がやや高めなのが難点ですが、ガソリンは探せば安いスタンドがある。水は湧き水がある。食料品関係の物価は世間並。一部の直売所では観光地料金であることは否定できませんが(笑)、地元の方が利用する直売所はスーパーより安い。直売所に行かなくても、スーパーには「地元契約農家の販売コーナー」があって、見た目を気にしなければ、ものすごく曲がってしまった大きなきゅうり、育ちすぎた白菜が100円そこそこで買える。
そんなこんなで、松本市街でも「月10万円未満生活」が可能ということがわかりました。今年は何回か達成もしています。
ということは、年100万円台の暮らしが可能です。これで、老後資金に関する不安がかなり減りました。
◆冬の対策が終わる
東日本の地方都市で暮らす場合、冬の過ごし方が課題になります。
寒さ対策、雪対策ですね。自家用車所有の場合は、スタッドレスタイヤも必要です。
松本は寒いです。この寒さ対策が終わりました。断熱×窓のリフォームで、部屋の快適性が高まり、電気代も節約できそうです。
自家用車を持っていますが、スタッドレスへの履き替えはしません。冬は乗りません。ただ、松本は寒暖差が大きく、真冬でも日中の気温は高く、市街の買い物程度であれば自家用車での移動が可能です。
ワークマンで暖かい防寒着も手に入れました。
冬対策ができれば、松本暮らしは快適です。
◆お金のことなど
人生初の投資を始めました。外貨預金とNISAです。
まだ少額ですし、今後も少額だと思いますが、それでも少し利益が出ています。
今後も、毎月少しずつ積み立てます。もちろん、ローリスク・ローリターンが原則。これからは配当金中心の購入も進めたいと考えています。
あと、お仕事ですね。年間50万円くらい、つまり年金・税金・保険・自家用車維持費など分くらい稼げれば生活にゆとりができることがわかったのが1年目。
2年目にそれくらい稼ぐことができ、3年目の今年はそこから増えました。
しかし、金額よりも大きいのは。定年のないお仕事であること。能力が認められれば60歳をこえても続けることができます。60歳をこえてもできるお仕事があるというのは、本当にありがたいです。金額は年間100万前後に過ぎません。しかし、長期的にみれば、早期退職した55歳から年金受給65歳までの期間に1,000万円近くの収入が生まれるわけです。これは、早期退職前の想定にないこと。
さらに能力を高め、誠意をもってお仕事に取り組みたいと思います。
◆ここまで書いてわかったこと
①月10万円未満生活を実現し、年間200万円未満生活も可能であることがわかった。
②年間100万円程度の収入が可能になりつつある。
③四季の変化が豊かな地方都市で、寒い冬の対策ができた。
財布と部屋の「寒さ対策」ができたというオチですね。
季節と経済とに起因する問題が解決できると、早期退職×地方移住は快適になるようです。はい。